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まだ日本では知名度が低いが2021年注目の米国成長株4銘柄

言わずもがなですが、2020年はサプライズの多い年でした。

新型コロナのパンデミックによりS&P500が3分の1以上も急落した後に急回復し、結果的に年間16%のリターンをたたき出しました。これは、過去40年間の平均リターンのほぼ2倍です。

パンデミックの最中に、米国株式市場は驚異的なパフォーマンスを見せたのです。

さらに驚くべきは、時価総額3億ドルを超える株(いわゆ小型株を除いた株すべて)の約1割が、2倍以上になったことです。

このレポートでは、今年、株価が倍になるようなポテンシャルの高い成長株を4つご紹介します。

いずれも日本では知名度の低い銘柄ですが、GAFAやコカ・コーラのようにすでに有名な株は大型株となっていて2倍になる可能性は低いといえます。

そこで、短期的なリスクは高いものの長期的に大きなリターンを目指す個人投資家向けに、成長株を紹介したいと思います。

1. クレスコ・ラブズ(大麻関連株)

2021年のリターンをプラスにしたいのであれば、大麻関連企業であるクレスコ・ラブズ(OTC:CRLBF)への投資を検討してみましょう。

米国政府は大麻関連規制を緩和しており、政策の追い風があるからです。

同社の小売部門は、急速に成長しています。

現在は20の直営店舗を運営しており、その半分はイリノイ州にあります。

そして、クレスコの卸売部門も急成長しています。

2020年1月にオリジンハウスを買収したことで、カリフォルニア(世界で最も収益率の高い大麻市場)で大麻流通ライセンスを取得することができました。

これにより、同社はカリフォルニア州における575を超える薬局に大麻製品を提供できるようになりました。

こういったM&Aによる成長に加え、ブルーウェーブで期待される大麻分野での規制緩和は同社にとって追い風となるでしょう。

2.SSRマイニング(金関連株)

鉱業株が1年で2倍になることはめったにありませんが、SSRマイニング(NASDAQ:SSRM)にはその可能性がありそうです。

マクロの観点から見ると、金相場の見通しはかつてないほどよくなっています。

FRBは2023年まで歴史的な低金利政策を維持するとし、毎月1,200億ドル相当の米国債を購入し続けています。

その結果、インフレを上回るリターンを生む安全資産を見つけることは非常に困難になっています。

いわゆる金余り状態です。

そのため、インフレに強い金は2021年に2,000ドルを軽く超えるといわれています。

このことはSSRマイニングに追い風となるでしょう。

また、同社はトルコのアレイサー・ゴールドと合併しました。

アレイサー・ゴールドは、高収量、低コストのコプラー鉱山の80%の権益を所有しています。

2021年にはSSRマイニングの金の生産量は70万オンスを超える見込みで、金関連株として注目すべきでしょう。

3. クラウデラ(ソフトウェア・クラウド関連株)

PSR10倍以下のクラウド関連銘柄を見つけることは非常に難しくなっています。

というのも、コロナ禍で、クラウド関連株が概ね高騰しためです。

ただ、クラウデラ(NYSE:CLDR)は例外のようです。

その理由は単純で、同社のクラウド事業はまだ収益の主力となっていないからです。

同社は、売り切り型のソフトウエア企業とみられており、顧客に対しデータ活用サービスを提供し、データ管理・解析プログラムのソフトウエアを開発・販売しています。

サブスク型クラウド事業は足下2割近くの伸びを示しています。

長期的にはクラウド事業が、収益のけん引役として育っていく可能性があります。

また、クラウデラは5億ドルの自社株買いの最中です。

この自社株買いが完了すると、同社は発行済み株式の8分の1を保有することになります。

株主還元に積極的で、業績も好調であることを踏まえると、株価は今年急上昇する可能性があります。

4. エバークォート(DX関連株)

金融分野では、エバークォート(NASDAQ:EVER)が急成長する可能性があります。

同社の主力事業は、保険会社の営業をオンラインに切り替えるデジタルマーケティングの提供にあります。

保険会社は営業・宣伝費に年間推定1,460億ドルを費やしていますが、そのうち56億ドルがデジタル支出で、今のところほんの一部となっています。

このデジタル支出は2024年まで毎年16%増加し、エバークォートにその恩恵がもたらされると期待されます。

同社はこれまで自動車保険業界から収益の大部分を生み出してきましたが、買収などを通じて他の保険分野にも対象を広げています。

これには、健康保険、住宅保険、生命保険が含まれます。

これらの新たなセグメントは非常速いペースで成長しているため、同社は通年の売上予想を引き上げました。

同社のプラットフォームは、企業と消費者の双方にとってプラスとなります。

消費者は保険会社の大量のパンフレットを比較する必要がなく、保険会社側も営業の手間が省けます。

ウォール街は、エバークォートの成長率を2桁程度と予想していますが、保険業界ではDXが遅れており、長期的にもSSRマイニング伸びしろが大きそうそうです。