The Motley Fool

渡辺たけし

都市銀行に11年勤務し、現在は金融ライターとして活躍中。 銀行員時代は、個人営業を中心に行ない、プライベートバンカーとして富裕層担当の実績も有する。 保有資格は、証券アナリスト・FP1級・日商簿記1級・銀行関連資格(証券外務員内管など)など。 丁寧なリサーチと実務経験に基づく記事の作成を心がけ、難しい金融の話を分かりやすくお伝えできればと思っています。

2021年日本企業の決算は史上最悪?株安とハイパー円安を招く可能性を考える

新型コロナウイルスが猛威をふるっています。世界中で多くの方が感染し、残念なことに多くの方が亡くなってしまってしまいました。日本は一時に比べると小康状態になりましたが、まだまだその脅威がなくなったわけではありません。緊急事態宣言が解除され、少しずつ動き出しましたが、すぐにコロナウイルス前の世の中に戻る事は想像しづらいです。経済へのダメージは今後さらに広がっていくでしょう。 More »

全日空がかつてないピンチに。現状について解説

全日空(9202)がかつてない危機に瀕しています。 2020年3月期の決算は売上高が対前年で4.1%減の1兆9742億円、営業利益が同63.2%減の608億円、経常利益が同62.1%減の593億円、純利益は同75.0%減/831億円減の276億円でした。 この決算はリーマンショックが起きた2009年以来の厳しい内容です。 2009年の全日空の決算は、売上高はピーク時に比べて2500億円以上減り、営業損益は542億円の赤字、経常損益は史上最悪の863億円もの赤字でした。 今回の決算は2009年の内容よりはまだ良いものの、コロナウィルスの影響を受けたのは2020年2月と3月のみです。 本格的にコロナウィルスの影響が決算に現れるのは2021年3月期の決算になります。 2021年の決算は、過去最悪のものになると予想している市場関係者は非常に多いです。 全日空は今後どうなってしまうのでしょうか?今回は全日空の経営状況について詳しく説明します。 全日空など航空業界の固定費は桁違いにかかる 一口に飛行機を飛ばすといっても大変な経費がかかる事はいうまでもありません。 燃料費は飛行機が飛ばないと減らすことができる費用ですが、機体のリース費用や人件費は、飛行機が飛べなくても毎月かかってくる固定費です。 全日空は変動費と固定費の割合について公表していませんが、一説によると変動費は20%、固定費は80%というようにいわれています。 コロナウィルスの影響で国外線・国内線平均して約80%減便になっていることを考えると、この固定費は重くのしかかってくることは容易に想像することができるでしょう。 現に全日空は、CAを中心に多くの従業員を自宅待機にしています。これは当然ながら人件費を抑えるためです。また銀行から早い段階で1,000億円の融資を受けています。 銀行からの融資枠を1,500億円から3,500億円へ引き上げも行いました。このことは全日空が経営状態について強い危機感を持っている証拠でしょう。 もし何の対策も取らなかった場合、全日空のキャッシュが尽きるのは約2ヶ月後だといわれています。 融資を受けたことにより、約10カ月間キャッシュは尽きないといわれていますが、危機的な状況に変わりはありません。 新卒採用取りやめ 全日空の経営状況の厳しさは2021年度の新卒採用を取りやめたことにも表れています。 航空業界を目指していた学生にとって大きな衝撃であったでしょう。 航空業界は一般の業界と違い、たくさんの会社があるわけではありません。 JALと並ぶ大手航空会社である全日空が新卒採用を取りやめた事は断腸の思いがあったことが想像されます。 しかし新卒採用を取りやめるほど全日空の経営陣には危機感があるとみることができます。 全日空が倒産する可能性はあるのか!?... More »

ソフトバンクグループの株が乱高下、最近のソフトバンクグループの株価動向

ソフトバンクグループの株価が持ち直し始めています。一時は年初来高値の5,871円から半値以下の2,610円まで株価は下落しました。しかしその後は持ち直し、記事執筆時点(2020年5月1日)の株価は、4,608円です。最安値から約2,000円の上昇になります。ソフトバンクグループに何が起こっているのか、気になる投資家は多いのではないでしょうか?そこで、今回はソフトバンクグループについて詳しく説明します。 More »

航空大手ANAとJAL。株主優待はどちらがお得?

日本を代表する航空会社といえば、多くの方が全日空(ANA)と日本航空(JAL)を思い浮かべると思います。飛行機をお得に利用するためによく言われるのが「株主優待券」です。そこで今回は、ANAとJALが実施ている株主優待の内容を比較してどちらの株主優待がお得なのか徹底的に検証をします。 More »