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つみたてNISAとiDeCoはどちらがお得?それぞれの共通点と相違点を解説

出典:Getty Images

「結局、つみたてNISAとiDeCoはどちらがお得なの?」

「両方を調べていたら、よく分からなくなってしまった」

ある程度の知識が頭に入ると、混乱する方もいらっしゃると思います。

この記事では、つみたてNISAとiDeCoを比較しながら、共通点と相違点、併用する時の注意点についてまとめました。

つみたてNISAとiDeCoの特徴を改めて整理したい方はぜひご一読ください。

つみたてNISAとは?

定期的・継続的に積み立てる投資の制度です。長期で運用することによりメリットが得られます。

◎積み立ての頻度

金融機関にもよりますが、毎月・2ヶ月に1回・ボーナス時のみの引き落としなど様々なタイプがあります。

◎年間の投資上限額

つみたてNISAの年間の投資上限額は40万円です。

一般NISAは年間の投資額が120万円まで非課税なので、一般NISAとつみたてNISAは上限額が異なります。

つみたてNISAとは?始め方の手順と口座開設の注意点について解説

つみたてNISAのメリット4つ

まずはつみたてNISAのメリットをおさらいしていきましょう。

  • 配当金や値上がり益が非課税になる(一般NISA/つみたてNISA共通)
  • 非課税期間が長い(つみたてNISA)
  • 少額からの投資が可能(一般NISA/つみたてNISA共通)
  • ドルコスト平均法によるメリットを受けることができる(つみたてNISA)

つみたてNISAのデメリット3つ

  • 対象商品が限定されている(つみたてNISA)
  • 損益通算ができない(一般NISA/つみたてNISA共通)
  • 繰越控除ができない(一般NISA/つみたてNISA共通)

つみたてNISAのメリット・デメリットはこちらにも解説しております。

つみたてNISAのメリット・デメリットを徹底解説。一般NISAとの違いについても説明

iDeCoとは?

iDecoとは、自分で用意する年金(確定拠出年金)のことです。

特徴は下記の通りです。

  • 掛け金を自分で選ぶことができる(下限5,000円〜)
  • 60歳以降に引き出す(60歳までは原則引き出し不可能)
  • 運用によってはトータルでマイナスになる可能性もある
  • 人によって掛け金の上限が異なる
  • 商品は投資信託、定期預金などがある

iDeCoのメリット3つ

税金が安くなる

掛け金が全て「所得控除」扱いになります。

所得税、住民税が安くなる節税の側面があります。

例えば、35歳年収300万で掛け金が毎月1万円の場合、トータルで年間約45万円の節税効果があります。

長い目で見ると節税効果が高いです。

利益に対して非課税

普通の投資は利益に対して20.315%の税金がかかります。

しかし、iDeCoの場合は非課税なので税はかかりません。

例えば10万円の利益があった場合、通常の投資では20.315%引かれて76,850円の受け取りになります。

一方、iDeCoの場合は10万円をまるまる受け取ることが可能です。税の面でお得ですね。

掛け金は少額からでOK

月5,000円から始めることが可能です。

「少しだけ余裕がある」という経済状況でも老後資金を貯めることが可能です。

iDeCoのデメリット3つ

60歳まで下ろせない

最大のデメリットです。

60歳になる前に解約したくても、別の投資に変えたくなっても、引き出しは原則NGとされています。

iDeCoは、下記のような方に向いている金融商品です。

  • 60歳まで続ける覚悟
  • 60歳まで払い続けられるお金の余裕や計画

口座開設、維持に手数料がかかる

最低でも下記の料金がかかります。

  • 加入時:2,777円
  • 運用中:167円/月

加えて金融機関によっては手数料が取られます。

例えば25歳から60歳までiDeCoを利用し続けた場合、35年間の手数料の合計は2,777円×(167×12×35)=72,917円となります。

手数料だけで7万円以上と聞くと、なかなか大きな金額ですよね。

iDeCoを契約する前に、手数料は合計いくらかかるのか?

金融機関でも別に手数料がとられるのか?

60歳までにかかる金額をきちんと把握しましょう。

自分で運用しなければいけない

年金なので投資らしさを感じない人も多いかもしれませんが、かけ金も自分で決めなければいけません。

投資について全くわからない人が「年金ならまぁ大損はしないでしょ」という感覚で始めるべきではありません。

しかしiDeCoの場合、個別の金融商品を購入するよりポートフォリオの構築は簡単なので、比較的はやく慣れることができるでしょう。

しっかりと仕組みを理解し、計画を立ててから始めれば安心です。

デメリットをまとめると、60歳まで下ろせない、口座開設や維持にお金がかかる、自分で運用する必要があることです。

特に60歳まで下ろせない=長期戦なので、仕組みに対して理解を深めてから始める必要があります。

つみたてNISAとiDeCoの共通点と違い 

NISAとiDeCoはひとくくりにされることも多いですが、どのような共通点と相違点があるのでしょうか。

共通点

  • 普通の投資に比べて節税効果が高い
  • 数百円〜数千円と少額から始められる
  • 投資なので増えることも減ることもある

投資の中では初心者向けで、小さく始められるのが特徴です。

相違点

  • お金をおろすタイミング(NISAはいつでもOK、iDeCoは60歳以降)
  • 非課税の対象
  • かけられる期間(NISAは2037年まで、iDeCoは60歳まで)
  • 非課税金額の違い(NISAはタイプによって40〜120万円/年、iDeCoは81万6,000円/年)
  • 手数料(NISAは無し、iDeCoはあり)

全体としてiDeCoの方が自由度は低くなるので、投資額を少額にとどめるまたは余剰資金でやりくりする必要があります。

つみたてNISAとiDeCoを併用するときの注意点

一般NISAとつみたてNISAの併用は不可能ですが、NISAとiDeCoの併用は可能です。

つみたてNISAは運用利益が非課税で、iDeCoは運用利益が非課税+所得税や住民税でもお得になります。

iDeCoの場合、もともと所得の無い専業主婦などは所得関係の優遇は受けられません。

とにかく所得が多くて節税したい人はiDeCo、任意のタイミングで引き出す必要性がある人はNISAがおすすめです。

資産形成の目的によって使い分けよう 

NISAとiDeCoの大きな違いは「途中で引き出し可能かどうか」です。

NISAはいつでも現金化することができますが、iDeCoは60歳まで引き出すことができません。

老後資金と割り切って資産形成する場合はiDeCoの比重を大きくしても良いですが、特に若い方は教育や住宅などにお金を使う可能性が高いですよね。

老後資金以外にも使う可能性がある方は、iDeCoの比重を大きくしないように心がけましょう。

まとめ 

それぞれに特徴がありますが、基本的には両者を組み合わせながら運用することがおすすめです。

両者のデメリットを補うように掛け金を定めたり、貯蓄を組み合わせたりしながら安定的な資産運用を目指しましょう。