MENU

【米国個別株動向】2018年にフィリップ・モリス・インターナショナルが37%下落した理由と今後の展望

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年1月9日投稿記事より

フィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカー:PM、以下「フィリップ・モリス」)の株式は、アイコス製品の売り上げが伸び悩んでいること、また年末にアナリストが格下げしたことから急落しました。

一方、ライバルのアルトリアは、電子タバコで快進撃を続けるJUULに、大規模な投資を行いました。

S&P Global Market Intelligenceのデータによると、2018年のフィリップ・モリスの株価は37%下落しました。

これらの損失は、4月と12月の2つの市場の急落が原因です。

フィリップ・モリス株下落の原因

フィリップ・モリスの株価の下落は、4月19日に始まりました。

その時、第1四半期決算が発表されたのですが、株価は16%急落しました。

全体的な数字は堅調でしたが、アイコスがその主要市場である日本で、突然減速したことが嫌気されました。

そして、投資家は、同社が伝統的なタバコから電子タバコに移行するペースについて深刻な懸念を抱きました。

この懸念は、アルトリアやブリティッシュ・アメリカン・タバコなどの同業者にも影響を与えました。

フィリップ・モリスは、その後レンジ相場で取引されました。

同社は、最初の3四半期を通じて1株当たり利益を13%増やし、堅調な業績を上げてきました。

しかし、クレディ・スイスが同社の見通しを「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしたため、12月18日の8%下落から始まって、12月に再び株価が急落しました。

アナリストのアラン・アーカインは、市場が電子タバコに移行しているにも関わらず、フィリップ・モリスは事前の予想よりも移行ペースが遅れていると語りました。

そして、同社の株価が過大評価されるとして、株価目標を92ドルから74ドルに引き下げました。

その後、アルトリアが電子タバコのJUULの35%の株式を128億ドルで取得したとき、フィリップ・モリスの株価は再び下落しました。

フィリップ・モリスは今後どうすべきか

タバコの消費量が減少しているので、フィリップ・モリスの将来には疑問符がつきます。

そのような中、同社は10月に次世代アイコスをリリースしました。

これは、消費者からのフィードバックもとに、以前のアイコスを改良したものです。

同社の経営陣は、改良後のアイコス 3とアイコス・マルチについて楽観的です。

その動きが示しているように、同社は電子タバコへの移行をリードするために、アイコスブランドに賭け続けています。

現時点(1月9日)では、株式が下落したため、投資家は6.8%の配当利回りを享受できています。

しかし、新しいアイコスが失敗に終わった場合、同社の株価は引き続き下落するリスクがあります。