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【米国個別株動向】高配当で注目されるキャタピラーは2019年も増配することができるのか?

モトリーフール米国本社、2019年1月7日投稿記事より

2018年は、重機メーカーのキャタピラー(ティッカー:CAT)にとって厳しい年となりました。

同社は、国内市場の厳しい経済状況だけでなく、海外経済の低迷と米国と中国との貿易戦争の悪影響に苦しみました。

その結果、同社株価は約20%下落しました。

しかし、配当投資家は、まだキャタピラーに好んで投資を行っています。

堅実な配当利回りと2018年まで25年連続で達成してきた一連の配当成長により、多くの投資家は長期的に増加する配当を得られる素晴らしい株式として同社を見ています。

さて、経済的に厳しい状況の中、2019年の増配率は減速するでしょうか。

以下、キャタピラーについて詳しく見ていきたいと思います。

【キャタピラーの配当の状況】

一株あたり四半期配当 0.86米ドル
配当利回り 2.7%
配当成長継続年数 25年
配当性向 55%

これまでのキャタピラーの配当について

キャタピラーの配当利回りは好調に推移し、一昨年の約2.3%から約2.7%に上昇しました。

これは、同社株価の下落と、2018年半ばに行われた年間配当による押し上げによるものです。

多くの株主にとって、同社の年間を通じた苦境は気の滅入るものでした。

米国における長い経済拡大が終わり、多くの投資家は株式投資を止めるかどうかの判断軸として、キャタピラーの業績に注目してきました。

配当投資家にとって朗報は、同社が過去1年間で、典型的な水準の配当成長に戻ったことです。

2010年半ばの最後の景気後退に耐えた後、同社は、年間の増配を維持しながら、配当の上昇幅をコントロールしてきました。

しかし、2018年に、10%以上の配当引き上げを行ったため、現在の1株当たり0.86ドルの四半期配当を達成することとなりました。

キャタピラーの増配に関する素晴らしい点は、それが利益水準を勘案しながらコンサバに計算されていることです。

同社の利益は、この1年で劇的に上昇しています。

これにより、株式の配当性向はわずか55%になります。

これは同社にとっては健全なレベルです。

キャタピラーは、2019年に増配が期待できるか

キャタピラーは、将来的にも健全な財務状態を保つために、最善を尽くしています。

一方、一部の世界市場では、経済見通しに下落圧力がかかっています。

しかし、インフラなどの主要分野での重機の必要性は、キャタピラーの売上を高水準で維持することになるものと思われます。

例えば、エネルギー部門では、石油価格が最近下落しているにもかかわらず、パイプラインおよび輸送資産建設が必要な状況です。

そして、住宅のように活動が後退する可能性が高い分野では、同社のエクスポージャーは限定的です。

最も重要なのは、キャタピラーが25年間の増配という最高水準に達したことで、米国株でいわゆる「配当貴族銘柄」の一員になる可能性が高いということです。

同社が最も避けたいことは、せっかく加入のチャンスを得た「配当貴族」にとどまるチャンスを台無しにすることです。

したがって、今年はもっと配当を支払う可能性があるものと思われます。

2019年の経済減速懸念は大げさであり、キャタピラーは今年も2桁成長を見込み、一株当たり0.95ドル以上の配当を目標にしていると思われます。

それは、しっかりした長期的な見通しをもつ株式を探している配当投資家にとっては、よいニュースになるでしょう。

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