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マーク・フィッシャーから学ぶ、あなたが儲けるための心構え

投資は儲けるための手法を学ぶことも必要かもしれませんが、資産が増えていく様をいざ体感すると高揚してきて、そわそわしてきたりします。

これは脳内にドーパミンという快楽ホルモンの一種で満たされているためです。

少量の場合は集中力やモチベーションを高める作用がありますが、大量に分泌されると脳内でまさに「行って来い」の状態が続くようになります。

行動や気概が大きくなり、注意散漫が続くばかりか、依存症にもなりかねません。

そうなってしまえば、資産ポートフォリオ管理には致命的な心理状態となります。

儲けるための文献は今日、非常に多いのですが、その心構えを指南した文献はあまりないように感じます。

今回は「成功の掟」「資本主義リアリズム」で著名なマーク・フィッシャーの物語から儲けるための心構えを紹介したいと思います。

成功者は皆仕事の虫だった

マクドナルドをフランチャイズ展開に成功したレイ・クロック、伝説の経営者と呼ばれたゼネラル・エレクトリックの元CEOジャックヴェルチ、APPLEの現CEO ティム・クック等名高い成功者は皆、仕事の虫でした。

それでは、同じように仕事の虫になることで仕事において成功を収めることができるでしょうか。

人の2倍の努力が2倍の報酬をもたらしてくれるでしょうか。

これはもはや自明の理です。

まずは、人生を愛し、他人への慈しみを大事にし、金儲けが仕事への情熱と密接に関わることを知りましょう。

そして、自分の仕事が好きだと言い切れるようになりましょう。

さもなければ、仕事で儲からないという苦痛と仕事をするという苦痛を味わうことになってしまいます。

目標金額を紙に書いてみる

フィッシャーの物語に登場するミリオネア翁は、主人公の貧乏でお金を稼ぎたいと思っている青年に紙とペンを渡し、稼ぎたい金額とその期限を書くように言います。

「私は〇年△月□日までに————-円稼ぐ」

このような形式で構いません。

一度、紙に書いてみましょう。

あなたはどのように書きましたか。

物語では青年は3万ドルと書いて、「たった3万ドル(300万円相当)かね!」というように翁に嘲笑されます。

では、もう一度、聞きましょう。

あなたはどのように書きましたか。

物語では結局、青年は100万ドル(1億円相当)と書きました。

筆者も当時の資産と比べて、相当、身の丈を超えた金額を実際に紙に(正確にはデスクトップ上の付箋)に書いてみましたが、手が震えたのを記憶しています。

その金額とそれを手にしたセルフイメージを掴めていないために動揺してしまったのです。

このような状況がもし、明日から連日ストップ高の恩恵を受けて資産があっという間に2バガー、4バガー、10バガーとしていった場合、自分のポートフォリオを管理できる器にないと実感しました。

ミリオネア翁は「たいていの人間は控えめ過ぎると覚えておきなさい。それは限界を打ち破る勇気がないから」と言います。

投資家の誰でも今と数%の上昇あるいは下落なら納得がいくものです。

しかし、数百%の高騰や数十%の暴落には誰もが我を失いがちになってしまうものです。

自分がどこへ向かおうとしているのか分からないと仕事も投資もどこへもたどり着けません。

成功者は、言葉の力を利用している

次に先程書いた紙の内容を声に出します。

「私は〇年△月□日までに————-円稼ぐ」としっかり復唱します。

声に出すことによってセルフイメージを固めます。

今、手元に数十万の資金しかないけども、やがて数百、数千万になっていくとしたら高揚感も自惚れもなく淡々と今をこなすしかないのではないでしょうか。

人はいざ大金を掴んだとき失敗をしがちです。

また、想像ができないことはうまく立ち回れないと思ったほうがよいでしょう。

ポジションサイズや相場観、心理的把握などが重要な場面では常にセルフイメージを掴んでおくとモチベーションの喪失や失望に強くなります。

重要なのは目標を明確にすること、セルフイメージを掴むこと

上記の通りに試してみて、いかがだったでしょうか。

何か怪しげなセミナーのように思われたでしょうか。

これは理論家・批評家であるマーク・フィッシャー氏の物語形式での自己啓発論です。

マーク・フィッシャーの代表作である「成功の掟」は自己啓発書のルーツとも言われています。

「いついつまでに、いくら稼ぎたいか」という根本的な問いはすでにビジネスの始まりを意味しています。

何となく稼ぐという投資スタンスと、いつまでに何%総資産を増加させると明確な意思を持って投資をする人では、リスクの取り方や相場へのファイティングポーズの取り方も違ってきます。

誰かのトレードを見ては真似をしてみるという投資の入り方も良いかもしれませんが、自分で考え、自分で相場の不安や恐怖と立ち向かうということをしなければいつまでも自分を成長させることはできません。

そして、その根本にあるのはモチベーションと自分とは何かというセルフイメージになります。

相場で成功するには投資の計画のみならず、人生の計画も一緒にすることが必要なようです。

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