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【米国株動向】新型コロナワクチンは9月に間に合わない可能性

モトリーフール米国本社、2020524日投稿記事より

製薬会社アストラゼネカ(NYSE:AZN)がオックスフォード大学からライセンスを受けて開発していた新型コロナウイルスワクチンの臨床試験結果は、当初の期待通りに今年9月には発表されないかもしれません。

テレグラフ誌のインタビューにおいて、オックスフォード大学ジェンナー研究所のアドリアン・ヒル教授は、新型コロナウイルスの封じ込め策が成功しているため、9月までに有意義な臨床試験結果が出る可能性は低下していると述べました。

ワクチン開発の障壁

ヒル教授は4月、現在実施している有効性試験で安全かつ有効という結果が出れば、ワクチン候補「ChAdOx1 nCoV-19」を100万回分用意できる可能性があると述べていました。

同氏は、封じ込め策が成功したため、英国の新規感染者数が少な過ぎて9月までに有意義な結論を引き出すことはできないと考えています。

臨床試験に登録予定の約1万人のうち、新型コロナウイルスに感染する人数は50人を下回ると同氏は予想しています。

アストラゼネカは、臨床試験の規模を拡大することでこの問題を容易に解決できます。

しかし、その場合も、ワクチンを投与された治験者がプラセボ(偽薬)を投与された治験者に比べて新型コロナへの感染が少ないか、確認できるまで待つ必要があります。

新型コロナウイルスの患者は、たとえ健康でたくましい人物であっても入院を余儀なくされたり、さらに悪い結果に陥ったりすることが珍しくありません。

ワクチン開発を加速するために、臨床試験の参加者を積極的に新型ウイルスに感染させることは非倫理的であり、非常に多くの法律に違反します。

アストラゼネカは最近、ChAdOx1 nCoV-19が有効だった場合に、最大3億回分を米国に提供することに合意しました。

同社は、3万人の被験者が登録予定の臨床試験などを通じてワクチン候補を開発するための支援金として、最大で12億ドルを受け取る可能性があります。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Parkev Tatevosianは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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