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【米国株動向】ウォーレン・バフェットが今の株式市場を恐れている3つの理由

モトリーフール米国本社、2020523日投稿記事より

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、投資家はバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)がどのような行動を取るのか注目していました。

バフェットは今まで「株価が高すぎる」と嘆いていたため、余った現金でどのような投資を行うのか誰もが興味津々だったのです。

しかし、5月上旬にバークシャーの株主総会が開かれ、第1四半期の動きが明らかになりました。

バフェットは主要航空会社の株式を全て売却し、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースの株式の一部を売却しましたが、特に大きな購入をしていないことがわかりました。

「他人が貪欲な時には慎重になり、他人が恐れている時は貪欲になれ」という名言があるバフェットが市場を恐れているようです。

彼の最近のコメントに基づき、なぜ彼が株を購入しないのかについてご説明したいと思います。

不確実性が高い

バフェットは長期的な相場には楽観的ですが、短期的には非常に慎重な行動をとります。

5月上旬のバークシャーの株主総会で、バフェットは以下のように述べています。

「私が新型コロナウイルスのニュースを聞いたとき、健康面と経済面の両方で途方もなく大きな影響を受けるだろうと感じました。もちろん、起こりうることを全て予測できる人などいませんが、健康面と経済面で今後何が起こるか全くわからなかったのです」

バフェットは、起こりうる最悪のケースと最高のケースが把握できなかったことを認めました。

そうなると、キャッシュフローや売上高への影響を把握することができないため、バフェットのようなバリュー投資家が適切な銘柄を購入することが難しくなります。

バフェットは航空会社株を気に入っていましたが、今は状況が根本的に変わったと考えています。

株価はまだ高い

ここ数年、市場が過大評価されていることに不満を抱いていたバフェットですから、今の株価が高値圏にあると考えているのは当然のことでしょう。

間近の決算発表を受けて株価が大幅に悪化する可能性があり、将来を予想することも難しくなっています。

バフェットは過去の金融危機において、優先株やワラントを得ることと引き換えに、支援者としての役割を果たしてきました。

しかし、今回の危機においてはFRBの支援が十分にあったため、魅力的な企業が支援を求めなかったと話しています。

待つことが吉な時もある

バフェットは「株式市場のタイミングを計ることができる人は誰もいない」と述べていますが、過去の危機では誰よりも早く行動してきました。

バフェットは今後、今よりもよい投資機会が現れると考えているのかもしれません。

たしかに一部の企業にとって、今後数か月後はかなり厳しい状況となりそうです。

慎重で楽観的

バフェットは米国経済について楽観的な見方を維持しています。

バフェットは「米国はこのような問題に直面したことはありませんが、もっと厳しい問題を乗り越えてきました。

米国人はタフであり、今回の危機も乗り越えられるでしょう」と話しています。

長期的に見ると、多少の落ち込みがありつつも米国経済は常に成長を続けてきました。

10年後に見返すと、新型コロナウイルスは単なる一時的な落ち込みになっている可能性があります。

しかし、バフェットは慎重な行動をとっており、短期的には不確実性が高いことは間違いありません。

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米国株式市場で株価が急上昇していますが、株式市場と米国経済の現状が一致しない理由をレポートとしてまとめています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jeremy Bowmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年6月の205ドルのショート・コール)。

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