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Chegg(チェグ)はEdTech関連で注目。米国のオンライン教育プラットフォーム銘柄

世界中の多くの大学生がコロナウイルス感染拡大の影響を受け在宅を強いられています。

米国の大学生も事情は変わりません。

大学側もオンライン講義で対応してはいますが、不慣れなオンライン講義には不満も多く、分かりづらいと感じている学生も少なくないようです。

そんな状況で注目されているのがEd Tech(エドテック)関連銘柄です。

日本語に直すと教育テクノロジー企業です。FinTech(フィンテック)の教育版と考えればわかりやすいかもしれません。

在宅を強いられる多くの人が教育機会やサポートを求めて、オンライン教育産業は現在追い風が吹いています。

日本でもオンライン家庭教師や英会話、プログラミングスクールが流行っていますが、米国でも事情は変わりません。

本記事ではEdTech関連の注目企業、Chegg(チェグ)(NYSE:CHGG)を紹介します。

Cheggはオンラインエデュケーションのサービスを提供する企業

Cheggはオンラインで教育サービスを提供しています。ビジネスモデルはサブスクリプションです。

サービスに応じて利用料を学生が支払うため、SaaS銘柄の側面もあります。

オンラインの画像・動画加工ソフトウェアでお馴染みのAdobeや動画配信サービスのNetflixと同様、サブスクリプション型のビジネスなので経営は安定しています。

日本でもリクルートがスタディサプリというオンライン教育サービスをリリースし、人気が出ています。

スタディサプリの米国版(大学生向け)と考えれば分かりやすいのではないでしょうか。

Cheggの大学生向けサービス

Cheggのメインターゲットは大学生です。

発足当初、大学生への教科書レンタルサービスからスタートしました。

アメリカの学生には経済的に余裕がない人が少なくありません。

親元から自立して学生ローンを組みながら学業に励んでいる学生が多く、教科書を揃えるのも大変です。

そこでCheggは教科書を安価にレンタルできるサービス、電子教科書のサービスを始めました。

そこから教育事業を拡大していき、EdTech企業に本格的に移行していったという背景があります。

現在はオンラインチューターのマッチングサービス、レポートや論文などの添削サービス、さらにはオンラインビデオ講義などの事業も展開しています。

在宅で身近に疑問を聞ける人がおらず、なかなか勉強が進まない、分からないところがある、そんな学生をサポートしています。

大学の勉強をするために何故、オンライン学習サービスが必要なのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

アメリカの大学は卒業が大変だと言われています。

例えば古い映画ですが『ペーパー・チェイス』という作品があります。連日ハードな勉強に追われる学生の様子が垣間見ることができる映画なので興味がある方は観てみると面白いかもしれません。

チューターのサポートがないと大学卒業が難しい理由も頷けると思います。

チェグを利用することで課題が捗った、良い成績を残せたという学生の割合は共に90%を超えており、学生からの満足度も高い結果が出ています。

Cheggの決算はOK。成長性も高い

Cheggの5月の決算は好調だったため、株価も急騰しました。サブスクライブ数は390万人。

前年比では35%増。売り上げも前年比で35%増。

前年比で20~25%増を越えると成長株投資家の間では及第点と言われることが多いのですが、余裕をもって上回っており、高い成長性が感じられます。

そして、まだまだ市場で拡大できる余地があるという発表もしています。

(Chegg決算書)

決算書の資料から抜粋した売上高の推移を見ても、成長株投資家にはかなり理想的な形になっています。

(Chegg決算書)

上図のようにサブスクライブ数も年々上昇しており、申し分ありません。

チェグを利用していない潜在顧客の学生もまだまだいるため、当面成長が見こめます。

テクニカル的にも良決算の日に出来高を伴った強い上昇。

トレンドフォロー、順張りが得意な投資家に好まれる展開になっています。

在宅を強いられる米国の大学生は未だ多い

23キャンパスを有するカリフォルニア州立大学が秋の対面指導を全面キャンセルするというニュースが出ました。

ロサンゼルスでも3ヶ月の在宅要請機関が延長されました。

つまり米国では、まだまだ対面指導再開の見通しが立たずオンライン学習が継続されるとのことです。

大学のオンライン講義だけではますます勉強が分からなくなる、不満足に感じる学生が増えていきます。

これは教育サポートサービスのCheggにとって追い風です。

コロナウイルス感染拡大で多くの学生が在宅での学習に限界や不満を感じているからこそ、Cheggのサービスの利用に踏み切る学生が増えていきそうです。

中国系のEdTech関連は不正会計が続いている

EdTech関連ではChegg以外にも教育熱の高い中国のオンライン銘柄も注目されていました。

しかし中国EdTechのTALやGSXは米国市場でADRとして売買できますが、最近は不正会計のネガティブな材料が多い状況です。

個別株でオンライン教育の成長ストーリーに投資をするならCheggの方が投資対象として、より良い選択肢となるのではないでしょうか。

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免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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