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UBS銀行も注意喚起。多発するコロナ禍の投資詐欺被害

コロナ禍の混乱で不安を感じている人やお金に困っている人が増えています。

その中で残念ながら世界的に混乱に乗じた詐欺が増えています。

ドイツでは給付金のオンライン申請が行政によってスピーディーに行われました。

しかし、詐欺グループは偽の給付金申請サイトを次々に立ちあげ個人情報を抜きとり、抜き取った人のIDなどを使って給付金を受け取るという詐欺被害がおきました。

不安な時ほど藁にもすがる思いで投資話に乗ってしまいがちです。混乱期に乗じて荒稼ぎを目論む人が残念ながら世の中にはたくさんいます。

多発するコロナ詐欺。名門のUBS銀行を騙る詐欺まで

スイスの名門、UBS銀行の名を騙り、関係者のふりをした違法な投資勧誘が被害のお問い合わせがきています。

UBS銀行は権威性もありますが、一方でプライベートバンクの秘匿性のイメージも日本国内では根強く、結果詐欺グループに名前を騙られてしまい、公式Webサイトで注意喚起のお知らせページを用意するに至っています。

参考:UBS銀行

SNSや電話でも怪しい勧誘が増えている

SNSや電話で怪しい勧誘が増えています。

例えばマスクやPCR検査薬、ワクチンなどに投資をしないかという内容です。

またLINEのグループチャットに招き入れてクローズドなやりとりの中で、詐欺師に都合の良い情報を流し続けて「教育」するという手法もよく見られます。

仮想通貨によるICO詐欺やマイニング詐欺が流行った頃もSNSや電話、LINEのグループチャットを使った詐欺被害が多発しました。

USBメモリーを使った詐欺も急増

「USBメモリー」を使った詐欺も急増しています。

USBメモリーはみなさんご存知の通り、パソコンやスマートフォンにあるデータを持ち運べる記憶媒体。

USBメモリーの中に投資に関する重要な情報が入っており、それを約50万円で販売するという手口です。

現在、コロナの影響により学費や生活費の支払いが難しくなっており、大学生の2割以上が退学を検討しているという調査結果もあがっています。

多くの学生は奨学金の返済に追われ、アルバイトをしながら学業に励んでいる人も少なくありません。

そこにコロナの影響で多くの学生が経済的に窮地に立たされています。

不安を抱えた社会経験の浅い大学生が投資詐欺のターゲットにされていることになります。

在宅ビジネス詐欺も急増中

雇い止めや将来の不安から在宅でも稼げるビジネスができるようになろうと考える人も増えています。

そこで流行っているのが「在宅ビジネス詐欺」です。

簡単に儲かる副業があると紹介し、副業をはじめるための情報商材を売る流れです。

よく情報商材は「将来への投資のために教材を買おう」と謳い販売されています。

在宅ビジネス詐欺は線引きが難しい部分もあり、必ずしも中身が詐欺ばかりではありません。

しかし、内容に誇張が目立つものや不当に高額な商材もたくさんあります。

投資詐欺の特徴

投資詐欺の手口は多様化しており、手を変え品を変え、アプローチしてきます。

しかし投資詐欺には昔から共通する特徴があります。

権威のある名前を使う

詐欺師がよく使う手口が権威性の利用です。

これは詐欺に限った話だけではなくマーケティングや営業の世界でも使われます。

例えばスイスの名門UBS銀行は典型的な「権威性」の高い金融機関です。

学生の間で増えているUSBメモリーの詐欺ならば憧れの先輩の名前なども権威のある存在で、引きあいにだされます。

多くの人は権威性に弱く、投資詐欺を仕かける側も「権威性」の重要性をよく認識しています。

だからこそ、権威性のある名前を引きあいに出して投資話をもちかけてきます。

権威性のある名前が引きあいに出されたら、念のために「裏をとる」ことをおすすめします。

例えばUBS銀行の名前が唐突に出てきたら、公式のWebサイトや電話などで確認してみましょう。

ほんの少しのひと手間が投資詐欺から大切なお金を守るために有効です。

不安につけこむ

不安につけこむのも詐欺師が得意とするところです。

今はコロナ渦で将来の見通しが立たず不安を漠然と感じている人や、明日の生活の資金の目処が立たない人もたくさんいます。

そこで不安につけこんで投資詐欺の話をもちかけてきます

。精神的に弱っていたり、参っていたりする時は判断能力が鈍くなりがちです。

不安な時こそ投資詐欺に狙われてしまいます。

もしも投資詐欺なのでは?と思ったら相談する

投資詐欺なのでは?と思ったら速やかに相談窓口に電話することをおすすめします。

例えば、以下のような窓口が上げられるでしょう。

  • 日本証券業協会…「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止コールセンター(0120-344-999)
  • 金融庁…金融サービス利用者相談室(0570-016811)
  • 消費生活センター…消費者ホットライン(188)
  • 警察相談専用センター…#9110

実際にお金を動かす前に、何かがおかしいと感じたら話をもちかけてきた人と利害関係のない第三者や、家族・親族、公的な相談窓口に情報を共有してからでも遅くありません。

本当に真っ当な投資ならば、相談されたとしても何も問題ないはずです。

そもそも決断を急かすような投資は、往々にして何か問題があるのではないかと疑う位がちょうど良いのではないでしょうか。

不安な時や困っている時に都合の良い儲け話は降ってきません。むしろ質の悪い投資詐欺の話に巻きこまれてしまいがちです。

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