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NYダウの週報(5月25日週)と来週の見通し

今週のNYダウ

世界的な経済活動再開を受け、今週のNYダウはしっかりとした展開でした。

2月の高値29,568.57ドルから、3月の安値18,213.65ドルの68.2%戻し(25,230.99ドル)を達成。節目の25,000ドルも大きく上回りました。

世界各国の政府が緊急事態宣言の解除に動き、追加の経済対策を検討していることが好感されています。

米国でもニューヨーク市のデブラシオ市長が、6月前半から段階的に経済再生に入る可能性を示唆。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も、新型コロナウイルス感染の第2波を避けられる可能性を示唆しています。

ワクチン開発についても、先週のモデルナ社に続き、ノババックス社が新型コロナウイルスのワクチン候補である「NVX-CoV2373」の臨床試験を開始したと報じられたことが好感されました。

新型コロナウイルスのワクチンや新薬の開発については、10の臨床試験段階と114の臨床試験前のものがあり、世界中で開発競争が進んでいることも期待感を高めているのです。

NYダウ来週の見通し

経済再開とワクチン開発への期待から、底堅い展開が続くでしょう。

ただ、中国の全国人民代表大会での香港国家安全法の成立を受け、米中対立激化への警戒が高まっているので、上値が重い展開になる可能性があります。

トランプ大統領は、29日に中国に対抗するため、香港に対する優遇措置を撤廃するよう政権に支持しましたが、株価への影響は限定的でした。

ただ、中国に対する新たな関税や制裁、第一段階の米中通商合意撤回などの話がでてくると、ふたたび米中対立激化懸念が高まるので注意が必要です。

来週注目の経済指標である雇用統計(6月5日)は、失業率が19.5%と前回の14.7%から上昇する予想。

しかし非農業部門雇用者数は-800万人と、4月の-2,050万人からの改善が見込まれています。

来週のNYダウは、下値では経済再生期待の買いが入り、25,000ドル台をキープする可能性が高いと見ています。

しかし米中対立激化懸念から、上値を積極的に買う動きも限られるでしょう。

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