The Motley Fool

時代が追い風に。Zoomを取り扱うNECネッツエスアイ【日本株リモート関連】

ビデオ会議関連銘柄はZoomやGoogle、Facebook、Ciscoのような米国株だけではありません。

リモートワークや新しい働き方の広まりで恩恵を受けている日本企業がNECネッツエスアイ(1973)です。

その名の通りNECグループの会社です。しかし一般的には何をしているのかわかりづらい会社なのではないでしょうか。

NECネッツエスアイはB2B型のビジネスで顧客は企業や通信事業者、官公庁などで、一般消費者には馴染みの薄いビジネスモデルです。

しかしNECネッツエスアイのビジネスモデルに現在追い風が吹いており、日本株のリモートワーク関連銘柄として注目されています。

日本株でリモートワーク関連、新しい働き方をテーマにしたストーリーに乗るなら、NECネッツエスアイは選択肢のひとつとして検討するべき個別銘柄のひとつです。

NECネッツエスアイとは?

NECネッツエスアイは、NECの通信インフラの施工部門が独立してできた会社です。

創業の歴史は古く1953年にまで遡ります。

テレビ局の通信システムの構築やメキシコオリンピックの衛星通信工事など、通信システムのインフラを長年手がけてきました。

近年はテレワークのシステム構築の推進を中心に事業展開しています。

ハードウェア・ソフトウェア・通信回線・クラウドなど、様々な通信インフラのシステム構築に必要なソリューションを横断的に提供できるところに強みがあります。

NECネッツエスアイは日本発のZoomの代理店

NECネッツエスアイはアメリカのZoomを日本にいち早く紹介した会社として知られています。

日本国内のZoom販売代理店第一号の企業でもあります。

Zoomはわざわざ代理店を通さなくても公式サイトでIDやパスをつくれば簡単に導入できるのでは?と思う方もいるかもしれません。

確かに小規模なスモールビジネスや中小企業、事業所ならばZoomの公式サイトからIDやパスをとって適当な有料プランに加入すれば問題ないケースもあります。

しかし本格的で大規模なビジネスレベルでの導入となると、Zoomを利用するネット回線が貧弱では使い物にならなかったり、パソコンが古過ぎてビデオ配信の動画がカクついたりと様々な問題が発生してしまいます。

米国に本社があるZoomでは手厚いサポートも期待できません。

私は地元のとある中小企業に招かれ、リモートワークのシステム導入の簡単な講習をしたことがあります。

その時は日本の隣県の事業所同士の幹部でビデオ会議ができる体制を整え、営業マン10人程度でリモートの打ち合わせができれば良いという小規模な依頼でした。

しかし、それでも実際にZoom公式だけでシステムを導入しようとすると、事務所のWiFiが弱いからホスト役のPCは有線で繋げて、など工夫をしながら何とか実用レベルにするまで四苦八苦しました。

NECネッツエスアイなら回線、モニター、インカメ、スピーカーまでトータルでリモートワークに必要な環境構築が可能です。

大規模な事業者になればなるほど、Zoomを活用する環境までも整えなければいけないのです。

また、業務内容や進捗状況を管理するソフトウェアの導入もNECネッツエスアイはあわせて提案ができます。

NECネッツエスアイ自身が新しい働き方を体現している企業

NECネッツエスアイは新しい働き方を率先している企業でもあります。

例えば一極、集中のオフィスを分散させサテライトオフィスを複数用意し、社員の通勤を30分以内にするなどの取り組みが行われています。

またZoomやSlackを活用し、分散型オフィスを実現しています。

在宅勤務トライアルやワークライフバランスの推進も評価され、「第18回テレワーク推進賞 優秀賞」も受賞しています。

リモートワークの環境構築の需要が追い風

コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートワークを否応なしに推進しなければならない状況になりました。

リモートワークができる環境を社員に提供するのが当たり前の時代になりました。

また現在、リモートワークのシステムを導入するにあたり補助金なども受けられます。

「国策には逆らうな」という相場の格言があります。今回のケースではリモートワークの推進はまさに国策です。

国策に後押しされているリモートワーク関連の事業は時流に乗っています。NECネッツエスアイのビジネスモデルにまさに追い風が吹いている状況です。

またNECネッツエスアイの事業はリモートワーク関連だけではなく、空港・ホテル・鉄道・公共施設・携帯通信網・海洋ケーブルなどの環境構築も含まれており、5Gのインフラ整備にも関わっています。

リモートワークや新しい働き方以外に5G関連銘柄の側面もあります。

直近の決算も良好。株価も綺麗な上昇トレンドを描いている

参考:2020年3月期の決算短信

前年同期比の数値を決算短信から見てみると、売上は約10%に近い上昇。

営業利益と経常利益は共に20%を超えています。

日本株の成長率としては、まずまずの良い決算です。

通年の売上高、営業利益、経常利益についても、それぞれ順調に上がり続けています。

株価も綺麗な右肩上がりです。底の浅いベースから綺麗なブレイクアウトから上昇しているチャートで順張りの得意な投資家にとって、かなり良い形なのではないでしょうか。

上昇局面の出来高も上昇しているところも見逃せません。

出来高を伴った力強い上昇はテクニカル的に見てポジティブです。

決算・テクニカルの2つの視点から見ても、十分買いを検討できる銘柄と言っても良いのではないでしょうか。

フリーレポート配信

米国株式市場で株価が急上昇していますが、株式市場と米国経済の現状が一致しない理由をレポートとしてまとめています。

不況入りする中で米国株式市場が好調な3つの理由」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

最新記事