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高い利回りを誇るハイイールド債とは?メリットとデメリットを解説

高利回りで根強い人気の高いハイイールド債。

とはいえ

  • ハイイールド債ってどういった商品なの?
  • どのように購入すればいいの?
  • そもそもなぜ利回りが高いの?

という疑問をお持ちの債券の購入検討者も多いかと思います。

そこでこの記事ではそんな債券投資を検討している投資家の皆様のお悩みにお答えします。

具体的には、

  • ハイイールド債とは?
  • なぜハイイールド債が注目されているのか
  • ハイイールド債のメリット
  • ハイイールド債のリスク
  • ハイイールド債の購入方法
  • まとめ

の順番に重要なポイントのみをご紹介いたします。

ハイイールド債とは

ハイイールド債とは別名「ジャンク債」とも呼ばれ、債券の中でも高い利回りを誇る債券です。

また、利回りが高い分、比較的リスクの高い発行体(国、企業)が発行しており、債券と聞いてイメージされる安全資産とは多少異なった商品です。

具体的には信用の格付を行う会社が評価する格付でBB以下の評価をされている発行体の債券となります。

信用の格付が低い発行体の債券は金利を高く設定しなければ資金を集めることが困難なため格付の高い発行体に比べ金利を高く設定しています。

なぜハイイールド債が注目されているのか

ハイイールド債が人気の背景として、2008年9月のリーマンショック以降、世界的な金融緩和が行われ、中央銀行による積極的な利下げが行われたことで債券市場での債券の利回りが低くなったことが背景としてあげられます。

投資家の心理として、信用度の高い債券で利回りが低い債券よりも、信用度が低くリスクは高くても、それに応じて高い利回りを誇るハイイールド債のような債券に注目が集まりました。

ハイイールド債のメリット

ハイイールド債のメリットは何といっても高い利回りです。

債券市場の中ではリスクの高い商品性ではありますが、景気拡大局面でのハイイールド債のパフォーマンスは非常に優秀なものがあります。

なぜ景気拡大居面局面でパフォーマンスが上がるのか。

それは景気の拡大局面ではハイイールド債で最も恐れるデフォルト率が低下しやすくなるからです。

また、格付けの上方修正が増えることによりメリットが増加したまま、リスクが軽減されやすくなることになります。

他にも通常の債券とは違った動きをしますので分散投資をする際に非常に有力な投資対象となります。

ハイイールド債のリスク

ハイイールド債でもっとも大きなリスクがデフォルトリスクです。

デフォルトリスクとは信用リスクとも呼ばれ、発行元の財務状態が悪化することにより、債権の回収ができなくなる危険性の事をいいます。

最近ではハイイールド債のデフォルト率が低下してきたとはいえ、不景気時には10個に1個の発行体がデフォルトしているといわれています。

このことから債券はリスクが低いと漠然とした捉え方でハイイールド債を購入することは非常に危険なこととなります。

次に株との分散投資になりにくいことがあげられます。

債券は本来、他の金融商品に比べてリスクが低いため、リスクがある程度高い商品のリスクヘッジとしての役割を持っています。

例えば株価が低迷した場合には一般的に債券価格は上昇するためリスクヘッジとなります。

しかし、ハイイールド債は不景気にデフォルト率が一気に上昇するため株価が低迷する場合には株価同様に価値が低くなる可能性が高く、株とのリスクヘッジには不向きとなります。

ハイイールド債の購入方法

ハイイールド債は一般的に個別の債券で購入するというよりも投資信託やETFで購入されます。

実際に個人でハイイールド債を直接購入することはかなりのハイリスクとなります。

そのため、1つのハイイールド債ファンドで数百以上の銘柄へ分散投資を行っているため、仮に1つの銘柄がデフォルトしたとしてもファンドへの影響はそこまで大きいものにはなりません。

投資信託やETFのようなファンド形式でハイイールド債への投資を行うことでメリットをうまく活用しながら、リスクを分散させることができます。

ハイイールド債を購入する際の注意点

ハイイールド債は安全資産の債券ファンドとして捉えないことをお勧めします。

国債などの債券はポートフォリオを組む際に安全資産という分類で投資を行う投資家が多いとおもわれます。

しかし、ハイイールド債は利回りが高い分、リスクも通常の債券よりも高く設定されていますので他の債券と同じと考えることは適切ではないかと思います。

そのためポートフォリオの配分比率を高めすぎず、比較的リスクの高い商品として購入の検討を行う必要があります。

次に、為替の影響を大きく受けるため、仕組みを理解した上で商品の選択を行うことが必要です。

外貨建ての商品を購入する場合、本来は為替のリスクが及ぶのですが、その為替変動リスクを回避する為替ヘッジというものがあります。

為替ヘッジありを購入すれば為替の変動を受けずに商品性でのみの値上がりを期待することができます。

しかし、デメリットとしてヘッジを行う場合にはヘッジコストがかかります。

投資対象の外貨の金利水準と日本の金利水準の差がヘッジコストとなります。

そのため、投資対象の金利が高水準となると為替の変動がない代わりにヘッジコストが高くなってしまうため、注意が必要です。

まとめ

ハイイールド債は高利回りが魅力の商品ですが、リスクも高めの特徴がある商品です。

まずは、一般的な債券との違いやリスクをしっかりと理解しましょう。

投資初心者がなんとなくハイイールド債のような特徴のある商品を購入することは危険ですので、商品性を理解したうえで自分に合っている商品なのか判断が必要です。

使い方次第では、かなり魅力的な点の多い商品ですので基礎的な部分をしっかりと理解したうえで検討しましょう。


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