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【米国個別株動向】なぜIBMは2018年に株価が26%も下落したか?今後についても解説

モトリーフール米国本社、2019年1月10日投稿記事より 

IBM(ティッカー:IBM)の株価は、昨年25.9%下落しました。

同社は、売上構成を利益率の低いハードウェアから利益率の高いソフトウェアやサービスへシフトしようとしていますが、それ程うまくいっていません。

昨年秋に世界経済の減速懸念が起きた際、IBM株は急落しました。

IBM株価の転換期

IBMは、2017年の第2四半期決算報告書において「戦略的必須事業」(クラウド、モバイルソリューション、ブロックチェーン、セキュリティなど)による力強い売上の成長を目指すことを発表しました。

これにより、2017年第4四半期には前年同期比1%の売上高の増加、2018年第1四半期には売上高横ばいとなりました。

この業績反転を受け、IBMの株価は急上昇し始めました。

しかし、昨年10月に転換期が訪れます。

ウォール街における景気後退懸念がマーケット全体に伝わり、市場が不安定になりました。

不況によりハードウェアやサービスへの投資を企業が控える可能性があるため、IBMの株価は下落し始めたのです。

IBMの将来はどうなのか?

IBMはクラウド事業から力強い成長を遂げており、その売上は第3四半期までの12か月ベースで前年同期比20%増加しました。

しかし、クラウド事業は全社売上の24%しか占めていません。

一方、他の事業セグメントは成長していません。

その結果、あるアナリストは10月初めに「IBMはスローダウンしつつある」と述べました。

同社のクラウドビジネスは成長していますが、アマゾンとマイクロソフトからは一歩遅れを取っています。

両社に追い付くために、10月下旬、IBMはレッドハットの買収を発表しました。

【米国個別株動向】IBMは株価下落により配当利回りが上昇。事業再編の成功がカギ

歴史的な340億ドルの巨大買収は、同社のクラウドビジネスの成長を大いに後押しするはずです。

記事公開時点で、同社の株価は安いですが、それには理由があります。

アナリストが、今後5年間は年率わずか0.96%しか利益成長が見込めないと予想しているからです。

しかし、IBMは5.52%という高い配当利回りを提供しており、配当投資家には魅力的に映るかもしれません。


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