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【米国株動向】バフェットは第1四半期に19社の株式を売却しました

モトリーフール米国本社、2020年5月21日投稿記事より

バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)の第1四半期決算は、記録的な損失となりました。

しかし、ウォーレン・バフェットが私たちの時代の最大の投資家の一人であることは否定できません。

彼は、これまでにバークシャーの株主のために4000億ドル近くの価値を生み出しています。

そして1964年以来、S&P 500(配当含み)のリターンを2,700,000%以上も上回っています。

基本的にバフェットが株式を売買する場合、ウォールストリートと個人投資家は細心の注意を払う傾向にあります。

そのため、5月15日にバークシャーが証券取引委員会に提出した13Fに大きな注目が集まりました。

バフェットは2020年に入り積極的な動きを見せている

13Fは、前四半期末の2020年3月31日時点で1億ドルを超える資産を運用している資産運用会社の動きの概要を教えてくれます。

別の言い方をすれば、これを見ることで史上最速のスピードで相場が回復しているときに、バフェットが何をしていたかがわかります。

2020年初時点で過去最高の1,280億ドルの現金を保有していたバフェットは、下落相場の中で活発な買い手になると予想されていました。

しかし、バークシャー・ハサウェイの13Fをみると、バフェットの動きはまったく逆でした。

彼は第1四半期中に合計19社の株式を売却し、中には完全に売り切ったものもあります。

バフェットは、第1四半期終了後に積極的な動きを見せました。4つの主要な航空会社の株式をすべて売却し、銀行株の一部も売却しました。

しかし、これらの取引は3月31日以降に行ったため、最新の13Fには掲載されていません。

8月中旬にバークシャーが第2四半期の13Fを提出した際に、この動きを改めて確認することができます。

バフェットは第1四半期に多くの株を売却

バフェットは何の銘柄を売却したのでしょうか。以下に示してみたいと思います。

・ゴールドマン・サックス(NYSE:GS):10,084,571株

・シリウスXM:3,857,000株

・JPモルガン・チェース:1,800,499株

・シンクロニー・フィナンシャル:675,000株

・アメリカン航空グループ:591,000株

・リバティ・グローバル:481,000株

・ダヴィータ:470,000株

・テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ:460,000株

・ゼネラルモーターズ:319,000株

・トラベラーズ(NYSE:TRV):312,379株

・リバティ・メディア:240,000株

・フィリップス66(NYSE:PSX):227,436株

・アクサルタ・コーティング・システム:194,000株

・ベリサイン:137,132株

・リバティー・ラテンアメリカ:84,062株

・サンコア・エナジー:70,000株

・サウスウエスト航空:6,500株

・バイオジェン:5,425株

・アマゾン:4,000株

この動きはバフェットらしくありません

これらの株式の売却を見て、違和感を感じる人は多いと思います。

この動きは、私たちが見慣れてきたバフェットの動きと異なるからです。

もちろん、これらの株式の売却は意図的に行われたものです。

しかし、バークシャーがバイオジェンとサンコア・エナジーをポートフォリオに追加したのは第4四半期であり、そのすぐ後に売却に動くというのは珍しいことといえます。

バークシャーは通常、長期的な視点で新しいポジションを構築するため、追加したばかりの銘柄をすぐに売却するというのはかなり奇妙な動きです。

このような売却が生じている理由は、バフェットがそれらの売買に関与していなかった可能性があるということです。

これは、バークシャーの投資ポートフォリオを実質的に支配しているトッド・コームズとテッド・ウェシュラーの判断かもしれません。

両者は、バークシャーの資産を管理するバフェットの優秀な部下たちです。

一部の株式売却は明らかに意図的なものでした

ただし、この売却の一部は意図的で予想されたものでした。

たとえば、バークシャー・ハサウェイは、石油とガスの大手フィリップス66の株式売却を2年前からほのめかしていました。

バフェットは昨年、オクシデンタルがアナダルコを買収するのを支援するために、オクシデンタルに100億ドルを投資しました。

バフェットは、石油業界での新しい投資先を検討しているようです。

同様に、バフェットは保険大手のトラベラーズに別れを告げました。

第4四半期にトラベラーズの株式のほぼすべてを売却したのです。

トラベラーズは金利が低下すると収益性が低下する可能性があると判断したものと思われます。

意図的なもう1つの動きは、ゴールドマン・サックス株の大規模な売却でした。

わずか2四半期で、バークシャーの保有株式は1,800万株から192万株になりました。

ゴールドマン・サックスは、世界の景気動向の影響を最も受けやすい株式だというのが売却の理由です。

現在のところ、金融業界における合併や買収の動きはありません。

しかしバフェットは、金融セクターにおけるそのような大きな動きに関わった方が魅力的だと考えているのではないでしょうか。

【米国株動向】バフェット氏と後継者候補がバークシャー・ハサウェイの未来を保証

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、アマゾン株、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、バークシャー・ハサウェイ(B株)、バイオジェン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、シリウスXM株、サウスウエスト航空株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを保有しています(バークシャー・ハサウェイ(B株)の2021年1月の200ドルのロング・コール、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年6月の205ドルのショート・コール、アマゾン株の2020年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール)。

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