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【米国株動向】コカ・コーラより高配当な米国株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020511日投稿記事より

コカ・コーラ(NYSE:KO)は配当利回りが3.6%と、S&P500指数構成銘柄の平均2%強を大きく上回り、なおかつ57年間にわたり増配を続ける「配当貴族(25年以上連続して増配している会社)」銘柄です。

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイも、同社株の発行済み株式総数の9.3%に相当する4億株を保有していますが、さらに有利な配当を提供する米国株は、他セクターにも存在します。

その中から、2008年の金融危機から立ち直ったものや、コカ・コーラ以上に長く増配を続けているものなど、3銘柄を紹介します(株価指標等は執筆時点)。

フィフス・サード・バンコープ

2008年の金融危機で多くの銀行が連続増配を止めざるを得なくなり、その後再開しましたが、シンシナティを本拠地とする地銀フィフス・サード・バンコープ(NASDAQ:FITB)も年間配当を再び増やし続けています。

その期間はまだ3年にすぎないものの、一時1株当たり0.04ドルまで落ちこんだ配当は1.08ドルとなり、配当利回りは6.3%に届きそうな勢いです。

しかし、金利低下や手数料減免、事業活動の鈍化といった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響を受け、利益率を圧迫されています。

直近の四半期(1-3月期)では、希薄化後の一株当たり利益(EPS)は前年同期の1.12ドルから0.04ドルに急減し、配当性向は90.2%まで上昇しました。

それでも、2021年に利益回復が見込まれるため、配当が削られる可能性が低いとの見方があります。

その上、今年の年初に30ドル弱だった株価はCOVID-19危機で半分ほど価値を失い、予想株価収益率(PER)が約10.5倍と割安に見えます。

ウォール街のアナリストは今後5年の利益成長率を平均10.15%とみており、その通りにいくとすれば、投資家はインカムゲインのみならず、うまくいけばキャピタルゲインも得られそうです。

ジュニュイン・パーツ

アトランタを本拠地とする自動車・産業部品メーカーのジェニュイン・パーツ(NYSE:GPC)は知名度ではコカ・コーラに劣りますが、63年連続という、配当貴族銘柄でも最長の連続増配記録を保持しています。

また、COVID-19危機による株価の急落に伴い、配当利回りは4.2%を超えています。

配当性向は約71.5%と高く、今後5年間の利益成長率は平均1.9%にとどまると予想されているため、配当以外に期待できる部分はなさそうです。

部品数が大幅に少ない電気自動車(EV)の普及が進むと、部品需要が大きく縮むという構造的な課題もあるものの、当面は増配を維持する見込みです。

ベライゾン

米国で5Gサービスを提供する3社の一角であるベライゾン(NYSE:VZ)も、インカムゲインとキャピタルゲインの両面でコカ・コーラ以上に期待できそうな銘柄です。

この2年間、5G網の整備に毎年数百億ドルを投資してきましたが、同様に多額を負担したTモバイルが3Gや4Gの時のように料金競争を仕掛けてくる可能性は低いため、サービス開始とともに利益見通しは改善する見込みです。

1株当たり配当金は2.46ドル、配当利回りは4.4%弱で、15年連続で増配を維持しています。

ライバルのAT&Tは配当利回り約7.1%、連続増配は35年ですが、配当性向が64.5%と高く、51.7%のベライゾンに比べて余力がありません。

5G網以外でも大規模な投資を行っているAT&Tは負債額も大きいため、配当利回りが高くてもハイリスクです。

高配当と安全性を同時に求めるなら、ベライゾンが魅力的に見えます。

【米国株動向】AT&Tとベライゾン、どちらに注目か?


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Will Healyは、AT&T株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ベライゾン・コミュニケーションズ株、TモバイルUS株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年6月の205ドルのショート・コール)。

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