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【米国株動向】株価が倍増し今後も成長を期待できるゲーム関連株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020427日投稿記事より

オンライン・ソーシャルゲームのジンガ(NASDAQ:ZNGA)、モバイルゲームのグル・モバイル(NASDAQ:GLUU)、そして多くのゲーム会社に投資をするテンセント・ホールディングス(騰訊控股)(OTC:TCEHY)の株価は過去4年間で2倍以上になっています。

新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛でゲームの利用が増加したため、有力ゲーム企業の株価は今年に入り好調ですが、この3社はモバイル技術の進歩でスマートフォンゲームが面白くなれば、これまで以上の成長が期待できます。

ジンガ:ソーシャルゲームで成長を加速

ジンガの株価は2016年4月以降211%上昇しています(執筆時点)。

同社の過去12カ月間の売上実績はわずか13億2,000万ドル(執筆時点)です。

市場規模680億ドルのモバイルゲーム市場におけるシェアはわずかであり、今後大きく成長する余地があります。

同社の長期成長戦略は、人気ゲーム『CSR Racing』や『ワーズ・ウィズ・フレンズ』のように人々が対戦できるゲームの開発です。

この2ゲームに加え、『エンパイア&パズルズ』、『マージドラゴン』、『マージマジック』、『ジンガポーカー』などで2020年の売上は21%の増加になると予測しています。

新型コロナウイルスの感染拡大前の予測ですが、変更されてはいません。

同社の成長が加速する要因としては、買収の可能性があります。

2019年末時点で13億ドルの手元資金があり、年間のフリーキャッシュフローも2億3,900万ドルに達するため、新しいゲームの開発や企業買収をするための資金は豊富です。

もう一つの成長加速要因は、次世代通信規格「5G」の到来です。

より優れたグラフィックスを使い、よりリアルな没入性の高いゲームを開発することが可能になるため、モバイルゲームの新しい時代が始まるでしょう。

また、ストリーミング再生など、ゲーム配信方法にも新しい可能性が出て来るでしょう。

ジンガの現在の実績ベース株価フリーキャッシュフロー倍率は31倍(執筆時)ですが、この3年間でフリーキャッシュフローが236%増加したことを考えれば、安い買い物です。

アナリストによれば、同社の今後5年間の売上成長率は年平均19%となる見込みです。

グル・モバイル:開発中の新ゲーム群で売上拡大へ

グル・モバイルはモバイルゲームの『タップ・スポーツ・ベースボール』、『コベット・ファッション』、『デザイン・ホーム』を開発した企業で、この3ゲームが年間ブッキング額(新規サブスクリプション契約の価値)で77%を占める同社の稼ぎ頭となっています。

2019年の売上増加率は12%、うち第4四半期の売上増加率は前年同期比18%でした。

3つのゲームへの依存度が高いため、売れ筋ゲームの層が厚いジンガよりもリスクは高くなります。

しかし、同社には登場を控えた魅力的な新作ゲーム群があり、今後の成長を支えてくれるはずです。

『タップ・スポーツ・ベースボール』は2020年版が発売されたばかりです。

このゲームの第4四半期ブッキング額は史上最高を記録し、年間ブッキング総額は21%増の9,000万ドルとなっています。

同社は野球のMLB、レスリングのWWE、そしてウォルトディズニーと関係を維持し、ゲーム用コンテンツの使用権を確保しています。

『ディズニー・ソーサラー・アリーナ』は発売されたばかりですが、現在のディズニー素材の人気を考えれば、良好な売れ行きになるはずです。

2020年後半に登場するのは『オリジナルズ』と『ディア・ハンター・ネクスト』です。他の二つ、『タップ・フィッシング』とクラウドスターの『P3』は来年発売の予定です。

同社の株が株価フリーキャッシュフロー倍率で45倍、予想株価収益率(PER)で32.7倍(ともに執筆時点)とグロース株のようなバリュエーションになっているのは確かです。

しかし、モバイルゲームの市場規模680億ドルに対し、同社の売上は4億ドル強にすぎず、長期的に見れば上昇の余地があります。

テンセント:中国から世界へ成長を拡大

モバイルゲーム業界の成長性に投資する上でリスクの低い方法としてはテンセントがあります。

グル・モバイルの株式の15%を保有するほか、いくつか他のゲーム会社の大株主でもあります。

同社はゲーム界では、eスポーツの人気ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』やチームで行うシューティングゲーム『バロラント』の製作会社ライアットゲームズの株主として知られています。

同社は何十ものゲームを自社開発し、PCやモバイル端末向けに中国で販売しています。

同社年間売上の30%をオンラインゲームが占め、残りはクラウドサービス、モバイル決済、WeChatなどのソーシャル・ネットワークなど、他のビジネスによるものです。

最も大きなリスクは規制です。中国では以前、当局が暴力的過ぎる、または攻撃的過ぎると判断したコンテンツを排除するために、新しいゲームの承認を停止したことがあります。

米国など他の国ではこうした制限がないので、近年では中国におけるリスクを低減し成長を続けるために海外でのゲーム事業拡大に注力しています。

同社は、最も人気のあるモバイルゲームの一つ『伝説対決』(中国名『王者栄耀』)を、急成長中のロシア市場と中東/北アフリカ市場で発売しました。

また、アクティビジョン・ブリザードと共同で開発した『PUBGモバイル』と『コールオブデューティモバイル』で世界的な成功を収めています。

昨年の海外での売上は前年比で倍増しています。

業界内で非常に多くの異なったゲームに触手を伸ばしていて、その開発パイプラインの奥行きは深いため、長期にわたる収益化が期待できます。

同社への投資は、基本的にはビデオゲーム業界の成長性に対する投資であり、この業界が1970年代の電子ゲーム黎明期以降どれほどの成長を遂げてきたかを考えれば、良い投資になると思われます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者John Ballardは、アクティビジョン・ブリザード株、テンセント・ホールディングス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株、テンセント・ホールディングス株、ツイッター株、ウォルト・ディズニー株、ジンガ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株のオプションを推奨しています(2021年1月の60ドルのロング・コール、2020年6月の115ドルのショート・コール)。

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