The Motley Fool

【米国株動向】低リスクで注目の3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020年5月4日投稿記事より

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行で深刻なダメージを受けた米国経済を救うため、トランプ大統領は3月27日に史上最大となる2兆2000億ドル規模の経済対策法案に署名しました。

この「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法」(CARES法)の中でも特に高い関心を集めたのが、家計救済のための総額3000億ドルの現金給付です。

納税者に一人当たり最大1200ドル(共同で納税申告する夫婦には最大2400ドル)が支払われ、扶養する16歳以下の子供1人につき500ドルが加算されます。

所得等の制限はあるものの、1億7500万人が対象となる模様で、調査では大半が生活費の支払いや必需品の購入に充てると答えています。

株式投資に使うと答えたのはほぼ10人に1人だけですが、株式市場が10年のスパンで見ると投資資金を平均して倍にしてきたこと、そして過去のあらゆる弱気相場が結果的に買いの好機だったことを考えると、悪いアイデアではないように思えます。

給付金をウォール街に託す場合に、特に安全と考えられる3つの銘柄を紹介します。

マイクロソフト

ソフトウェアメーカーの雄、マイクロソフト(NYSE:MSFT)についてあまり知られていないのは、今なおスタンダード&プアーズ(S&P)のトリプルA格付けを保つ、たった2社の上場企業の一つということです。

直近の四半期(1-3月期)末時点で、1376億ドルの現預金等を保有する一方、長期負債は629億ドル、うち12カ月以内に返済期限を迎える負債は37億ドルのみでした。

投資のメリットとして、利益率の高い従来型事業と、次世代型クラウドサービスおよび企業向けソフトウェアの推進の間で、シナジーが得られます。

たとえば、クラウドサービス「アジュール」の1-3月期売上高は、前年同期比61%増(為替調整後)となりました。

「オフィス365コマーシャル」の売上は前年同期から27%、「ウィンドウズ365コマーシャル」およびクラウド製品の売上は同18%伸びており、これは企業顧客との関係強化を物語っています。

2桁増収を続ける時価総額1兆ドル超の巨大企業でありながら、過去15年にわたり四半期配当を0.08~0.51ドル増やし続けている点も魅力的です。

【米国株動向】4月第1週に購入した米国株3銘柄を紹介

アメリカン・ウォーター・ワークス

水道サービス会社のアメリカン・ウォーター・ワークス(NYSE:AWK)には、キャッシュフローが景気の影響を受けにくいという特長があります。

5万2000マイル超の水道網を運営し、米国46州に約1500万人の顧客を持つことによって地理的にも収入分散を実現し、リスクをさらに低減しています。

さらに、事業の88%は各州の公益事業委員会の規制下に置かれているため、大口事業者向け料金の大きな変動から守られています。

安定したキャッシュフローを生かして今後10年間で200億~220億ドルを設備改善に投資する見込みで、小型買収の継続的実施にも積極的な姿勢を示しており、2024年まで年率10%の増収を続ける見通しです。

配当についても4月最終週に10%の増配を発表し、四半期配当を0.55ドルとしています。

【米国株動向】景気後退局面で注目すべき高配当米国公益事業株3銘柄

ジョンソン・エンド・ジョンソン

最も安全なヘルスケア関連株といえば、ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)ではないでしょうか。

同社はS&PのトリプルA格付けを保有するもう1社であり、つまり米国政府よりも負債の返済余力が高いとみなされています。

同社があらゆる経済環境下で鉄壁のディフェンシブ銘柄とされる理由の一つとして、景気に関係なく需要がある医薬品を扱っており、キャッシュフローが安定している点が挙げられます。

3つの事業部門は、ぴったりはまったジグゾーパズルのように補完し合っています。コンシューマーヘルスケア製品部門は低成長ながらキャッシュフローが安定しており、価格決定力も抜群です。

医療機器部門はここ最近伸び悩んでいますが、長期的には高齢化社会という追い風を受けます

。医薬品部門は高い成長率と利益率を誇る一方、ブランド医薬品の独占期間は限られています。

そして忘れてはならない点として、調整後営業利益を36年連続で伸ばす一方、58年連続で増配中であり、2.7%の配当利回り(執筆時点)を実現しています。

フリーレポート配信

コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ジョンソン・エンド・ジョンソン株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株に関するオプションを推奨しています(2021年1月の85ドルのロング・コール、2021年1月の115ドルのロング・コール)。

最新記事