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【米国株動向】バフェット氏と後継者候補がバークシャー・ハサウェイの未来を保証

モトリーフール米国本社、202054日投稿記事より

多くの投資家は究極の「安全な逃避先」銘柄として投資会社バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)の株式を保有しています。

しかし、ウォーレン・バフェット氏と副会長のチャーリー・マンガー氏が高齢であるため、両氏が資本配分から退いた際に同社が魅力を失うのではないかという見方もあります。

一方、今年のバーチャル株主総会では、バフェット氏の後継者と目されるグレッグ・アベル氏が目立ちました。

同氏は2018年1月に保険以外の事業の副会長に昇格しています。

5時間に及ぶ株主総会の中で、アベル氏とバフェット氏はバークシャーの文化と競争優位が今後も長期にわたって維持されると述べました。

今年の株主総会における後継者関連の重要な質問のハイライトは以下のとおりです。

バークシャーの競争優位は不変

バークシャーの長年の成功には、バフェット氏とマンガー氏の頭脳明晰さが大きな役割を果たしたことは間違いないでしょう。

しかし、IQが高いだけでは投資に成功したり、堅固な事業基盤を築いたりすることはできません。

現在のバークシャーにおいて、経営陣の頭の良さ以外の競争優位は何でしょうか。

重要なのは文化です。アベル氏はバークシャーの文化の維持について問われた際に、同社固有の強みについて以下のように回答しています。

「バークシャーの文化が変わるとは思いません。当社の能力の大部分は、取引や経済見通しを理解するビジネス感覚や、迅速に行動できる点にあります。こうした能力が当社の変化とともに変容するとは考えていません。バフェット氏とマンガー氏が極めて優れているのは確かですが、バークシャーには両氏と同等に有能なチームが存在します。」

バフェット氏は次のように付け加えました。

「当社にはアベル氏、トッド・コームズ氏、テッド・ウェシュラー氏という資本配分に極めて優れた人材が3人います。彼らは私とマンガー氏よりも多くの人を知っており、私たちよりもエネルギーがあり、若いころの私たちと同様の知性を持っています。3人が現在のマンガー氏と私よりもはるかに優れた資本配分を実行する可能性は十分考えられます。」

アベル氏は今後、バークシャーによる完全子会社化を目的とした買収を担う見込みです。

同氏は過去20年間にわたって傘下のエネルギー会社バークシャー・ハサウェイ・エナジーを率い、同社を世界有数の大規模な公益企業へと急成長させました。

コームズ氏とウェシュラー氏は共に、以前はヘッジファンドマネジャーでした。

両氏は過去数年間にわたり、バークシャーで上場株投資を手掛けてきました。

従って、今後も上場株投資を担当する可能性が高いとみられます。

ただし、バフェット氏とマンガー氏が長年そうしてきたように、大きな意思決定では3人のマネジャー全員が協力するでしょう。

アジット・ジェイン氏の存在が安定に寄与

保険事業の副会長を務めるアジット・ジェイン氏もバークシャーの重要な経営陣の一人です。

バフェット氏は以前から、同社の成功にとっては自分よりもジェイン氏の方が重要だと述べています。

同社の保険事業は、ほぼ毎年営業利益を計上するだけでなく、安定した保険料収入を通じて潤沢な投資資金を生み出しています。

そのため、バフェット氏とマンガー氏の後継者よりも、ジェイン氏の後継者に関する質問の方が重要かもしれません。

バークシャーの未来は明るい

アベル氏は同社最大の3つの事業部門(保険、鉄道会社のバーリントン・レイルロード、バークシャー・ハサウェイ・エナジー)がいずれも非常に堅調で、下振れ余地がほとんどないと述べました。

それだけでなく、バークシャー・ハサウェイ・エナジーだけで約1,000億ドルの魅力的な投資機会が存在すると言います。

これらは長期的なプロジェクトで、長年にわたって良好なリターンを生み出すものです。

バフェット氏とマンガー氏の上場株投資は注目を集めていますが、投資家はバークシャーが完全所有する3つの主要事業の健全なファンダメンタルズを見逃すべきではありません。

バークシャーは今後10年間でいくつかの個別株(特にハイテクセクター)をアンダーパフォームするかもしれません。

しかし、それでも筆者は、同社の堅調な業績と十分なリターンが将来も続くと確信しています。

新型コロナウイルスとそれに続く景気後退の悪影響を懸念する投資家にとって、バークシャーほど堅調な企業はないでしょう。

それはバフェット氏とマンガー氏が引退した後も変わらないはずです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Billy Dubersteinは、アマゾン株、バークシャー・ハサウェイ(B株)、JPモルガン・チェース株を保有しています。Billy Dubersteinの顧客は、記事で言及されている株式を保有しているかもしれません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを保有しています(アマゾン株の2020年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2021年1月の200ドルのロング・コール、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2021年1月の200ドルのショート・プット、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2020年6月の205ドルのショート・コール)。

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