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ソフトバンクグループの株が乱高下、最近のソフトバンクグループの株価動向

出典:Getty Images

ソフトバンクグループの株価が持ち直し始めています。一時は年初来高値の5,871円から半値以下の2,610円まで株価は下落しました。

しかしその後は持ち直し、記事執筆時点(2020年5月1日)の株価は、4,608円です。最安値から約2,000円の上昇になります。

ソフトバンクグループに何が起こっているのか、気になる投資家は多いのではないでしょうか?

またそもそもソフトバンクグループは、どんな会社なのか知りたい方もいると思います。

そこで、今回はソフトバンクグループについて詳しく説明します。

ソフトバンクグループの概要

多くの方はソフトバンクと聞くと大手携帯キャリアを思い浮かべるでしょう。ソフトバンクはNTTドコモ、auに並ぶ大手3大携帯キャリアです。

ソフトバンクはいち早く米Apple社と提携しapple社が提供しているiPhoneを導入しました。

iPhone目当てにソフトバンクに切り替えた方も多いと思います。

もちろんiPhone以外にも斬新な料金システムなどを導入し多くのユーザに支持されている携帯会社です。ソフトバンクのCMで親しみを持っている方も多いでしょう。

しかしソフトバンクグループは、携帯事業だけを行なっているわけではありません。

ソフトバンクグループの基軸事業は以下の5つです。

  • ソフトバンク・ビジョン・ファンド等 SBIA の運営するファンド事業
  • ソフトバンク事業
  • スプリント事業
  • アーム事業
  • ブライトスター事業

携帯事業が一番有名ですが、ソフトバンクグループの事業の中心は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドです。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、ベンチャー企業を中心に投資をする投資ビジネスを手がけている事業です。

積極的に世界の有望なベンチャー企業に投資をしています。損失も大きいですが利益が出たときの寄与度は非常に大きな事業といえます。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドがもたらす利益や損失がソフトバンクグループに占める割合が非常に高いためソフトバンクグループは投資会社という方もいるくらいです。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドが狙う近未来社会の覇権

ソフトバンクグループに何が起こったのか?

株価が下落する前から、ソフトバンクグループの株を約3%保有するアメリカの投資ファンドのエリオットマネジメントは、ソフトバンクに2兆円規模の自社株買いを要求していました。

自社株買いをすると市場に出回る株数が少なくなるため株価が上がりやすくなります。自社株買いを行う事は既保有株主にとって大きなメリットがあるのです。

エリオットマネジメントが保有する3%という株数はソフトバンクグループの経営に直接影響するものではありませんが、無視できる株主ではありません。

そこでソフトバンクはコロナウィルスの影響で株価が下がったタイミングで5,000億円規模の自社株買いを行いました。

しかしそれでも株価は下げ止まらなかったため、資産を売却してさらに2兆円追加して自社株買いを行いました。

結果としてはこの自社株買いが功を奏し、ソフトバンクグループの株価は上昇基調に向かいました。

その後、4月13日にソフトバンクは前期の営業損益が赤字になる見込みを発表しました。

その額は脅威の1兆3500億円です。去年2兆円以上の利益を出していたのでその差は莫大です。

しかし業績見通しを発表した翌日(4月14日)の株価は上昇しました。

しかも約5%も上昇したのです。株価が上昇した主な理由は自社株買いが株価を下支えしたことと悪材料が出つくしたことです。

ソフトバンクグループの赤字の主な原因は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先の株価の下落です。

投資先の株価が下落した理由は皆さんご存知の通りコロナショックの影響です。

コロナショックがいつ収まるかは分かりませんが、とりあえず悪材料が出つくしたことによって株価は逆に上昇したのです。

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