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【米国株動向】ロッキード・マーチンは新型コロナウイルスにもかかわらず好調

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020年4月24日投稿記事より

ロッキード・マーチン(NYSE:LMT)の株価は、COVID-19のパンデミックによる大幅下落免れることができました。

2月中旬から3月中旬にかけては30%以上下落したものの、この数週間、株価は着実に上昇しています。(執筆時点)

同社は第1四半期の決算発表で、米国経済がパンデミックによる景気後退に向かっているにもかかわらず、ロッキード・マーチンが優れた企業であることを強く主張しました。

たしかに、同社は、予想を上回る業績を上げています。

好調な第1四半期

4月21日、ロッキード・マーチンは第1四半期の売上が157億ドルで、1株あたり利益が6.08ドルであると発表しました。

これは、ウォールストリートのコンセンサスである「売上150億ドル、1株あたり利益5.8ドル」を上回りました。

売上は前年比で9%増加し、ロッキードはこの四半期のキャッシュフローが20億ドルと驚くほどの水準になったと報告しました。

ロッキードは第4四半期に、シコルスキーへのヘリコプターとミサイルの販売により、150億ドルを超える売上を上げました。

ロッキードは、F-35のメーカーとしてよく知られています。

これは、同社とその主要サプライヤーにとって1兆ドル規模のプログラムです。

そのポートフォリオには、ミサイル、ミサイル防衛システム(北朝鮮などからの脅威に対して配備されたTHAADユニットを含む)、およびその他さまざまな防衛製品が含まれます。

しかし、同社はまだ、F-35をフル稼働で生産している訳ではありません。

したがって、F-35の生産は、今後10年間を通じてかなりの売上を生み出す可能性が高いといえます。

ロッキード・マーチンは、音速の5倍以上の速度で移動するミサイルなどの新興分野の技術リーダーと見なされており、ペンタゴンは同社に関心を寄せています。

今後の展望

ロッキード・マーチンの見通しは少し落ち込んでいます。

例えば、通年の売上見通しは、627.5億ドル~642.5億ドルから、622.5億ドルから640億ドルに下落しています。

また、通年の利益見通しは1株あたり23.65ドルから23.95ドルで安定しています。

アナリストは、633億7,000万ドルの売上、1株あたり24.12ドルの利益を予想していました。

COVID-19の影響により、同社は保守的な見通しを立てざるを得ません。

ロッキード・マーチンは、サプライチェーンの混乱を防ぐために600の製品群を厳密に管理しています。そ

れでも、今四半期にはある程度の混乱が発生すると想定しています。

CEOのマリリン・ヒューソンは、投資家とのカンファレンスコールで「新型コロナウイルスに関連する各事業分野で、一部の場所へのアクセスとサプライヤーによる配送の遅れにより、いくつかの問題が発生し始めています」「状況は変化しつつあり、ビジネス環境を引き続き注視していきます」と語りました。

ロッキード・マーチンは、年間60億ドルのフリーキャッシュフローの確保に固執しています。

同社は、国防総省からの支払いの減少だけでなく、旅行の削減や航空ショーの減少などによる売上の減少についても対応する予定です。

同社はこの四半期を1,440億ドルのバックオーダーを抱えた状態で終了しました。

ヒューソンはカンファレンスコールで、同社は年が進むにつれてそのバックオーダーが増加することを信じている、と述べました。

ロッキード・マーチンは、現在の米国の予算計画に満足しています。

これは国防戦略に沿ったものです。マッハ5.0以上の極超音速機のために提出された予算は30億ドルを超えています。

この分野では、同社が強力なリーダーです。

また、将来を見据えた、NASAや火星ミッションに関する予算も同社にとってはプラスです。

そのために増額された予算は30億ドル以上あります。同社は、海外展開をしたいと考えています。

ロッキード・マーチンを購入すべきか

ロッキード・マーチンの決算発表は、アナリストの予想通りのものでした。

そのため、決算発表後に、株に売り圧力がかかったようです。

COVID-19のパンデミックは同社のビジネスに何らかの影響を及ぼしています。

原油安の問題、政府が緊急事態に対処するために予算の優先順位を再検討していること、潜在的なサプライチェーンの問題が、年間を通じてロッキード・マーチンの業績を下押しする可能性があります。

しかし、世界はいまだ安定しておらず、ロッキード・マーチンの製品に対する長期的な需要は依然として強いままです。

景気後退に陥っているにもかかわらず、1400億ドルものバックオーダーを抱えているため、同社は今後も継続して成長すると思われます。

ロッキード・マーチンは防衛株の中で依然として注目すべきといえるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Lou Whitemanは、ロッキード・マーチン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません

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