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【米国株動向】新型コロナウイルス弱気相場の押し目で注目の銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020420日投稿記事より

新型コロナウイルスの感染拡大が原因で、この2カ月荒れた相場が続いています。

S&P500指数は2月19日に終値ベースで史上最高値をつけて以降、わずか17営業日で弱気相場入り(過去12カ月の最高値から20%以上下落)し、30暦日で30%下落しました。

1929年の大恐慌時の暴落(35営業日)を上回り、弱気相場入りの最速記録となりました。

30%下落するまでの日数の平均は336日で、今回の下落速度は過去に例のないものです。

また、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX指数)が3月に史上最高値をつけ、S&P500指数の1日の値動きが2月24日以降、過去最大級の上げ幅や下げ幅を何度も記録するなど、株価のボラティリティもこれまでになく高まっています。

しかし、経験を積んだ投資家であれば、株式市場が調整に入った時、とりわけ弱気相場の時に株を買えば賢い投資になると分かっています。

どの弱気相場もいずれは強気相場にとって代わられるため、株価下落時に長期的な視野で株を仕込めば利益を生むからです。

新型コロナウイルスも、いずれ何らかの治療法が現れるでしょう。

当面の経済指標は悲惨なものが予想されますが、弱気相場は株を仕込むチャンスとなる可能性があります。

もし、この新型コロナウイルスによる弱気相場のなか、以下に挙げる一流銘柄を検討してみてはいかがでしょう。

アマゾン

新型コロナウイルスで分かったのは、アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)が米国の経済や消費者にとっていかに重要な存在であるかということです。

市場調査会社イーマーケターの2019年6月のレポートによると、同社の米国eコマース(電子商取引)市場におけるシェアは38%でした。

米国人のほとんどが外出禁止令に従う中、同社はオンラインショッピングやエンターテインメント(プライム・ビデオ)で頼れる存在となっています。

しかし、同社を時価総額2兆ドルに押し上げるのは消費者向け事業ではありません。

eコマースや1億5,000万を超えるプライム会員権の販売は消費者を同社の製品やサービスの生態系に囲い込む上で有効ですが、同社の真の価値はアマゾンウェブサービス(AWS)にあります。

AWSは同社のクラウドサービス事業で、消費者向け事業の倍以上の速度で成長しており、eコマース収入や広告収入の何倍もの利益率があります。

このため、同社の売上に占めるAWSの割合は増加し、同社のキャッシュフローはさらに大きく膨らむでしょう。

同社の株価キャッシュフロー倍率が過去10年間の実績値23倍〜37倍から変わらないと仮定すると、同社の1株当たりの価値は2023年までに5,000ドルに達することも可能です。

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ウィートン・プレシャス・メタルズ

一流銘柄が広く名前を知られているとは限りません。

貴金属ストリーミング企業のウィートン・プレシャス・メタルズ(NYSE:WPM)もそうした銘柄の一つです。

鉱山会社とは違い、同社は鉱山の運営には関与しません。

同社は、鉱山会社に資金を前渡しするのと引き換えに、採掘された鉱物の一部を市場価格よりもかなり安い価格で入手し、これを市場価格で転売してその差額を利益として確保します。

同社ほど金や銀の価格変動にさらされている貴金属企業はありません。

この会社が魅力的なのは、現在多くの金価格上昇要因が存在するからです。

世界中で金利水準が大幅に低下し、各国中央銀行が大規模な資産買い入れに乗り出し流動性を大量に供給していることは、金価格が急騰する可能性が高いパーフェクトストームの発生を意味します。

さらに、金と銀は歴史的にみて景気後退の最後の年と景気回復の最初の年のパフォーマンスが最も良かったことも悪い材料ではありません。

ウィートンの利益率が拡大する環境は整いつつあります。

ブロードコム

次の一流銘柄は半導体大手のブロードコム(NASDAQ:AVGO)です。

同社もほかの企業と同様に、従来の業績予測が未達になると既に発表済ですが、2021年以降に目を向ければ、同社の企業価値の大きさが分かるはずです。

間違いなく同社成長の最大の原動力となるのが、現在進行中の次世代通信規格「5G」ネットワークの展開です。

これは移動体通信事業者にとっては数年がかりの設備更新サイクルで、消費者にとっても大幅な技術レベルの向上が実現されます。

同社は、スマートフォン向け無線チップの供給業者としてだけではなく、データセンターにとって重要な接続用およびアクセス用チップの製造業者としても恩恵を受けます。

5Gが普及するにつれデータ消費量は増加し、データセンターと記憶装置に対する需要も高まると予想されます。

同社はまた、株主還元において最も気前の良いテクノロジー株の一つです。

四半期の配当額は10年足らずで0.07ドルから3.25ドルに成長し、予想年間配当額は13ドル、配当利回りにして5%と良好です(執筆時点)。

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エクセリクス

知名度の高い製薬会社はいくつもありますが、余裕資金5,000ドルの投資先としては、がんの治療薬を開発するエクセリクス(NASDAQ:EXEL)が賢明な選択肢かもしれません。

同社成長の主な原動力はカボメティクスで、腎細胞がん(RCC)の1次、2次治療薬、および進行肝細胞がん(HCC)の治療薬として承認されています。

カボメティクスは、臨床試験で客観的奏効率、無増悪生存期間、全生存期間中央値の3項目とも統計的に有意な改善がみられた唯一のRCC2次治療薬です。

また同薬はRCCの1次治療薬としても、これまで標準治療薬だったファイザーのスーテントより高い有効性を示しています。カボメティクスは大型新薬への道を順調に歩んでいるところです。

カボメティクスの売上は当面2桁台前半で着実に成長していく見通しですが、同社は現に大量の営業キャッシュフローを生み出しています。

同社には既に8億100万ドルの正味現金があり、今後年間5億ドル以上の営業キャッシュフローを生み出す見通しです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、エクセリクス株、アマゾン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ブロードコム株、エクセリクス株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2020年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。

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