The Motley Fool

【米国株動向】エクソンモービルよりも魅力的な米国高配当株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020413日投稿記事より

エクソンモービル(NYSE:XOM)の8%という配当利回り(執筆時点)は非常に魅力的に見えます。

しかし、原油価格の低迷と業界全般のボラティリティを考えると、石油・ガスの最大手である同社(とその配当)にかけるのは危険です。

しかも、過去1年間の株価下落率は執筆時点で45%を超えています(S&P500指数は同期間に5%弱下落)。

エクソンのCEOが最近、配当を約束すると再度表明したとはいえ、投資家はそれに賭けるべきではありません。代わりに、以下に紹介する3つの高配当銘柄の購入を検討してはいかがでしょうか。

ファイザー(NYSE:PFE):新型コロナウイルスが追い風、バランスシートは強固

医薬品大手のファイザーはヘルスケア・セクターのビッグネームです。

医薬品は裁量的支出の対象ではなく、人々は、がんの治療から感染症の洗浄に至るまで、ファイザーが製造しているような医薬品を必要とします。

同社は特許切れ医薬品に特化したアップジョン事業部門をスピンオフしようとしています。

そうすれば、同社はより優れた消費者向け医薬品の開発に注力することが可能となり、今後数年にわたって同社の成長を支えるでしょう。

この数年同社の売上高はあまり成長していませんでした。

そのため、今後の成長は投資家にとって大きなボーナスとなる可能性があります。

2019年の売上高は3.5%減となりましたが、利益率は3年連続で20%以上を維持しています。

強固なバランスシートは優良な高配当株の重要な要素であり、同社が2010年以来増配を続けてきた理由でもあります。

10年以上前に0.16ドルだった1株当たり配当は、今では0.38ドルに増加しています。

配当利回りは4.3%(執筆時点)で、エクソンほど高くはありませんが、S&P 500指数採用銘柄の平均的な配当利回りとみられる2%を上回っています。

【米国株動向】ファイザーとバイオンテックが新型コロナワクチンの臨床試験を4月下旬に開始予定

3M(NYSE:MMM):マスク需要の追い風と安定した利益率が好材料

3Mのフェイスマスクへの需要は旺盛です。

トランプ大統領は米国国内向けのマスクを確保するため同社に米国外へのマスク輸出を停止させようとしましたが、最終的には同社が米国の国内生産分の不足を輸入品で補うことで決着しました。

同社はマスク以外に工業用接着剤や作業現場用安全製品などを製造・販売しています。

一部の製品は景気後退の影響を受ける可能性がありますが、同社の業容はかなり多角化されており、同社を安定した買い推奨銘柄にする一因となっています。

ファイザーと同様、3Mの売上高も長年にわたりあまり成長しておらず、7年連続で300億ドルと330億ドルの間で推移しています。しかし利益率は非常に安定しており、10年連続で14%を超えています。

3Mは今年2月に62年連続となる増配を発表しました。

2020年の増配率は2%で、1株当たり配当は1.47ドルとなる見込みです。

予想配当利回りは約4%(執筆時点)で、最も安全な配当株の一つと言えます。

トロント・ドミニオン銀行(NYSE:TD):経営の安定した高配当銘柄

新型コロナウイルスのパンデミックに直面したカナダおよび米国の経済が低迷する中、大手銀行は逆風にさらされていますが、それによって長期的な軌道が変わることはありません。

トロント・ドミニオン銀行は両国で強固な事業基盤を持つため、両国の経済が回復するにつれ、同行の株価も回復するでしょう。

株価は4年ぶりの安値を更新しており、絶好の買い場が訪れている可能性があります。

配当はカナダドルで支払われるとはいえ、米国の投資家は約5.2%の配当利回り(執筆時点)を期待できます。

同行は約10年前の世界金融危機が収束して以降、一貫して増配を続けてきました。

2019年の増収率は5.7%、過去3年間の増収率は20%です。利益率は3年連続で28%を超えています。

最も注目すべき銘柄は?

最後に、以上の3銘柄の今年のパフォーマンスをエクソンおよびS&P 500指数と対比してみましょう。

3銘柄はいずれも今年に入って下落基調で推移しており、トロント・ドミニオン銀行の下落率はエクソンより小さいものの3銘柄の中で最大です。

また、同社のPERは10倍を割り込んでおり、3銘柄の中で最低です(ファイザーは12倍、3Mは約18倍、それぞれ執筆時点)。

5%を超える堅実な配当と低いバリュエーションを考えると、トロント・ドミニオン銀行に最も注目です。

フリーレポート配信

過去25年以上増配を継続した景気耐性のある配当貴族3銘柄、ファンダメンタルズが良好な配当銘柄2銘柄を紹介します。

欧米での感染再拡大の中、ディフェンシブな配当銘柄5銘柄紹介」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者David Jagielskiは、記事で言及されている株式を保有いません。モトリーフール米国本社は、3M株を推奨しています。

最新記事