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【米国株動向】最も注目すべきバフェット氏保有のバリュー株

モトリーフール米国本社、202045日投稿記事より

バリュー投資家として世界的に有名なウォーレン・バフェット氏も、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けずにはいられず、保有株は軒並み下落しています。

しかし見方を変えれば、今は割安になったバフェット氏の保有株を買うチャンスと言えるかもしれません。

同氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)保有株トップ10の最近2カ月間の値動き(執筆時点)を見てみましょう。

  • 同社ポートフォリオの3割を占めるアップル(NASDAQ:AAPL)は、2月初めから22%下落。
  • 同じく同社が長期保有するコカ・コーラ(NYSE:KO)は、同期間で28%下落。
  • 近年積極的に買い増ししていた銀行・その他金融機関株のうち、バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)、USバンコープ(NYSE:USB)、アメリカン・エキスプレス(NYSE:AXP)は約40%、JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)は36%、ウェルズ・ファーゴ(NYSE:WFC)は43%、信用格付け会社のムーディーズ(NYSE:MCO)は23%下落。
  • 食品持株会社のクラフト・ハインツ(NASDAQ:KHC)はトップ10で最もよく耐えており、下落率は“わずか”19%。
  • 逆に最もダメージを受けているのはデルタ航空(NYSE:DAL)で、57%下落。

銀行株は金利スプレッドがゼロに近付いたことで下落しましたが、それに伴い株価収益率(PER)も低下し、システミックリスクが起きないという前提だと魅力的に見えます。

生活必需品を提供するコカ・コーラとクラフト・ハインツは、ブランド力が極めて高いディフェンシブ銘柄です。

アップルは短期的にダメージを受けるとしても、世界で屈指の人気を誇るデバイスを販売しています。

デルタ航空の株価は経営破綻を織り込んだ水準まで下落しており、この危機を耐え抜くとすれば大きく反発する可能性があります。

というわけで、これら10銘柄は要注目ですが、それ以上に注目すべきバフェット氏保有株があります。

それは、バークシャー・ハサウェイそのものです。

同社は並外れた量のキャッシュを保有しており、強気相場の中ではこれが重しになっていましたが、バフェット氏はこのキャッシュを機動的に活用できる状態にあります。

そもそも、同氏の投資手腕を最も発揮してきたのは、現在のような危機的状況の最中です。

ところが同社株は投資家から敬遠されており、ここ数年間1.4~1.5倍だった株価純資産倍率(PBR)は、前四半期(2020年1-3月期)に1倍を割り込むこともありました。

同社の株式ポートフォリオが相場下落で縮小している以上、PBRの低下は当然かもしれませんが、それを調整してもなお割安に見えます。

そして同社株を保有する最大のメリットは、バフェット氏を味方につけられること。同氏の投資手腕を、自分の利益のために利用できるのです。


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Dan Caplingerは、アップル株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、バークシャー・ハサウェイ(B株)、デルタ航空株、ムーディーズ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2021年3月の225ドルのショート・コール)。

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