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アマゾンが猛追する中、フェイスブックとグーグルの広告シェアはどう変わるのか

モトリーフール米国本社、2019年1月3日投稿記事より

多くの投資家が、フェイスブックとグーグルのデジタル広告市場における独占的なポジションに懸念を抱いています。

というのは、アマゾンがデジタル広告の分野でフェイスブックとグーグルにとって大きな脅威となっているからです。

eMarketerによると、アマゾンの米国におけるデジタル広告の市場シェアは、2018年の4.1%から2019年には7%へと拡大すると見込まれています。

Amazonの広告戦略について。広告収入の伸びが著しく、Googleにとっての脅威になる?

アマゾンは、インターネット上で商品を検索するための最も一般的なツールになりました。

一方、フェイスブックの加入者は停滞しています。

デジタル広告市場におけるフェイスブックとグーグルのシェアに注目するだけでは、両社の売上と利益に関する正確な判断はできません。

フェイスブックやグーグルに残された伸びしろ

グーグルとフェイスブックのデジタル広告におけるシェアに焦点を当てるのではなく、投資家は、全広告市場における両社のシェアを見るべきです。

デジタル広告へのマーケティング支出は、米国では年間10%、国際市場ではさらに速いペースで伸び続けています。

一方、テレビ、雑誌、新聞、ラジオへの広告支出は停滞しています。

Zenithは、すべての広告におけるデジタル広告のシェアは、2018年の40.2%から2020年には44.6%に成長すると予想しています。

フェイスブックとグーグルは、デジタル広告業界で最大のプレーヤーです。

両社は、デジタル広告一つ当たり約0.60ドルで販売しているため、小規模の競合他社はさらに安い値段で参入することで両社の市場シェアを奪っています。

しかし、それはフェイスブックやグーグルが今後成長できないということではありません。

フェイスブックとグーグルは、マーケティング担当者に比類のない広告範囲とターゲティングを提供しています。

フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグは、フェイスブックは毎日わくわくするコンテンツを提供している、と述べています。

グーグルは、中国以外で世界中に普及している唯一の検索エンジンです。

そして、グーグル傘下のYouTubeは毎日何十億時間もの視聴時間を積み上げています。

競合他社よりもデジタル広告の在庫を保有しており、その在庫を最大限に活用するためのターゲティングデータも豊富です。

フェイスブックとグーグルの広告全体に占めるシェアの拡大

eMarketerとZenithの見積もりを組み合わせることで、両社の米国での広告シェアを投資家に示すことができます。

2018年の両社の広告シェアは23.2%でしたが、2020年には24.9%に拡大すると予想されています。

デジタル広告への移行は、両社にとって非常に有益です。

そして、デジタル広告へのシフトはさらに進むと思われます。

消費者は、デジタルメディアに費やす時間を増やし続けています。

eMarketerは、人々がデジタルメディアに費やす時間が、従来のメディアの消費時間を上回ったと述べました。

動画視聴がその変化の最大の要因ですが、グーグルとフェイスブックは、その点で非常によい立ち位置にいます。

YouTubeは、広告でサポートされた動画業界を支配しており、フェイスブックはそのプラットフォーム上で複数の機能を介して動画を拡大しています。

また、最近のデータプライバシーの問題にもかかわらず、消費者は毎日フェイスブックやグーグルにログインし続けています。

両社が提供する比類のない投資対効果は、広告主がデジタル広告に移行する中で、広告媒体の第一候補となります。

そして、この状況はすぐに変わることはないでしょう。


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