The Motley Fool

心配しないで。今はみんなが辛い時だから。

新型コロナウイルスを発端に世界中で外出自粛や集会の禁止が行われており、多くの人の生活や企業活動に影響がでております。

世界中の経済活動が停滞しているので、この1か月間で世界中の株価が急落しました。

株価が下げ止まったように見えますが、大きく回復する兆しはまだ見えません。

つみたてNISAやiDeCoを切っ掛けにインデックスファンドを通じた世界中へ分散投資を行ったとしても、今はほとんどの個人投資家が損失を抱えているかと思われます。

心配しないで。大丈夫。損失を抱えているのはあなただけじゃないから。

しかし投資で初めて大きな損失を被っている人からすると、以下のように思われるかもしれません

  • 自分みたいな初心者が投資なんてするから
  • 家でも学校でも、お金の教育を受けていないから
  • 親に言われたように、貯金だけしておけばよかったんだ

そう思いますよね。私も投資を始めてから、初めて恐怖を感じる株価急落を体験しております。

論より証拠。ますは私が積み立てしているインデックスファンドのトータルリターンの推移をお見せします。

※2020年3月25日時点

私は主に投資信託の積み立てしかしてないのですが、ポートフォリオは先月比で▲23%かなりの衝撃的を受けました。

私が主に積み立てているのは、以下のインデックスファンドになります

  • 野村つみたて外国株投信
  • eMAXIS Slim新興国株インデックス

ね?損失を抱えているのは、みんな同じなのです。

冒頭で申しましたが、今は世界中の株価が下落している時期なので、投資をしている人のほとんどが損失を被っている状況です。

参考までに、世界の株価指数が年初来最高値からどれだけ下落したのかをお見せします。

これを見ていただくと、今回の新型コロナウイルスの影響がどれほど凄いかお分かりになると思います。

株価指数の下落率を算出するにあたっては、eMAXIS Slimシリーズの基準価額から算出しました。

全世界 -27%
先進国 -28%
SP500 -28%
TOPIX -17%
新興国 -28%

※2020年3月30日の基準価額より

世界中に分散されたインデックスファンドに投資をしていても、年初来最高値から約3割減です。

それだけ今、世界中で大変なことが起こっているのです。

それでも読者様からすると「いやいや、もっと前から積み立て投資を始めていれば…」と思われるかもしれません。

今回の新型コロナウイルスを端とした株価急落に耐えるには、何年前から積み立て投資をしていれば良かったのでしょうか?

結論から申しますと、5年前から積み立て投資を始めていると、現在の急落でも損失を被りません。

検証にあたっては、以下の投信を毎月定額で積み立てたとします

  • 先進国への株式100%のeMAXIS先進国株インデックス
  • 株式と債券が50%ずつ組み入れられているセゾンカード・バランスファンド

これら2つのファンドを、2020年3月30日を起点として、積み立て開始時期を遡った場合のリターンが以下のグラフです

※1:各投信の月末基準価額より、筆者作成

※2:2020年3月末の基準価額は3月30日分を採用

グラフを御覧いただいた通り、5年前から積み立て投資を始めていても、残っている利益はほぼゼロです。

7年前まで遡って、初めて利益と呼べるぐらいの金額が残るでしょう。

今から5年前というとつみたてNISAはおろか、iDeCoの加入対象者も広がっていません。

インデックスファンドの中でも超低コストなeMAXIS Slimシリーズも存在していない時期です。

金融庁が全国で開催したつみたてNISAミートアップなどのセミナーもありません。

つまりこの『5年前からなら』という事実を知ったとしても、5年前の自分が投資をしていたと思われますか?

筆者に関して言うと、間違いなくNO!です。

筆者は5年前、投資の「と」の字も興味がありませんでした(笑)

過去の失敗を将来の糧にするために振り返るのはとても大切ですが、後ろを振り返ったまま前を向かないと投資の世界に戻ってこられないかもしれません。

せっかく大きな勇気と手間をかけて始めた積み立て投資から目を背けない為にも、筆者が思いつく選択肢をいくつか提示します。

①投資している状況が恐いなら、損失が拡大する前に全て売却し、1から考えなおす手段がある

②投資額の下落率が恐いなら、株式を一部売却して、債券インデックスファンドを購入する手段がある

③投資額の下落率が恐いなら積み立てる商品を、債券が入ったものに変更する手段がある

④生活が不安になりそうなら、積み立てる金額を減らす手段がある

⑤相場環境が恐いなら一先ず積み立てを停止して、気持ちが落ち着いてから再スタートする手段がある

⑥何も気にせず、今まで通り積み立てる手段がある

⑦今を好機とみて、積立額を増やす手段がある

⑧自分の判断が不安なら、他の投資家から考えをたくさん聞いてみる手段がある

どの選択肢が読者様にとって最適なのかは分かりませんが、上記8個の選択肢のどれかが、読者様の背中を支えられたら幸いです。

最後に、筆者が投資をするにあたって筆者が心に留めている信念があります

  • 人類は2度の世界大戦とキューバ危機すら乗り越えてきた
  • 株式市場は①の出来事とリーマンショックすらも乗り越えて、大きく成長してきた
  • ①と②の間もコツコツと投資をしていた人たちは、その後に大きな利益を得てきた
  • 歴史は寸分違わず同じことを繰り返すわけではないが、歴史は往々にして韻を踏む

今は誰もがとても辛い時期です。この辛い時期を、皆で乗り越えましょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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