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世界最大級の資産運用会社「ブラックロック」の特徴

米国株や米国ETFへの投資に興味をもつと、金融商品を取り扱う資産運用会社の存在を知ることになります。

世界中に資産運用会社は存在していますが、世界三大資産運用会社といえば、以下の3社が挙げられます。

  • ブラックロック
  • バンガードグループ
  • ステート・ストリート・グローバル

その中でもブラックロックは、アメリカニューヨーク州を本拠地とする資産運用会社です。

運用資産残高は、7.43兆米ドル(=約807兆円)と世界最大規模を誇ります。(2019年12月末時点、1ドル=108.675円換算)。

参考:ブラックロック

今回はそんな世界最大の資産運用会社についてご紹介します。

ブラックロックの会社概要

ブラックロックは1988年に8人の発起人によって設立した資産運用会社です。

当初は債券運用に注力し、クローズド・エンド型ファンドや確定拠出年金等における新たな金融商品の開発によって事業拡大を図ってきました。

独自の資産運用業務をサポートするAladdinシステムを開発し、ポートフォリオ分析やリスク/リターン分析機能によるマネージメントサービスも展開しています。

One BlackRockの行動原則の下、ビジネス基盤を確立した上で戦略的な経営統合によってさらに事業規模を拡大してきた歴史があります。

2006年には、メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ、2009年には、バークレイズ・グローバル・インベスターズと経営統合しています。

そうした経営統合によってネットワークの拡大とともに、iシェアーズETFシリーズを中心のインデックス運用も積極的に行っています。

世界的な事業規模の中で、年金基金や主要な金融機関、個人投資家にいたるまで金融商品の提供やアドバイザリー業務などを展開する企業です。

ブラックロックの主要商品

ブラックロックの主要商品といえば、やはりiシェアーズETFシリーズです。

iシェアーズETFシリーズは、ブラックロックグループが運用するETF(上場投資信託)であり、世界のETF市場において、運用残高で約4割の市場シェアを有するトップブランドです。

現在、iシェアーズETFシリーズは826本存在しています。

トータルの純資産残高は約152兆円、世界の37%ほどを占めます。

債券ETFに至っては、純資産残高は約41兆円、世界の52%のシェアを占めるETFです。

特に人気のあるETFには以下の3本が挙げられます。

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(ティッカー:AGG)

ブラックロックの数ある債券ETFの中で、AGGは米国の債券市場全般の動きを示すインデックスとの連動を目指した債券ETFです。

2003年に設定されて以降、経費率0.05%の低コストと短期・中期・長期の債券全般に分散して投資できるのが魅力の金融商品となっています。

AGGはおよそ7500銘柄で構成されております。

債券の発光体は米国政府や信用格付けの高い金融機関となっており、安定的な運用が魅力です。

類似商品としては、バンガードグループが提供するバンガード社・米国トータル債券市場ETF(BND)が挙げられます。

iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(ティッカー:IVV)

IVVは、Standard & Poor’s 500 Index(S&P500)に連動する投資成果を目指す米国ETFです。

S&P500は米国株式市場の大型株のパフォーマンスを反映する代表的な指数で、この指数はすべての上場した米国株式証券の時価総額の約80%を含んでいます。

経費率は0.04%と業界最安値水準です。上位組み入れ銘柄には米国を代表するマイクロソフトやアップルといった大企業が含まれており、安定的な成長を期待できるETFです。

類似商品としては、バンガードグループのバンガード・S&P500ETF(VOO)が挙げられます。

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(通称:HDV)

高配当株を好む投資家に人気なのが、HDVです。

モーニングスター配当フォーカス指数に連動する投資成果を目指す米国ETFです。

モーニングスター配当フォーカス指数は、財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことができると認められた利回り上位約75社の銘柄で構成される指数です。

2011年に設定されており、現在上位構成銘柄にはエクソン・モービルやAT&Tが挙げられます。

いずれも高配当で知られる名だたる大企業となっています。

経費率は0.08%で、他のETFに比べて売買回転率が高いことが知られています。

類似商品としては、バンガードグループのバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)が挙げられます。

ブラックロック・ジャパンの活動

ブラックロックは全世界に支社を持ち、ブラックロック・ジャパンはブラックロックの日本法人として市場調査や広報活動などを担当しています。

現在のブラックロック・ジャパンは2009年にバークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社と経営統合してできた会社です。

2011年に証券子会社であったブラックロック証券株式会社を吸収合併しています。

これに伴い、ブラックロック証券株式会社が行っていたiシェアーズに関わる事業等を承継しています。

企業HPでブラックロックグループの紹介や金融商品の解説をしている他、日本における投資家たちの動向調査や分析、ファンドの設定や各指数の情報提供などを行っています。

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