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【米国株動向】景気の落ち込みにも強い優良企業4銘柄

モトリーフール米国本社、2020318日投稿記事より

市場にはもはや破るべき記録は残っていないと思ったのもつかの間、ウォール街は予想外の展開となりました。

米連邦準備制度理事会(FRB)による過去最大幅(100ベーシスポイント)となる緊急利下げにもかかわらず、ダウ工業株30種平均(NYダウ)、ナスダック総合指数、S&P500指数はいずれも、1営業日として過去最大の下落幅を記録しました(執筆時点)。

全ては新型コロナウイルスが原因です。一部の先進国で外出禁止令が出され、米国でも一部の州でレストランが閉鎖され、経済的打撃は計り知れません。

とはいえ、長期的に見れば株式市場を楽観視できる理由は数多くあります。

ボラティリティ(VIX)指数は金融危機以来の高水準に達していますが(執筆時点)、VIX指数が50を大幅に上回ると、長期投資家にとっては力強い買いシグナルと考えられています。

また、1950年以降でS&P500指数が10%以上下落した過去37回の調整局面の全てにおいて、その後の上昇相場が下落を完全に取り戻しています。

優良銘柄を買い、長期間保有していれば、リターンは得られるはずです。賢い投資家は、今回のパニックの最中でも株式を購入しています。

S&P500指数が過去最高値から30%下落している今(執筆時点)、長期的視点での投資先として注目の4銘柄を紹介します。

バークシャー・ハサウェイ

バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)に投資するということは、偉大な投資家であるウォーレン・バフェット氏に資金を託すことを意味します。

同社はさまざまな業界の企業を買収すると同時に、多くの企業に投資しています。

1965年以降、同社の1株当たり時価総額に基づく年平均リターンは20.3%であり、S&P500指数の配当込みトータルリターンの10%の2倍以上です(執筆時点)。

バフェット氏がバークシャー・ハサウェイを率いた55年間の間に、1株当たり時価総額は2,744,062%増加しています(執筆時点)。

当然ながら、バフェット氏も弱気相場と無縁ではありませんが、同社は2019年末時点で1,280億ドルに上る現金を保有しています。

バークシャー・ハサウェイの株主には長期的に堅実なリターンが見込まれます。

TJXカンパニーズ

ウイルスへの恐怖で消費者が自宅にとどまっている時に小売り企業に投資するというのは、得策ではないように思えるかもしれません。

しかし、TJXカンパニーズ(NYSE:TJX)は普通の小売り企業とは異なります。

同社は規模と全米展開を生かし、ブランド力のある衣料品やアクセサリーを安く大量に仕入れ、それをディスカウントで販売してもなお十分な利益率を確保しています。

16日の株価下落を受けて、TJXの2021年度予想株価収益率(PER)は13倍まで低下しており(執筆時点)、2010年以降で最も割安となっています。

ジャズ・ファーマシューティカルズ

今回の調整局面では、ジャズ・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:JAZZ)のような特殊医薬品メーカーの株価も下落していますが、新型コロナウイルスの感染が拡大したからと言って、同社の薬を飲んでいる患者が薬を必要としなくなることはありません。

同社は主に希少疾病を対象としているために競争が少なく、価格決定力もあります。

同社にとって薬価改革は一つの懸念事項ですが、薬価改革に積極的なバーニー・サンダース氏が大統領選の民主党候補者争いから脱落すれば、大規模な薬価改革は議題に上らなくなる可能性があります。

16日の取引終了時点で同社の2021年予想PERは6倍未満と、極めて割安です。

パロアルトネットワークス

下落相場ではしばしば、高成長ハイテク株の株価が驚くほど割安になることがあります。

サイバーセキュリティ企業のパロアルトネットワークス(NYSE:PANW)は、先日発表した2020年度第2四半期(2019年11月-2020年1月)決算が失望に終わり、株価は2月19日に付けた高値から45%下落しています(執筆時点)。

予想株価キャッシュフロー倍率は過去最低の12.7倍に低下し、過去5年平均の約半分の水準にありますが、長期的なキャッシュフロー創出見通しは上向いています。

また、サブスクリプションベースという同社のビジネスモデルも魅力的です。

2020年7月期の上半期の売上高15億9,000万ドルのうち11億1,000万ドルがサブスクリプションおよびサポート関連でした。

サブスクリプションは利益率が高く、また景気が落ち込んでいる時はサブスクリプションの解約は少ない傾向にあります。

さらに、サイバーセキュリティはあらゆる企業にとって必須のサービスです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Sean Williamsは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、パロアルトネットワークス株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、TJXカンパニーズ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2021年3月の225ドルのショート・コール)。

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