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【米国株動向】2兆ドルの景気刺激策で航空宇宙銘柄の株価が急上昇

モトリーフール米国本社、2020年3月25日投稿記事より 

トランプ政権と与野党の議会指導部が、新型コロナウイルスによる経済悪化を回避するための対策として2兆ドル(約220兆円)規模の景気刺激策で合意しました。

刺激策の詳細は執筆時点で確定していませんが、この2兆ドルには航空宇宙関連企業とそのサプライヤーを支援するための資金が数百億ドル含まれると報告されています。

この発表により、航空宇宙産業の大手サプライヤーであるユナイテッド・テクノロジーズ(NYSE:UTX)、ハイコ(NYSE:HEI)、テクストロン(NYSE:TXT)や、防衛関連のロッキード・マーティン(NYSE:LMT)、ジェネラル・ダイナミクス(NYSE:GD)、レイセオン(NYSE:RTN)は、景気後退を回避できるだろうとの楽観的な見方から、株価が2桁パーセント増となりました。

航空業界各社の対応と位置づけ

航空業界は、この数週間で新型コロナウイルスの影響を最も強く受けている分野の一つです。

各社はこの対応として、フライトを削減し、ボーイング(NYSE:BA)やその他のサプライチェーンなどの航空機メーカーに圧力をかけています。

これにより、ボーイングは政府に対し、航空宇宙セクターへの援助に600億ドルを要求していました。

ユナイテッド・テクノロジーズとハイコはどちらも主要航空宇宙産業のサプライヤーです。

また、ユナイテッド・テクノロジーズはレイセオンと経営統合をする予定です。

テクストロンとジェネラル・ダイナミクスは、商用ジェット機の北米最大のサプライヤートップ3に含まれています。

ロッキード・マーティンは他の企業に比べて商業的事業は少ないですが、間接的に景気刺激策から利益を得る可能性があります。

今回の大規模な景気刺激策によって、企業は苦境を乗り越えやすくなりますが、景気後退を防ぐには十分ではありません。

新型コロナウイルスの感染拡大が終結し、ビジネスが通常に戻るまで、どれほど景気後退が深刻で、企業がどれだけの影響を受けるかを知ることは困難でしょう。


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Lou Whitemanは、ロッキード・マーティン株、ジェネラル・ダイナミクス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ハイコ株、テクストロン株を保有し、推奨しています。

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