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【米国個別株動向】テキサス・インスツルメンツが投資家にとって魅力的な理由

モトリーフール米国本社、2018年12月3日投稿記事より

テキサス・インスツルメンツ(ティッカー:TXN)は、時価総額が約950億ドルに上る、世界で有数の半導体メーカーです。

当然のことながら、同社の収益性は極めて高い水準にあります。

2017年には純利益が37億ドルに迫り、アナリスト予想によれば、この数字は2018年には約55.7億ドルに増加する見込みです。

同社の優れた点をもう一つ挙げると、それは株主還元です。

同社のウェブサイト上の投資家向け情報開示のページで「配当と自社株買いを通じて、すべてのフリー・キャッシュ・フローを株主に還元することを目指す」と述べています。

インカム重視の投資家にとって、テキサス・インスツルメンツは非常に魅力的といえるでしょう。

高配当かつ持続可能

テキサス・インスツルメンツは最近、四半期配当を一株当たり0.77ドルに引き上げました。

これは、前四半期から24%以上の増配です。

年換算すると一株当たり3.08ドルとなり、現在の株価に基づくと配当利回りは約3.15%となります。(株式の配当利回りは、配当金額と株価の両方に依存するので、株価の変動に応じて配当利回りも変動することに注意してください。)

この配当はかなり高水準だといえますが、同社にはまだまだ余力があります。

一株当たり3.08ドルの配当を支払っても、2017年の一株当たり純利益(EPS)4.36ドルから算出される同社の配当性向は、71%にとどまります。

配当性向とは、一株当たり配当金をEPSで割った指標で、利益の何割を配当に充てているかを表します。

さらに、アナリスト予想では、2018年のEPSは5.57ドルに成長する見込みで、その予想に基づけば、配当性向は55%をわずかに上回るに過ぎません。

2019年のEPS予想は5.54ドルとなっており、2018年をやや下回る見込みですが、それでも現在の配当をカバーするには十分すぎる水準です。

ところで、企業というものは増配の継続を良しとするものです。

テキサス・インスツルメンツもこれにならい、来年も増配を続けると予想しています。

ただし、今回のような大幅増配とはならないでしょう。

同社のEPSは、2018年は順調に急成長を維持しており、今回のような24%もの増配も頷けます。

しかし、アナリスト予測が正しいとすれば、2019年のEPSはやや落ち込むため、大幅な増配は難しいでしょう。

自社株買いと配当の関係

企業がEPSを伸ばすための第一の方法は、純利益を増加させることです。

また、EPSとは、純利益を発行済株式数で割った指標ですので、自社株買いによって分子を小さくすれば、EPSを上げることができます。

テキサス・インスツルメンツもまた、多くのフリー・キャッシュ・フローを自社株買いに投じています。

同社のヒストリカル・チャートを見れば、発行済株式数が継続的に減少していることが分かります。

純利益の水準が一定であると仮定すれば、発行済株式数を減少させることにより、同社はEPSおよび一株当たりフリー・キャッシュ・フローを増加させています。

これは同時に、配当総額が一定であると仮定すると、一株当たり配当金額の上昇を意味します。このような仮定の下では、自社株買いは増配につながることが示されているのです。

まとめ

テキサス・インスツルメンツが投資家にとって魅力的な理由は、継続的可能な配当金と株主への還元性です。

今回の記事を投資の参考にしていただければと思います。


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