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iDeCoの手数料を抑える小技を教えます

前回の記事で、専業主婦(夫)の人は所得税の減税ができない為、運用中に発生する手数料の負担が大きいという話をさせていただきました。

専業主婦(夫)がiDeCoに加入すると、手数料負けしやすい

また、iDeCoに加入してしまっても、現在の制度ではiDeCoを途中脱退するのは容易ではありません。この事実を知り、絶望した人も多いでしょう。

しかし諦めてはいけません。iDeCoの手数料をゼロにすることはできませんが、今回の記事では手数料を少しでも抑える小技を紹介いたします。

結論から申しますと、iDeCoの拠出頻度を年1回にして全額元本保証型を買付け、翌年から手作業による12分割のスイッチングを行うのです。

この小技を紹介しているメディア媒体・書籍はほとんど見かけません。

それでは改めて、iDeCoで運用している際に発生する手数料を確認しましょう

  • 手数料の位置付け:手数料名(支払先)金額

①買付時:事務手数料(国民年金基金連合)105円/月(※買い付ける度に発生)

②口座維持:資産管理手数料(信託銀行)66円/月(※買付の有無に関係なく発生)

③口座維持:運営管理手数料(銀行or証券会社)(※買付の有無に関係なく発生し、金額は申し込み先の金融機関による)

iDeCoに加入した人が毎月積立てを行った場合、年間手数料は(①+②+③)×12回=2,052円~となります。

しかしiDeCoには拠出したい月を選択することが可能となっており、拠出頻度を年1回にすると、手数料の計算式は以下の様になります。

ポイントは、①の買付時に発生する事務手数料です。

年間手数料は(②+③)×11回 +(①+②+③)×1 =897円~

いかがでしょうか?拠出頻度を年1回にすることで、必ず発生する手数料を56%減らすことが可能です。

それでは年1回拠出にした場合の、年間手数料が掛け金に占める割合を計算してみましょう

  • 1ヶ月当たりの拠出金額:拠出金額に占める手数料の割合 ※( )内の数値は、毎月積立ての場合

5,000円:1.49%(3.42%)

10,000円:0.74%(1.71%)

23,000円:0.32%(0.74%)

手数料に占める割合を数値化すると、かなり削減できたことが判ります。

さて、ここで1つ疑問が出ませんでしょうか?

長期投資の王道は、投資対象と積立て頻度(=時間)の分散ですが、上記で紹介した投資手法では一括投資になってしまいます。

iDeCoという制度は長期投資を前提とした制度であっても、年1回拠出では積立て頻度の分散ができません。

ここで思い出していただきたいのが、冒頭で申した『拠出頻度を年1回にして全額元本保証型を買付け、翌年から手作業による12分割のスイッチングを行う』という作業なんですね。

それでは具体的に説明します。

毎月の拠出金額を23,000円として拠出する月を12月だけに設定すると、12月に一括で276,000円の拠出します。

そしてこの276,000円の買付先を、元本保証型の定期預金にしておきます。

次に翌年からは御自身で毎月(合計12回)定期預金を23,000円解約して、投資したい商品を買い付ける『スイッチング(運用商品預け替え)』という作業を行います。

少々手間となりますが、このスイッチングという作業は手数料が発生しません。

すると拠出頻度が年に1回だけなので、国民年金基金連合に支払う事務手数料150円も1回しか発生しないのです。

毎年節約できる手数料は1,200円弱と小さな金額ですが、これを40年も続けるとバカにできない額になります。

毎月の給料日にお金を引き出す感覚で、PCを操作すれば手間にもならないでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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