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【米国株動向】低リスク志向の投資家が注目すべき米国配当株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020212日投稿記事より

投資家は、どのようなリスクにも耐えられる投資家を除けば、リスクとリターンのバランスの取れた銘柄に注目しなければなりません。

以下、低リスクでリスク・リターンのバランスが取れている3つの配当銘柄、ホーメル・フーズ(NYSE:HRL)、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(NYSE:EPD)、ヴェリート(NYSE:VER)を紹介します。

1. ホーメル・フーズ:健全なバランスシートを維持しつつ食品ブランドの再構築に取り組む

ホーメルは、同社の象徴的な缶詰食肉ブランドSPAMで知られていますが、実際にはそれぞれのカテゴリで第1位または第2位に位置付けられる40以上のブランドを有する大手食品会社です。

近年は消費者の購買習慣の変化によって売上高と利益は圧力にさらされていますが、同社はポートフォリオを積極的に調整しており、陳腐化した古いブランドの売却と新たなブランドの買収を通じて消費者の心を捉えようとしています。

同社はこの数年で比較的規模の大きい複数の買収を実行したにもかかわらず、そのバランスシートは驚くほど強固なままです。

長期債務の自己資本に対する比率は5%未満で、自己資本は利払い費の66倍に相当します。

配当性向は45%前後と妥当な水準であり、配当利回りは2%と控えめながら過去10年にわたり年率平均16%と驚くべきペースで成長しています。

ホーメルは保有者をワクワクさせる銘柄ではありませんが、過去の実績が何らかの指針となるとすれば、同社は今後も実績を踏襲し、力強い増配によって投資家に報い続けるでしょう。

2. エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ:財務の健全な石油・ガス中流事業会社

次に紹介するのは、マスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)のエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズです。

このエネルギー銘柄を低リスク株にリストアップすることを奇妙に思われるかもしれませんが、そう判断するのは早計です。

同社は北米で最大かつ最も多様化された石油・ガス中流事業の一つを運営しています。

すなわち、様々なパイプライン、処理施設、貯蔵施設を保有し、採掘された石油と天然ガスがエンドユーザーに送り届けられるまでのプロセスを担っています。

実際、同社の粗利益の約85%は、通常はエスカレータ条項(手数料を燃料価格に連動させる規定)が盛り込まれた長期契約に紐付けられる手数料から発生しています。

石油・天然ガスの需要は依然として堅調であり、今後数十年は大きく変化する可能性が低いことから、不安定な原油相場は同社にとってさほど大きな問題ではありません。

同社は業界で最も保守的な企業の一つでもあります。

例えばEBITDA有利子負債倍率は3倍ほどで、業界で最も低いグループに属します。

そして最も注目すべきは6.9%の配当利回りです。同社は20年以上にわたり毎年増配を続けています。

3. ベリート:不正会計処理から脱却、成長再開への態勢が整う

不動産投資信託(REIT)であるベリートはおそらく、2014年に起きた不正会計で最もよく知られています。

しかし、現在のベリートはもう当時のベリートではなく、法的な和解も既に成立しています。

ベリートは米国有数の規模を誇るネットリース資産ポートフォリオを保有しています。

ネットリース物件では、建物の運営費の大部分をテナントが支払うため、家主にはあまりリスクがありません。

また、ポートフォリオは多様化されており、構成比率はリテールが44%、レストランが21%、オフィスが18.5%、工場が16.5%となっています。

ベリートの本当の魅力は、訴訟による逆風が過去のものとなる中で、事業を再び成長させ始める態勢を整えつつあることです。

調整後FFOは、同業他社が20倍以上であるのに対してベリートは約14倍と割安で、配当利回りは5.6%です。

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米国の株式市場は最高値を更新している一方で、バブルを警戒する見方もあります。そこで、より堅実な投資先として、緩やかながらも成長し続け、持続的に増配する銘柄を検討してみてもよいでしょう。このレポートでは、堅実な成長が見込める5つの高配当株をご紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Nicholas Rossolilloは、ホーメル・フーズ株、ヴェリート株を保有しています。モトリーフール米国本社は、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ株を推奨しています。

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