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2019年注目の優良米国株3銘柄

アリゾナ州立大学のベッセンビンダー教授の研究によれば、1926年から2016年の90年間で米国株式市場の上昇の半分をたった86銘柄が貢献しているようです。

同研究によれば、この90年間に、全銘柄のわずか4%が米国株式市場の上昇のほとんどを担っていることになります。

ここからいえるのは、ひとつかみの優良企業を長期保有することから得られるリターンは莫大だということです。

それでは、どのように優良銘柄を見つけていけばいいのでしょうか?

今回は2019年、長期保有を前提とした注目の米国株銘柄を解説していきます。

2019年に保有しておきたい優良株

2019年、長期保有で注目すべき優良株は、ネクステラ・エナジー(ティッカー:NEE)、ファイザー(ティッカー:PFE)、そして ディズニー(ティッカー:DIS)が挙げられます。

ネクステラ・エナジー:経営変革スピードが群を抜く電力会社

ネクステラ・エナジーは、今世紀に入り、配当込みで15倍近いリターンをたたき出しました。

これは、世界を見回しても、電力ガス関連の大型株ではトップレベルのリターンといえます。

このような高いリターンの背景には、同社の事業ポートフォリオの「変革」にあります。

優秀な経営者を抱える電力会社でも、石炭から、ローコストの風力・太陽光といった再生可能エネルギーや天然ガスへと発電源をシフトを完遂するのに、今後10年以上はかかるでしょう。

ネクステラ・エナジーでは、すでに石炭発電はわずか2%まで引き下げており、再生可能エネルギーが25%、天然ガスが46%、原発が26%といった電源構成となっています。

これは過去20年間、業界の先駆けとして、ローコストの発電源に戦略的に投資し続けた結果であり、今後は太陽光発電や蓄電設備に集中投資をしていく予定です。

ローコストの発電源の比率を引き続き引き上げていくことで、少なくとも2020年までは年率13%の増配を達成させていくことを経営陣は狙っています。

これまでのトラックレコードをみても、実現可能性は高いといえるのではないでしょうか。

ファイザー:成長軌道に戻りつつある巨大製薬会社

ここ数年、ファイザーのような成長率の低い製薬会社は、大化けしうるバイオ株と比べると、投資対象として面白くはなかったといえます。

しかし、2018年から製薬会社が見直されはじめ、今後株式市場が調整局面に入るかもしれないことから、業績が好不況に影響されにくい製薬会社はますます注目されていくかもしれません。

高コレステロール血症薬で「リピトール」という大型薬のパテントが2011年に特許切れになったこと等で、過去10年ファイザーにとっては厳しい経営状況が続きました。

しかし、今となってはリピトールの売上は十分落ちきっていて、新薬が今後の成長を牽引していく見通しがついてきています。

例えば、新規の乳がん治療薬「イブランス」や、経口抗凝固薬「エリキュース」といった新薬が、最近の売上増を牽引しています。

またファイザーは、高成長が期待されるバイオシミラーの分野でもリーダー的なポジションを確立しています。

例えば「インフレクトラ」の売上は、年率5割の伸びを最近の四半期で達成しています。

配当狙いの投資家にとっても、ファイザーは魅力的といえます。

去る12月に6%の増配を果たしており、記事執筆時点で3.4%の配当利回りを出しています。

またこの増配とともに自社株買いも実施しており、株主還元は手厚いといえます。

消費財セグメントについてはグラクソスミスクラインと新会社を設立し、外だしにすることにより、さらに事業ポートフォリオを強化し、増益増配を継続していこうという経営陣の思惑が見えます。

このように、ファイザーは大型薬の特許切れの影響が小さくなる中で、新薬や新分野の成長が業績を上向かせつつあり、事業ポートフォリオの効率化にも余念がありません。

ファイザーは5年後、どこにいるか?

ディズニー:テーマパークだけでない、複数の成長ドライバーを有する

ディズニーは、マーベルスタジオ、ディズニーワールド、ABC、EPSNといった、多岐にわたるコンテンツ制作会社やテーマパーク、そして放送局を傘下に置いています。

過去10年はマーベルスタジオとテーマパークが両輪になって、着実な増収増益を遂げてきました。

ここにきて、ディズニーにとって、最大のリスクは、ネットフリックスといったストリーミングの台頭によりケーブルテレビ市場が縮小し、ESPNが全体の足を引っ張ることにありました。

このリスクに対処すべく、2018年は「ESPN+」というストリーミングサービスを繰り出し、その効果がフル寄与してくる2019年は期待できそうです。

「ESPN+」は「DISNEY+」とともに、ネットフリックスなどの競合ストリーミングサービスに対抗していくカナメとなるかもしれません。

メディア・放送業界は今後大きな変化があり、将来の勝者を見極めることが難しくなってきていますが、ディズニーが勝ち組になる確率は高いといえるのではないでしょうか。

【米国個別株動向】ディズニーの業績は好調。テーマパーク・スタジオの両部門が牽引

まとめ

以上が2019年に保有しておきたい、長期保有を前提とした優良銘柄でした。

ファイザーやディズニーは、日本でも知名度があり、とっつきやすい銘柄と言えるでしょう。

米国株式は配当も魅力的ですので、2019年はポートフォリオに米国株も加えてみてはいかがでしょうか?


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