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【米国株投資】Jira Softwareのアトラシアンに注目

出典:Getty Images

アジャイル開発という用語をご存知でしょうか。

IT業界の人には当たり前かもしれませんが、一般的な用語ではないかもしれません。

規模の大きなシステムは、エンジニアが複数人集まって共同開発をします。

しかし開発に携わる人数が増えれば増えるほどプロジェクトの進行管理は煩雑で難しくなります。

例えば誰がどんな仕事をどれぐらい進めているのかが分かりづらいのです。

他にも開発するためのプラットホームの共有やコミュニケーションを円滑に進めるためのメッセージ機能もアジャイル開発では欠かせません。

「アトラシアン(NASDAQ:TEAM)」はアジャイル開発、言い換えればチームで働く人たちを支援するソフトウェアで注目されています。

2020年2月現在、株価は右肩上がりで上昇を続けており、売上も年々伸びています。

本記事では注目のIT企業アトラシアンをご紹介します。

アトラシアンは法人向けのソフトウェア提供で伸びている成長企業

アトラシアンは法人向けの共同開発ツールで支持されている企業です。

本社はオーストラリアのシドニーにあります。

しかし上場されている市場は米国のNasdaqです。

2002年に創業されて以来、アトラシアンのソフトを利用する企業は増え続けています。

アトラシアンの利用企業の中には、米国のコカ・コーラやCITIグループ、VISA、BMW、eBayなど大企業も名を連ねています。

2013年には日本法人も設立し、アトラシアンは日本語対応のサービスや技術サポートも行っています。

ところでタスク管理ツール「Trello」は、無料で使える便利なソフトで仕事やプライベートで使っている人もいるかもしれません。

あの「Trello」も実はアトラシアンの傘下です。

アトラシアンという企業名は知らなくても、サービスを知らず知らずのうちに利用している人も多いのではないでしょうか。

アトラシアンの得意分野はチームを支援するソフト開発

アトラシアンの得意分野はアジャイル開発を促進するソフトウェアです。

日本でもIT企業ではなくとも業務の可視化やコミュニケーションを円滑に進めるクラウドサービス、「サイボウズ」が有名です。

アトラシアンの提供するサービスのイメージがわかなければ、「サイボウズOffice」にエンジニア向けの開発プラットホームも組みこまれたサービスと考えると理解しやすいのではないでしょうか。

アトラシアンの主力は「Jira Software」

アトラシアンの主力はJira Softwareです。

アジャイル開発やプロジェクト管理用のソフトウェアです。

チームの運営をこのようなソフトに頼らず進めることもできますが、仕事の進め方や管理が特定にディレクターや人に依存しすぎてしまいます。

しかしJira Softwareのような共通の管理プラットホームを使えば、アジャイル開発やチームのディレクションも第三者が引き継ぎやすくなるメリットがあります。

Jira Softwareはタスク管理の振り分け、スケジュールの進捗管理、Slackなどの外部ツールとの連携など開発やプロジェクトの進行に役立つ機能を提供しており世界的に利用されています。

Jira Softwareと互換性の高いソフトも提供

アトラシアンはJira Softwareを中心に互換性の高いソフト、サービスも展開しています。

例えば、情報共有と議論の場を提供するConfluence、一時的に開発した情報を一元管理するBitbucket、チャットツールのHipchat などです。

アトラシアンの提供するソフト、サービスを利用すればするほど同業他社のサービスに乗り換えづらくなります。

相互補完的にそれぞれのサービスがつくられているため、アトラシアンのサービスを利用するとJira Softwareだけでなく周辺のソフトもあわせて使うと便利です。

新しいツール、ソフトを使いこなすには学習コスト(機能を覚えたり、慣れたりする手前と時間)がかかります。使っている人が多ければ多いほど乗りかえづらくなります。

このようなビジネスの基幹に関わるサービスは一度、利用すると継続利用をしてもらいやすいのです。

アトラシアンのビジネスモデルはサブスクリプション型

アトラシアンはSaaS企業です。

クラウドサービスでJira Softwareをはじめとした自社製品をサブスクリプション方式で販売しています。

アトラシアンのビジネスモデルは本質的にAdobeやNetflixのようなサブスクリプションサービスの提供です。

AdobeもNetflixもサブスクリプションモデルで大きく成長した企業です。

このようなサブスクリプション型のビジネスモデルは継続して安定した収益を出しやすく、安定した経営にもつながります。

特にアトラシアンはB2Bを中心としたビジネスモデルのためサービスを乗り換えられづらいという強みもあります。

アトラシアンの製品は法人向けだがオンラインで販売

アトラシアンは営業チームを置いていないことでも知られています。

アトラシアンのサービスは無料トライアルで試すこともでき利用のハードルを下げています。

よいサービスをつくれば口コミで広まるという信念で成長してきた企業で、製品開発に特に力を入れ拡大してきました。

多くの法人向けサービスは営業チームの交渉を通してサービスの契約をします。

そして交渉時に時には安くしたり、時には高値で契約するなど不透明な売り方をしています。

しかしアトラシアンは営業力ではなく製品開発力でここまで成長してきました。

よい製品をオープンな価格で無料で試せるようにすることでアトラシアンはシェアを拡大してきたのです。

アトラシアンの売上は年々、増加中

(アトラシアン公式より引用)

アトラシアンのビジネスの柱はサブスクリプションです。

公式ページの年間報告の一番上の「Subscription」の数字を追って見ると2015年から年々、増加しているのが分かります。

売上も順調に伸びており株価も4年で約7倍まで伸びています。(20USDが約150USD付近まで伸びました。)

まとめ

アトラシアンは法人向けの共同開発ツールを提供しています。

IT企業だけではなく様々な業種でアトラシアンのJira Softwareは広く使われています。

サブスクリプション型のサービスを法人に提供することでシェアを伸ばし、収益も順調に伸びています。

Jira Software以外の相互補完的なサービスや、企業向けの導入で一度使われると安定して使い続けてもらえる強みも投資家にはポジティブな要素ではないでしょうか。

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