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2020年大注目、アメリカ大統領選挙の今を読む

先日、トランプ大統領の弾劾裁判が終わりました。

52票対48票で、トランプ大統領に無罪判決が下されました。

これにより、去年から懸念されていたトランプ大統領へのマイナス材料が1つ払拭されました。

そして、民主党候補を選ぶ党員集会が、今月3日に初戦のアイオワ州で行われ、候補者最年少(38歳)のピート・ブティジェッジ氏が勝利し、大きな話題となりました。

その後の第2戦、ニューハンプシャー州予備選では、サンダース氏が勝利。

アイオワ州で勝利したピート・ブティジェッジ氏は2位、続いて3位は、クロブシャー氏、4位はウォーレン氏と続きました。

そして、最有力候補と言われていたバイデン氏は、予想を反し5位となり、現在苦しい立場に立たされています。

そして、遅れて出馬表明をしたブルームバーグ氏は、3月3日の「スーパーチュースデー」から参戦してくる予定です。

さて、予備選挙戦で上位にいる人物たちはどのような公約を掲げ、どのような考えを持っているのでしょうか?

【ピート・ブティジェッジ氏】

前インディアナ州サウスベンド市長。

若さを前面に出したキャンペーンを行っており、自ら同性愛者であることも公表しています。

カトリック教徒で、ヘルスケアの充実、企業増税を掲げています。

ただ、他の候補者に比べると、目立った公約が見えない現状があります。

ここから、具体的な案が出てくるのかが注目されています。

また、トランプ大統領とは対照的に、黒人層からの支持率が低いことが挙げられます。

学歴は素晴らしく、ハーバード大学、英国のオックスフォード大学を卒業し学士号も得ているエリートです。

軍出身者でもあり、7か月間アフガニスタンへ従軍しています。

軍出身で、アフガニスタンに従軍した経験があることはアメリカでは好感され、プラス要因です。

逆に自ら公表している同性愛者という部分に今後世論がどう反応していくのか?気になるところです。

【バーニー・サンダース氏】

アメリカ合衆国上院議員。社会主義者。

彼はしっかりとした政策を掲げており、若者世代から圧倒的な人気があります。

今のアメリカの若い世代では、社会主義を受け入れる器量がある様です。

経済的格差問題を指摘し、富裕層、大企業への大増税を前面に掲げています。

そして、目玉政策はこれです。アメリカの学生の多くが抱えている大きな問題、巨額の学生ローンを全て帳消しに、学生ローンは政府が全面負担します、という、まるで夢のような公約を掲げています。若者から、熱い支持が集まるわけです。

ただ、民主主義者のアメリカ国民が、果たして、大統領に社会主義者の彼を選ぶのでしょうか?

今、疑問視されており、注目されています。

【マイケル・ブルーグバーム氏】

元ニューヨーク市長。

大富豪としても知られている彼ですが、富裕層向けに増税を提案しており、富裕層が負担するべきだ!という考えを前面に出しています。

中高年の白人層から多く支持を得ています。

そして、現在全米で支持率3位につけています。

また、彼は副大統領候補にヒラリー・クリントン氏を検討していると発言しており、注目されてます。

ブルームバーグ氏がヒラリー氏とタッグを組めば、かなり強力なチームとなり得ます。

しかし、トランプ大統領支持者からは相当嫌われているヒラリー・クリントン。

この発言が、吉と出るか、凶と出るか。先行きが気になります。

【ドナルド・トランプ氏】

さて、最後にトランプ大統領はどうでしょうか?

現在、黒人からの支持率が大幅に上昇しています。

その背景には、強い経済を実際に作り上げ、雇用を増やし、黒人の失業率がかつてないほど低くなっている現実があります。

オバマ政権時代よりも、貧困層や黒人層の収入が実際に増えているのです。

民主党は今まで人種的な問題を取り上げて、黒人からの票を得てきました。

しかし、好意的な言葉を並べるだけで、実際に行動で示してくれたのは、トランプ大統領でした。

このことから、黒人層からの票が民主党から逃げている現実があります。

2009年には、初の非白人として、バラク・オバマ氏が第44代アメリカ大統領に就任しました。

もし、ピート・ブティジェッジ氏が今回勝利すれば、史上最年少尚且つ、同性愛を公表した初めての大統領が誕生します。

新しい時代への変化が確実に起きています。

ピート・ブティジェッジ氏が、大統領になる可能性も大いにあると言えるでしょう。

2020年アメリカ大統領選、いったい誰が勝利するのでしょうか?

これからの、予備選挙選、党員集会から目が離せません。

【今後の予定】

≪2月≫

  • (22)ネバダ州党員集会
  • (29)サウスカロナイナ州予備選

≪3月≫

  • (3)スーパーチューズデー
  • (10)ミシガン州などで予備選
  • (17)フロリダ州、オハイオ州などで予備選

(スーパーチューズデーでは、人口最大のカリフォルニア州、2番目のテキサス州を含む14州にて予備選を行う)

≪4月≫(28)ペンシルバニア州など6州で予備選挙

≪7月≫(13~16)民主党全国党大会

≪8月≫(24~27)共和党全国党大会

≪9月≫(29)第1回大統領候補者による討論会 インディアナ州サウスベンドにて

≪10月≫

  • (7)副大統領候補者による討論会 ユタ州ソルトレイクシティーにて
  • (15)第2回大統領候補者による討論 ミシガン州アーナーバーにて
  • (22)第3回大統領候補者による討論 テネシー州ナッシュビルにて

≪11月≫(3)大統領選挙 投票日


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