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世界最大規模の運用会社バンガードグループの特徴

日本にいながらにして海外への投資を考える際、運用会社を通じて米国ETFを購入するといった方法が挙げられます。

現在、日本の証券会社を通じて複数の運用会社が運用する金融商品を購入できますが、特に有名なのが世界最大規模を誇る運用会社、ザ・バンガード・グループ・インク(以下:バンガード)です。

バンガードは、アメリカのペンシルバニア州に本社を構え、日本を含めた世界19カ国に支店をもつ企業です。

世界初のインデックスファンドを個人投資家に提供した企業としても知られています。

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バンガードの沿革と創業者ジョン・ボーグルについて

バンガードは、創業者ジョン・ボーゲルが1975年に設立した資産運用会社です。

現在、その顧客である投資家の数は3000万人以上と言われ、運用資産はトータルで605兆円にものぼります。 

ジョン・ボーグルの掲げた4つの原則に基づき、徹底した顧客重視のサービスを展開しています。

<4つの原則>

  • 明確で適切な投資目標の設定
  • 幅広く分散しているファンドに投資し、適切な資産配分のバランスを保つ
  • コストの最小化
  • 規律ある長期的視点での運用

バンガードは上場投資信託等を自ら所有しており、投資家はそのファンド等の出資者となるためスケールメリットの恩恵を投資家が直接的に受け取ることができます。

他の運用会社との大きな違いであり、株主への還元を必要としない分、受益者に還元ができるのが特徴です。

実際にバンガードが保有するファンドにおける利益は、信託報酬の引き下げなどに直結しており、多くの投資家から支持される理由の一つとなっています。

創業者ジョン・ボーグルは、バンガードの創始者であり、インデックス・ファンドの父と呼ばれる人物です。

1975年にバンガードを創設し、1976年には世界ではじめてインデックス運用型の株式投信を販売しています。

ノーロード(販売手数料無料)による運用・販売手法を世界で初めて導入したことでも知られます。

著名な投資家として知られるウォーレン・バフェット氏も、ボーグル氏を「最も米国の投資家に貢献した人物」と称賛しています。 

バンガードの提供する主な金融商品

現在、バンガードの提供する金融商品のほとんどを日本の証券会社を通じて購入することができます。

ネット証券の購入手数料無料化が進んでいるため、購入しやすい環境が整っています。

主要な金融商品は以下の通りです。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

バンガードの中でも主力商品の一つで、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指す米国籍ETFです。

現在、組み入れ上位銘柄は、アップル(2.27%)・マイクロソフト(2.07%)・アマゾン・ドットコム(1.33%)・フェイスブック(0.85%)・JPモルガンスタンレー(0.75%)となっています。

信託報酬が0.09%と低コストで、新興国を含む世界47ヶ国の株式に投資できるのが魅力です。

約2900銘柄に分散投資することができます。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(NYSEMKT:VTI)

CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す米国籍ETFです。

上位銘柄には、VT同様GAFAやバークシャー・ハサウェイ(1.35%)やジョンソンエンドジョンソン(1.21%)が含まれています。

3500以上の銘柄に投資することが可能で、米国市場全体に投資したい投資家に人気のETFとなっています。

バンガードS&P500 ETF(NYSEMKT:VOO)

S&P500指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す米国籍ETFです。

バンガードの金融商品の中でももっとも長く運用されているETFの一つです。

四半期ごとにリバランスが行われており、上位銘柄はアップルやマイクロソフトといった大型株が占めています。経費率が年率0.03%という低経費が魅力です。 

バンガード・インベストメンツ・ジャパンの動向

日本には、バンガードの子会社であるバンガード・インベストメンツ・ジャパンがあります。

日本支社として2000年に前身であるバンガード・インベストメンツ・ジャパン証券株式会社が設立されています。

2009年に現在の名称となって、2017年には資産運用業の登録をしている企業です。

ボーグルの理念とそれに基づく金融商品を日本の投資家に広めるべく活動をしています。

資産運用に関するコラム等を定期的に発行しています。

ニュースレターは誰でも登録すれば自動で送付されるようになっています。

また、ブロガー交流会を開催しており、積極的に個人投資家に向けてメッセージを伝えている印象があります。

ボーグル氏のメッセージや新商品の紹介など情報発信に力を入れています。

近年は、セゾン投信との協業で実現したセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドや、楽天証券やSBI証券と協業した楽天VT・楽天VTI、SBIVOOといったバランスファンドやインデックスファンドを多数展開しています。

今後も日本企業との協業が注目されています。

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免責事項と開示事項 記事の作者、岸清香は記事内で言及されている銘柄を保有していません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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