The Motley Fool

Wayfair(ウェイフェア)は家具のオンライン売上が成長。独自のプラットフォーム構築も追い風

モトリーフール米国本社、2018年11月29日投稿記事より

今年は、ウェイフェア(ティッカー:W)にとって素晴らしいホリデーシーズンになるでしょう。

同社は、近年、売上高を更新し、ブラック・フライデーを中心としたオンラインショッピングのピーク時に売り上げが好調だったことを示しています。

今回は、このEコマース大手のウェイフェアについて詳しく見ていきます。

家具のオンライン売上が成長

ウェイフェアは、感謝祭(サンクスギビングデイ)からサイバーマンデー(米国で感謝祭(11月の第4木曜日)の次の月曜日)までの5日間で前年比58%の売上の急上昇を記録しました。

これは第3四半期に記録された前年比40%の急増からの更なる加速を意味します。現在のウェイフェアは会社の成長目標を上回る好決算を出しているということです。

さらに言うと、この58%の売上の急上昇は、同社が2017年に同期間に記録した前年比53%の増加率よりも改善しています。

成長率が加速しているということは、市場シェアを獲得しており、また、さらなる改善の余地があることも意味しますので、よいニュースであると言えます。

ウェイフェアは、ブラック・フライデー(感謝祭の翌日の金曜日)で急速に売上が伸びたと指摘しました。

そして、経営陣は、家庭用家具の販売が物理的な小売業からオンラインにシフトし続けていると述べています。

「ホリデーシーズンの全体的なオンライン売上の流れは、休日の週末のオンライン売上と同様の傾向にあり、卓越した成長を遂げています」と、CEOのニラ・シャーは説明しています。

Amazonとは異なる独自のプラットフォームを構築

ウェイフェアの成長における重要な要素は、同社が既に支配している中核的な家具という市場を超えてニッチな市場に販売対象を拡大することです。

この点についても同社にプラスとなるニュースがありました。同社はサイバーマンデーに多くのソファやカーペットなどを販売していましたが、蛇口やインテリアなどの売上も伸びています。

もしウェイフェアが、ソファやバスタブなどを購入した顧客を喜ばせることができれば、その顧客は、長年にわたりその家具に関連するニッチな製品を同社から購入してくれる可能性が高いと言えます。

ウェイフェアの最たる競合は当然ながらAmazonと言えますが、家具などの取り扱いでAmazonなどのECと差別化をはかっています。

家具の購入をフックに、さらなるアップセルを行えるかどうかが、ウェイフェアが今後成長するかの鍵になってきます。

ウェイフェアの今後について

ウェイフェアの休日の売上高の発表には、同社がどれほど積極的な価格設定を行っているか、などの情報は含まれていませんでした。

これらの数字を得るためには、投資家は2019年初頭の第4四半期決算報告書を待つ必要があります。

上記のニュースはよい内容ですが、投資家はウェイフェアの純利益がプラスになるとは考えていないはずです。代わりに、おそらく5年連続の年間損失で2018年を終えるでしょう。

この理由として、Amazonやウェイフェアのようなビジネスモデルは、成長当初のフェーズで、物流インフラへの投資が先行し赤字になる傾向があるからです。

あのAmazonも先行としで赤字だった時期があります。しかしこれは増収という形でリターンを得ている限りにおいては、よい赤字といえます。

ウェイフェアも、いずれは増収が先行投資を上回り、黒字化・増益という形に結びつくという見立てを立てているはずです。

また、ウェイフェアは急速に成長している業界のニッチな市場でシェアを獲得しています。

米国の配達インフラやサービスは日本と比較すると粗雑で、家具をネットで注文しても搬送に手間取るということや、搬入の際に商品が壊れるということもままあります。

しかしウェイフェアは、大型で壊れやすい品物を顧客の家に持ち込むために構築した独自の配送網の助けを借りて、多くの付随的な製品も配送しています。

これらの成功により、同社は、2019年以降には利益の向上を達成することができるだろうと思われます。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

こちらは無料レポートです。ここからアクセスできます。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

最新記事