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インドにてリライアンスがウォルマートとアマゾンをチャレンジ

モトリーフール米国本社、2020年1月5日投稿記事より

アマゾン(NASDAQ:AMZN)とウォルマート(NYSE:WMT)は、インドのeコマース市場で圧倒してきました。

しかし、アジアの大富豪であるムケシュ・アンバニが、eコマースのベンチャーであるジオマートを展開し始めたことで、状況は変わりつつあります。

アンバニが経営するリライアンス・リテールは、オンラインとオフラインチャネルの両方を含むハイブリッドeコマースビジネスの基礎となるジオマートを徐々に築いてきました。

無料宅配サービスの登場

インドの日刊紙ミントのレポートによると、ジオマートは当初、インドの金融首都ムンバイの郊外で3店舗展開されるとのことです。また、リライアンス・リテールは50,000を超える食料品をオンラインで提供します。

さらにジオマートは、注文額に関係なく、無料宅配サービスを提供します。

最低注文額なし納期の短縮も約束されているというサービスは、インドの消費者のアマゾンとウォルマートへの依存を変える可能性があります。

リライアンスは通信事業の加入者ベースを利用

リライアンス・リテールは、eコマースプラットフォームを通じて、最終的にインドの3,000万店の実店舗小売業者とインドの2億以上の家庭をつなげることを計画しています。

これは、リライアンスが長期的にはインドの電子商取引市場を支配することを目指していることを示しています。

リライアンス・リテールには、インドに10,000以上の店舗があり、合計で6,600以上の都市や町をカバーしています。

ジオマートは、この広範なネットワークを使用して、より多くの都市に迅速に拡大し、数百万人の顧客に食料品やその他のアイテムを迅速に配達できます。

しかし、ジオマートの最大の武器は巨大なデータベースです。

リライアンスの通信部門は、リライアンスはインドで2番目に大きい通信サービスプロバイダーであり、市場シェアは31%近く、加入者ベースは3億6,400万人を超えています。

リライアンスはこの圧倒的な通信加入者ベースを利用して、ジオマートを宣伝しています。

日刊紙ミントは、ジオマートに事前登録する顧客は、最大3,000ルピー(現在の為替レートで約42ドル)を節約できると報じました。

これにより、より多くのユーザーをジオマートに呼び込むことができます。

ジオマートが規模を拡大し始めると、インドの複数の都市で数百万に及ぶ顧客ベースを迅速に構築する可能性があります。

インドでアマゾンとウォルマートは停滞気味

アマゾンとウォルマートは、インドの電子商取引の覇権をめぐって争い続けており、2社で市場全体の半分以上を独占しています。

しかし、両社はインドの電子商取引規則の規制変更に大きな打撃を受けており、何百万という小規模事業者から不評をかっています。

また、インド政府は、ムケシュ・アンバニがインドのナレンドラ・モディ首相に近いことを考慮して、リライアンスに対しては何の制限もかけないものと思われます。

アンバニは、2016年に無料でテレコムサービスを開始しましたが、通話と高速データサービスについて3か月間加入者に1ペニーも請求しませんでした。

これにより、リライアンスは短期間でインドに大規模な通信加入者ベースを構築することができました。

リライアンスがジオマートで同様の戦略をとる場合、アマゾンとウォルマートがインドの勢いをひっくり返す可能性があります。


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Harsh Chauhanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株を保有し、推奨しています。

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