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資産を増やせる複利運用とは?単利運用との違いや計算方法を分かりやすく紹介

出典:Getty Images

投資について調べようとすると、日常生活では使わない様々な言葉や考え方と遭遇します。

その中に「複利」という物があります。あまり馴染の無い単語かもしれませんが、実は投資の世界では資産を大きくするキーワードになっているのです。

過去にこの複利運用で大きな成果を導き出した投資家も居るぐらい、重要な投資方法なのです。

そこで今回は、これから投資を始めようとしている人でも分かりやすく、複利運用の意味や、単利運用との違い、そして複利運用の計算方法やデメリットについて解説していきます。

今回の記事を読めば、どうして複利運用が資産を増やせるのか分かるはずです。

複利運用とは?

複利運用とは、元本によって生じた利子を、次の元本にくわえる運用方です。つまり、利子が利子を生むのです。

イソップ童話の「金の卵を産むガチョウ」の話をご存知でしょうか。欲張った農夫がガチョウの腹を裂いて金の卵を一片に取り出そうとして、何も手に入らずに殺してしまった教訓です。

もし、ここに金の卵を産むガチョウが居て、一月に一個金の卵を産んだとします。それを売れば利益になりますが、売るのをぐっと我慢して卵を孵化させてみましょう。

すると金の卵を産むガチョウがもう一匹増えます。成長して新しいガチョウも金の卵を産む様になったら、片方は売って、もう片方はまた孵化させてみましょう。

すると金の卵を産むガチョウがもう一匹増えて、合計で三匹になります。これを繰りかえせば、一年後には金の卵を産むガチョウが十二匹手元に居ます。

卵をすぐに売り払っていたら、一年経っても卵は一月に一個しか手に入りませんが、十二匹なら十一個を売って、さらに一個を孵化させる事も出来ます。これが複利運用です。

単利運用と複利運用の違い

例え話だけじゃ分かりにくいという方に、単利運用と複利運用の違いを実際の数字を用いて説明します。

仮に、年率10%上昇する金融商品を元本100万円で、それぞれ単利運用と複利運用で購入したとします。

単利運用した場合、1年・110万円、2年・120万円、3年・130万円、4年・140万円、5年・150万円、10年・200万円、30年・400万円、50年・600万円、となります。

年率10%ですから、元本100万円の利息として10万円ずつ増えていきます。

一方で複利運用した場合、1年・110万円、2年・121万円、3年・133万円、4年・146万円、5年・161万円、10年・259万円、30年・1,745万円、50年・11,739万円となります。

これは元本に対して発生した利息が、次の年の元本となるため、元本がずっと増えていくことになるからです。そのため年率10%は変わらないのに利息が毎年増えていき、資産が雪だるま式に増えていきます。

単利運用の場合、元本が倍になるのに10年必要だったのが、複利運用だと8年で倍になり、20年後には複利運用で増えた資産は単利運用の倍となっています。

これが単利運用と複利運用の違いとなります。

複利運用の計算方法を簡単に説明

単利運用と違い複利運用の場合、元本と増えた利息が次の年の元本になるため、計算がちょっと面倒です。そこで複利運用の簡単な計算方法を紹介します。

元本を年利X%でn年預けた場合の計算方法は、

元本×(1+x)n

となります。

例えば、100万円を年利10%で7年預けた場合は、

100万円×(1+0.1)7=約195万円

となります。

これが複利運用の簡単な計算方法です。ただし、これは1年複利の計算方法となっており、半年や一月で利子の発生する複利だと違った計算方法が必要になります。

複利運用のデメリット

単利運用よりも多くの資産を手に入れられる複利運用ですが、コインの表と裏のように、どんな事にもメリットとデメリットはあります。

複利運用のデメリットとは、発生した利子を使う事が出来ない事と、運用方法次第で全額を損失する可能性がある事です。どういう事なのか、順を追って説明します。

利子を使えない

単利運用の場合、毎年発生する利子はボーナスのような物です。それを溜めておくのも使ってしまうのも、貴方次第です。

一方で複利運用の場合は毎年発生する利子は翌年の元本となるため、使わずに再投資することになります。つまり、最初に投じた元本を含めてお金を使う事は出来ないのです。

また金融商品の内容によって違いますが、途中で解約すると違約金が発生する商品も存在します。そのため最初に定めた年数が過ぎるまではじっと過ごしておくしかありません。

運用方法次第で全額損失

複利運用をギャンブルで例えるなら、全額賭けて勝って、また勝ち分も上乗せして全額賭けて勝って、また勝ち分を上乗せして、という様な事です。

常に全額を元金して使用しているため、金融商品の内容によっては大きく損失を出し、場合によっては最初の元本を割る事もありえます。

特にFXのようなハイリスク・ハイリターンな資産運用にはその傾向が見られ、手ひどい失敗になるケースもあります。

資産運用に絶対はありません。生活防衛資金を残し、余裕資金で運用するように心がけましょう。

資産運用は余裕資金で始めるべき理由。資産に対する余裕資金の割合も説明。

複利運用をうまく用いれば、資産を雪だるま式に増やすことができる

天才アインシュタインも「宇宙で最も強大な力は複利である」という言葉を残しています。相場の神様と呼ばれているバフェットは、この複利運用を主軸に投資をして、現在の成功を収めています。

複利運用はその性質上、どうしても長期に渡っての運用が予想され、その間は単利運用と違って利益を引き出す事は出来ません。

ですが、単利運用と違い、10年、20年後に雪だるま式に資産を増やす事が出来ます。

投資における雪だるま効果

まとめ

以上が複利運用の解説になります。

投資を考えている人は、それぞれ事情が違います。短期的にお金を増やしたいのか、あるいは老後を見据えて長期的でもいいから確実に増やしたいのか様々です。

そんな人たちに応えるように、資産運用のやり方は色々とあります。

その中でも複利運用は10年後、20年後に雪だるま式に増えた資産を手に入れられる確率が高い資産運用です。

今回の記事を呼んで複利運用に興味を持っていただければ幸いです。


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