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SQとは?種類とスケジュール、株式市場との関係を理解しよう

先物やオプション取引に関する「SQ」という言葉をご存知でしょうか。

先物やオプション取引をする投資家はもちろんのこと、現物株しか取引きしない投資家も詳しく知っておく必要があります。

なぜなら、先物市場の動向やSQは、株式市場にも大きな影響を与えるからです。

今回は、SQの定義と種類を解説し、SQが株式市場にどのような影響を与えるのかについて詳しく解説していきます。

まずは、SQの定義から見ていきましょう。

SQとは?

SQは”Special Quotation(スペシャル・クォーテーション)”の略で、「特別清算指数」と呼ばれます。

日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物、株価指数のオプションなどを、最終的な決済期日で決済するための清算価格です。

先物やオプションは、現物株のように何年も保有することができません。最終売買日の翌営業日の決済期日において、SQ(特別清算指数)値で自動的に清算が行われます。

例えば、日経225先物を22,000円で買っていた場合、SQ値が22,528円だと差額の528円が利益となります。

SQの種類とスケジュール

2018年のSQ決済日は以下のようになっています。

出典:松井証券

日経225先物・TOPIX先物などでは3、6、9、12月の第2金曜日、日経225miniやオプション取引では、毎月の第2金曜日がSQ日となっています。

日経225miniとは、取引単位が日経225先物取引の10分の1と少ない証拠金で取引できる株価指数先物取引です。先物取引の中で、日経225miniだけSQ日が毎月となっています。

メジャーSQとは?

3、6、9、12月は、先物と日経225mini、オプション取引のSQ日が重ねっているので「メジャーSQ」と呼ばれています。

それ以外の、日経225miniとオプションだけのSQ月(1、2、4、5、7、8、10、11月)は「マイナーSQ」といいます。

SQ値の算出方法

SQ値は、SQ決済日における各指数の構成銘柄の始値から算出されます。

一方、各指数の始値は、構成銘柄の始値だけでなく、寄付時点での気配値段を用いて計算します。

ですから、「SQ値」と「指数の始値」は一致しないこともあります。

例えば、代表的な株価指数である日経平均株価で考えてみましょう。

日経平均株価は、日経225先物や日経225mini、日経225オプションの原資産となる指数です。日経平均株価は、日本経済新聞が選んだ225銘柄で構成されています。

SQ値は225銘柄全ての始値から算出されます。銘柄によっては、数分間寄らない場合があります。

一方、日経平均株価は、東京証券取引所で株式が取引されている時間帯に5秒間隔で算出しています。始値は午前9時00分5秒の値となります。

幻のSQとは

このようにSQ値と日経平均株価の算出方法の違いから、「幻のSQ」と呼ばれるアノマリー(経験則)があります。

幻のSQとは、SQ日に日経平均株価がSQ値に一度も届かない事です。

  • SQ値が日経平均株価の高値を上回る → その後の相場は弱まる
  • SQ値が日経平均株価の安値を下回る → その後の相場は強まる

といった傾向があります。幻のSQは滅多に起こりませんが、覚えておくようにしましょう。

SQがあるとなぜ相場が変動するのか

SQ週(第2金曜日)は荒れやすい週といわれています。

特に、先物とオプションのSQが重なるメジャーSQでは、「魔の水曜日」と呼ばれるアノマリーがあります。

「魔の水曜日」とは、「SQ値の算出がある週の水曜日は、相場が軟調になりやすい」という経験則のことです。

これは、SQ直前に現物と先物の裁定取引を狙って、ヘッジファンドなどの思惑が働くため価格が動きやすくなるためと考えられています。

SQと株式相場の関係性

まずは、裁定取引について詳しく説明していきます。

裁定取引とは、現物と先物との価格差を利用した取引です。

先物取引は、決済を先に伸ばしているので、理論上その間の金利分だけ現物株よりも高くなります。

例えば、日経225先物の理論価格は、現物の日経平均株価より金利分だけ高くなるのが普通です。

ただ、株式市場に強気の見方が広がると先物を積極的に買う動きがでて、金利分以上の価格差で取引されるケースがでてきます。

理論価格以上に買われているので、割高な先物を売って、割安な現物株を買うという価格差を狙った裁定取引が組まれるのです。

先物はSQで決済されますから、同時に裁定取引に関わる現物の売りがSQの日にでてくるのではないかという思惑がでてきます。

実際にでてくるかどうかはわからないものの、こうした不安心理から「魔の水曜日」というアノマリーが生まれました。

現在の株式市場は、先物取引の影響を強く受けます。現物株しか取引しない投資家も先物取引とSQの仕組みは必ず覚えておくようにしましょう。

まとめ

SQは決済価格なので、先物やオプションを取引する投資家には必須の知識です。

「魔の水曜日」や「幻のSQ」といったアノマリーもあります。先物やオプションは現物株にも大きな影響を与えるので、株式投資をする投資家もSQについて知っておくようにしましょう。


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