The Motley Fool

2020年に注目すべきヘルスケア株式3選

モトリーフール米国本社、2019年12月29日投稿記事より

 2020年に何が起こるかについて、多くの予測がなされています。

実現が確実な1つの予測は、医療により多くの資金が費やされるということです。

2020年の最大の勝者となる可能性が最も高いのはどの株でしょうか。

以下に紹介する3つのヘルスケア株は、2020年に投資家に利益をもたらすものと思われます。

1. アボット・ラボラトリーズ

ヘルスケア大手にとって、前年比で2桁の利益成長率を達成することは容易ではありません。

しかし、アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)はそれを実現しています。

アボットが今最も望んでいるのは、糖尿病患者向け血糖値測定器FreeStyle Libreの新バージョンの米国における認可です。

まもなくCEOとなるロバート・フォードは、同社の第3四半期の決算電話会議で、新バージョンの米国食品医薬品局(FDA)による認可について自信を持っている、と発言しました。

アボットは、2020年にFreestyle LibreのFDA認可を獲得し、売上のさらなる成長を予想しています。

また、AlinityやMitraClipなど、同社の他の新製品が2020年の増収を促進すると考えています。

投資家は、アボットの堅実な配当も選好しているでしょう。

同社は最近、48年連続で配当を増やしました。現在、配当利回りは約1.7%となっています。

2. インテュイティブサージカル

インテュイティブサージカル(NASDAQ:ISRG)は、筆者お気に入りのヘルスケア株の1つです。

ロボット手術システムのパイオニアである同社は、前年比20%以上の売上高と利益の伸びを記録しました。

同社で一番重要な点は、その堅実なビジネスモデルです。

同社は、全売上高の70%以上をサブスクリプション的な仕組みから生み出しています。

ロボット手術システムの交換用器具および付属品の売上が、売上高の多くを占めています。

また、インテュイティブは多くのロボット手術システムをリースしているため、サブスクリプション収入はさらに増加し​​ます。

イノベーションに対するインテュイティブの姿勢も評価できます。

2019年に、同社は5つの主要ロボットシステムのFDA認可を受けました。

肺生検用の新しいイオンロボットシステム、Iris拡張現実オーバーレイソフトウェア、口腔外科手術適応用のda Vinci SP、da Vinciカメラなどです。

このような積極的な姿勢は、将来の成長につながるでしょう。

筆者は、メドトロニックの新しいロボット支援手術システムは、今後、インテュイティブと競合するとは思いません。

インテュイティブの独走は続くとみられ、またこの競合は市場全体を拡大する効果を生むものと思われます。

3. バーテックス・ファーマシューティカルズ

バーテックス・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:VRTX)は、数十億ドル規模の市場で独占を拡大している企業です。

このバイオテクノロジー企業は、2020年以降に大きな勝者になると考えられます。

バーテックスの強みは、嚢胞性線維症(Cystic Fibrosis(CF)、遺伝性疾患の一種)の根本的な原因治療にあります。

嚢胞性線維症は、世界中に約75,000人の患者がいる進行性の遺伝性疾患です。

同社は10月まで米国で3つのCF薬を市場に出していました。

そしてさらに、新薬トリカフタのFDAの早期承認を獲得しました。

同社は、この新薬についてより多くの国で承認を得て、治療対象の患者の総数を50%以上拡大することを期待しています。

同社は今後数年間でCFの治療を飛躍的に進化させることを検討していますが、他の適応症を標的とする治療法も開発しています。

希少血液疾患のベータサラセミアおよび鎌状赤血球症を根本的に治療できる可能性を秘めている遺伝子編集療法でCRISPRセラピューティクスと提携しています。

同社は希少な遺伝性疾患の治療薬の開発に力を入れていますが、希少疾患以外のいくつかの分野にも注目しています。

2019年に同社はセマ・セラピューティクスを買収しました。

これは、1型糖尿病の治療法開発に取り組んでいる小さなバイオテクノロジー企業です。

なお、同社株は予想PER(株価収益率)33倍で取引されています。


フリーレポート配信

長期的に成長を継続させる米国株について、投資家として知っておきたい情報を最新レポートとしてまとめています。「【2020年版】米国成長株6選。EC化・デジタル化の波に乗れ! 」こちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Keith Speightsは、インテュイティブサージカル株、バーテックス・ファーマシューティカルズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、インテュイティブサージカル株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バーテックス・ファーマシューティカルズ株を推奨しています。

最新記事