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ピーターリンチですら半分は外れる!?分散投資のリスク回避以外のメリット

出典:Getty Images

ピーターリンチは米国を代表する最も成功したファンドマネージャーのひとりです。

彼が運用したマゼラン・ファンドのリターンは年平均で29.2%。

驚異的なリターンで、資産は1800万米ドルから140億米ドルにまでなりました。

そんなに成功したファンドマネージャーなら買った銘柄のほとんどが、大きく伸びたのだろうと考えるかもしれません。

しかしピーターリンチですら買った銘柄の半分はものにならなかったという言葉を残しています。

ピーターリンチが資産を大きく育てること理由のひとつが分散投資です。

分散投資は「卵はひとつの籠に盛るな」というリスク回避の手段であるとよく言われます。

しかし分散投資をする理由は、リスク分散だけではありません。

分散投資のリスク回避以外の効用についてご紹介します。

伝説のファンドマネージャーですら何が当たるか分からない

伝説のファンドマネージャーのピーターリンチは、低PEGレシオで銘柄を選ぶ「GARP」戦をはじめ、様々な基準で大化け株を引き当ててきました。

ピーターリンチの銘柄選択に対するアプローチはとても有名です。

他社が参入しづらいニッチな銘柄選択や、日常生活の中からヒントを見つけるなど、ピーターリンチの銘柄選択法に影響を受けている投資家は少なくありません。

しかし、銘柄選びの達人であるピーターリンチですら、買った銘柄の半分はものにならなかったと言っているのです。

つまり、ピーターリンチが銘柄をひとつしか選べなかったとしたら、伝説のファンドマネージャーにはなれなかった可能性もあるのです。

どれだけ銘柄を研究し精査したとしても、最後の最後は伸びるかどうかは分かりません。

買ってみて振り返ってみてはじめて大化け株だったかどうかが分かります。

分散投資の効用はリスク回避だけではない

分散投資の効用はリスク回避だけではありません。

分散して複数の銘柄を買うことで、大化け株がポートフォリオに入る確率があがります。

一点集中でお気に入りの銘柄をひとつだけしか買えな買ったとしたら、伝説のファンドマネージャー、ピーターリンチは誕生しなかったかもしれません。

どれだけ銘柄選定にこだわっても、どんな投資の達人でも、何が当たるのかは分からないのです。

逆にいえば、一般の個人投資家は1度や2度、銘柄選択に失敗したところで落ちこむことはありません。

どんな達人でも買ったけどものにならない銘柄は出てしまいます。

うまくいかない銘柄を買ってしまうことを前提に投資をするべきではないでしょうか。

最後は一部の大きく伸びる銘柄で利益がでる

どれだけ銘柄を研究して選定したとしても、ものにならない銘柄は出てきます。

しかし分散投資をすることで一部、大きく伸びる銘柄がポートフォリオの中に入ってきます。

一部の伸びる銘柄がものにならなかった銘柄の損失の分まで利益を生みます。

集中投資で一点投資で確実に成長しそうな銘柄を買う方が良いのではと考える投資家もいるかもしれません。

しかし大化け株だったかどうかは後から振り返ってみてはじめて分かることです。

勝率が低くてもポートフォリオは育つ

勝率が5割を切っていたとしても、正しい銘柄選択を続けていけば、一部の大化け株の株価が伸びてポートフォリオを育ててくれます。

そのため根気強く正しい銘柄選択を続けていく必要があります。

数回程度の失敗で投資をやめてしまったり、バリュー投資であるにも関わらず、保有期間が短すぎたりするため投資でうまくいかなくなってしまいます。

もちろん適当に銘柄を選択してはいけません。

真剣に企業研究を重ね銘柄選択をしても、ものにならない銘柄が出てきてしまいます。

ピーターリンチは、

「ほとんどの人は、株式投資より電子レンジを買うことにより多くの時間をかける」

という格言を残しています。

多くの投資家は自分が買う電子レンジ以上に投資する銘柄の研究をしていないという戒めの言葉です。

銘柄選択は必ず成功する訳ではありませんが、十分に企業研究する必要はあります。

銘柄選択をしっかりしていくことで、100%当たるわけではないものの大化け株がポートフォリオに組みこまれる可能性が高くなるのではないでしょうか。

個別株でも5〜10銘柄程度への分散投資をしよう

分散投資はリスク回避だけではなく、大きく伸びる銘柄がポートフォリオに入る可能性を高めるためにも有効です。

しかし分散投資といってもどの程度、分散すれば良いのか迷うのではないでしょうか。

ETFや投資信託を買えば何十銘柄、何百銘柄への分散投資が簡単にできます。

しかしバリュー投資家のウォーレンバフェットは「分散とは無知に対するリスクヘッジである。」という言葉残しています。

この言葉には続きがあり、「50銘柄から75銘柄の管理は私の手に余る」と言っています。

確かにETFや投資信託を用いたパッシブ運用は数ある投資法の中でも有効であるとされています。

しかし50銘柄以上の銘柄を買うぐらいなら、最初からETFを買った方が簡単です。

分散投資の効果は20銘柄以上になってくると、21銘柄にするのも22銘柄にするのも大差がなくなります。

ピーターリンチやウォーレンバフェットは、選び抜かれた銘柄の少数精鋭の分散投資を推奨しています。

目安としては個別株投資なら5銘柄〜10銘柄程度への投資がおすすめです。

一点集中投資では、個別株投資はどれだけ銘柄を選び抜いても運任せの運用になってしまいます。

選び抜かれた5から10銘柄のポートフォリオを組むのは、リスク回避だけではなく儲けを増やす可能性を高めるためでもあります。

モトリーフール・ジャパンでは、米国株投資に関する個別銘柄の情報やニュースを紹介しています。

米国本社のタイムリーな翻訳記事が日々、更新されているので確認してみてください。

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