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サラリーマンが行う最適な投資とは?投資を始める前に気をつけるべきことも合わせて解説

「年金2,000万円不足問題」や「働き方改革で残業代の減少」など、現在はサラリーマンにとって逆風の時代であるといえるのではないでしょうか?

少し前までは新卒で入社した会社を一生勤め上げることで、年々給与も上がり、定年を迎えると同時に退職金も支給されていましたが、今後はそれらの期待ができなくなる可能性があります。

また銀行預金ではお金を増やすことが難しいため、投資を行い少しでも資産を増やす取組みを始めたいと思うことでしょう。

ところが忙しいサラリーマンにとって、投資に割ける時間も限られているのも現状です。

そこで今回は仕事で毎日忙しいサラリーマンでも、時間をかけずに始められる投資について紹介していきます。

サラリーマンが投資を始める際に気をつけること

人生の中では就職や転職、結婚、子どもの教育費、マイホーム購入など様々なライフイベントが発生し、その都度お金が必要になります。

このようなライフイベントを想定し、人生に必要なお金を計算し、同時に貯蓄や投資をしながらお金を用意しなければなりません。

「お金がない」という理由だけで、ライフイベントの一部を諦めなくてもいいように、事前に可能な限り準備しておきたいところでしょう。

ではサラリーマンが投資を始める際に、何に気を付けれなければならないのでしょうか?

実は投資を行うよりも前に、上述したようなライフイベントにかかるお金の計算がとても重要なのです。

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

将来必要なお金を前もって計算しておく

あなたは自分の将来に必要なお金を計算したことがありますか?

おそらく何かのきっかけがなければ、このようなお金の計算をすることは少ないと思います。

下記は金融庁が提供している、「ライフプランシミュレーション」で、現在の自分の家計状況をある程度把握していれば、将来の家計状況を診断できるツールとなっています。

参考:金融庁・ライフプランシミュレーション

上記のライフプランシミュレーションは、上述したようなライフイベントは含まれません。

つまり将来必要なお金は、「ライフプランシミュレーション+想定されるライフイベント」ということになります。

では想定されるライフイベントにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか?

日本FP協会によると、主なライフイベントにかかるお金は以下のようになっています。

  1. 就職活動費:14万円
  2. 結婚費用:467万円(結納・婚約~新婚旅行までにかかる費用)
  3. 出産費用:51万円
  4. 教育資金:1,049万円(子ども1人あたりの総額、高校まで公立、大学のみ私立で算出)
  5. 住宅購入費用:3,340万円
  6. 老後の生活費:月額26万円(高齢夫婦無職世帯の月額)
  7. 介護費用:月額17万円(介護保険受給者1人あたりの使用額)
  8. 緊急資金:60万円(生活費の3ヶ月分ほど)

参考:日本FP協会「主なライフイベントにかかる費用の目安」

上記を元に目標金額と年数を設定する

ライフイベントは1人1人異なるため、ご自身がどのような生活をしていくかをしっかり検討しておく必要があります。

また同時に現在の家計収支をもとに、ライフイベントを実現させるための準備も進めていかなければなりません。

そして同時に「いつまでにいくらお金を準備する必要があるのか」を設定してみましょう。

なお目標金額と年数のイメージがつかない場合は、下記の松井証券のシミュレーションを用いて確認してみましょう。

参考:松井証券 松井FP 将来シミュレーター

松井証券のシミュレーションでは、様々なライフイベントを想定し、将来いくらお金が不足するのかが確認できます。

不足する金額を確認後、いつまでにいくらお金を用意する必要があるのか把握しましょう。

サラリーマンに適した金融商品

「超低金利時代」と言われて久しい現在は、昔のように定期預金などリスクを抑えた資産運用ではお金を増やすことが難しいです。

上記のシミュレーションなどを参考に、将来必要な金額をいつまでに用意する必要があるのかが把握できたところで、具体的にどのようにしてお金を増やしていけばいいのでしょうか?

ここで検討したいことが投資ですが、忙しいサラリーマンは投資に割ける時間も限られてしまいます。

ここでは忙しいサラリーマンでも簡単に始められる投資法を5つ紹介していきます。

国内株式

投資というとまず思い浮かべる方法に、株式投資があるのではないでしょうか?

しかし株式投資はよく聞くが、仕組みまではよくわからない、という方も多いです。

実は株式投資はそれほど難しくなく、どのような人でも簡単に始めることが可能なのです。

まず株式投資を行うためには、証券会社の口座開設を行わなければなりません。

最近では、スマホ1台あれば簡単に株式投資が始められる「ネット証券」が普及しており、各種手数料も安いため、ネット証券の開設を行うといいかもしれません。

証券口座が開設されれば、後は自分の興味ある会社の株を購入するのみです。

国内株式であれば、聞いたことある会社など、自分に身近な会社も多いため探すのはそれほど苦労しないことでしょう。

では国内株式で得られるメリットはどのようなことがあるのでしょうか?

  1. キャピタルゲイン(値上がり益)
  2. インカムゲイン(配当金)
  3. 株主優待

国内株式で得られるメリットは上記の通りです。

特に3.株主優待は、国内株式だけに与えられるメリットであり、企業の商品やサービス、金券などを受け取ることが可能です。

ただし国内株式とはいえ、株式投資はリスクが比較的高い投資であるので、あくまでご自身の余裕資金で行うようにしましょう。

海外株式

国内株式以上に高いリターンを求めるためには、海外株式に投資してみるのもいいでしょう。

最近では、証券口座を保有していれば米国株や中国株に容易に投資できる環境になりました。

中でも米国株は世界最大の経済規模を持つアメリカが舞台であるため、株価の上昇率や配当金も国内株式に比べて高いことが特徴です。

しかし海外に投資を行うということは、必然的に為替の影響を受けることになります。

為替は時に大きなリターンとなる場合もありますが、大きな損失に繋がる可能性もあるのです。

海外株式の特徴は、為替の分だけ国内株式よりもリスクが大きい点に注意しましょう。

投資信託

上述させて頂いた通り、株式に投資することは他の投資に比べリスクが高いといえます。

また銘柄を自分で選定するなど、投資にある程度時間を割かなければなりません。

そこで投資にほとんど時間も割けず、リスクを極力抑えたいサラリーマンは投資信託を購入してみるといいでしょう。

投資信託の特徴は、「国内株式」や「海外株式」、「国内債券」、「海外債券」などの運用資産を選択するのみで、実際の運用はプロの投資家が行ってくれます。

そのためご自身では最初の購入手続きだけで、その後は放置でも利益を求めることが可能です。

しかしプロの投資家に投資を任せるため、投資信託には一定の手数料がかかります。

また最近国が「NISA」や「つみたてNISA」などの制度を創設し、一般的に投資で利益を上げると、利益に対し20.315%の税金が非課税になります。

保険商品

万が一の時に経済的に助けてくれる保険ですが、資産運用として活用することも可能です。

保険商品の中でも「積立型保険」という商品が存在し、こちらの商品を購入することで、毎月保険料を支払い、万が一の時の保障も確保しながら、将来まとまったお金を受け取ることも可能です。

また老後の資金確保に特化した「個人年金保険」は、老後に受け取る公的年金の上乗せ分として活用することも可能です。

また保険商品を購入することで、一定の金額が年末調整の際に所得控除を受けることが可能です。

しかし投資を保険会社に丸投げして運用していくため、投資信託よりも手数料がかかることが一般的で、運用利率も昔に比べ魅力が劣るようになってきました。

どうしても投資に全く時間が割けない場合は、保険商品を検討してみてもいいかもしれません。

不動産

サラリーマンは安定した収入があることで、ローンなどの借入れで審査が通りやすいです。

そのためその信用を生かして借入れを行い、不動産投資用の物件を購入してみるのもいいかもしれません。

しかし不動産投資は投資金額が大きい上、手続きに時間がかかることや、投資よりも事業経営に近い特徴もあるため、投資をする際はしっかり下調べを行ったうえで取組みましょう。

それでも最近では証券口座を持っていれば、少額から投資が可能なREIT(リート)があるため、まずはこちらから始めてみるのもいいかもしれません。

Reitと不動産小口化商品のメリットとデメリット

長期投資を前提に資産形成をしよう

投資は常にリスクと隣り合わせで、場合によっては大切な資産を失う可能性もあります。

そのため忙しいサラリーマンは「長期投資」を前提に、投資に取組むようにしましょう。

長期投資を行うと短期投資に比べ、収益が安定し、売買の失敗を防ぐこともできます。

また短期投資は、スキルや経験も必要であるため、忙しいサラリーマンにとってはハードルが高い投資といえるでしょう。


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