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12月にお勧めする2つのウォーレン・バフェット株

出典:モトリーフール

モトリーフール米国本社、2018年12月5日投稿記事より

バークシャー・ハサウェイ(以下「バークシャー」といいます。)の株式は1965年から2017年にかけて年率20.9%の成長を遂げました。1,000ドルの同社株式を持っていれば、2,300万ドル以上になったということになります。

バークシャーの大きな成功は、バフェットが過小評価された株式を選び出す能力が極めて高いことによるものです。同社の会長兼CEOであるバフェットは、間違いなく最高の投資家であり、現在2,000億ドルを上回る同社のポートフォリオの構築に携わっています。

バフェットの投資のうち、今、2つの銘柄は特に魅力的かもしれません。

ハイテク業界の巨人

バフェットが保有するポートフォリオのうち最も大きな割合を占める株式は、最も魅力的な投資対象という人もいます。それはアップルです。バークシャーは現在、アップルの株式2億5,000万株を約450億ドルで所有しています。バフェットは、アップルをさらに買い増ししたいと述べています。

バフェットは、買い増しのチャンスを得るかもしれません。アップルの株式は、市場全体のリターンに対し、ここ数週間でかなり遅れをとっています。米中貿易戦争をめぐる懸念、そしてiPhoneの売上がピークに達していることが、同社株式の上値の重さにつながっています。

しかし、これらの懸念の多くは、すでにアップルの株価に織り込まれているものと思われます。同社の株価は高値から20%以上下落しており、S&P500の株価はPER17倍を上回っているのに対し、アップルの株価はPER12倍未満で取引されています。これは、向こう5年間でEPSを年率13%で伸ばすことが予想されるアップルにとってはかなりお買い得だと思う人もいるでしょう。実際、バフェットがこの期間にアップルの株式を買い増ししていても、驚くことはありません。

バーゲン価格で素晴らしい企業を購入することは、株式市場で富を築くための有力な方法です。市場のアップルに対する懸念に根拠がないことが証明されれば、現在の割安な株を購入した投資家は大きな利益を得ることができます。トランプ大統領は最近、中国への報復関税の90日間の遅延を発表し、米国と中国は新たな貿易協定に向けて取り組んでいます。iPhoneの販売台数は減速しているかもしれませんが、平均販売価格の上昇により第4四半期のiPhone売上高は29%増加しました。このように、弱気な投資家はこれらの問題の長期的な影響を過大評価しており、賢明な投資家がアップルを割安な価格で買う機会を作り出しています。

銀行業界のリーダー

投資家は、バフェットの最新のポジションの一つを知りたいと思われます。最近発表された財務提出書類で、バークシャーはJPモルガン・チェースの株式を、およそ40億ドルで35百万株以上購入したことを明らかにしました。

アップルと同様に、JPモルガン・チェースは銀行業界における巨人です。実際、同行は米国最大の銀行で、総資産は2.6兆ドルに上ります。

同行は、リテールバンキング、商業銀行業務、クレジットカード・サービス、投資銀行業務、資産管理などの業務を展開している、幅の広い金融機関です。この多様化により、ある事業領域の強みが別の領域の弱みを補完しあうことができるため、投資家のリスクを軽減することができます。

同行には、ジェイミー・ダイモンCEOが率いる優秀な経営陣も存在します。バフェットはダイモンの大ファンであり、彼自身の個人的なポートフォリオにおいても、JPモルガン・チェースの株式を所有しています。

さらに、アップル同様、JPモルガン・チェースの株式はここ数週間で下落しています。投資家は、金利上昇が経済成長を鈍らせる可能性があると懸念しているようです。しかし、銀行の場合は、金利上昇の環境では、実質的な利ざやが拡大します。銀行が貸付金で稼いでいる金利と預金者から調達している預金金利のスプレッドが拡大するのです。したがって、景気がいくらか減速しても、金利が上昇すれば、同行の銀行業務は今後数年でさらに収益を上げる可能性があります。

JPモルガン・チェースの株価は現在、高値から約10%下落しており、現在では将来利益の見通しの11倍未満で取引されています。これは、今後5年間に年間10%近い利益成長が見込まれる、業界最高のグローバル金融機関にとっては魅力的な価格と、バフェットはおもうかもしれません。


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