The Motley Fool

アウトレットモールREITタンガーの今後は?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019929日投稿記事より

タンガー・ファクトリー・アウトレット・センター(NYSE:SKT、以下「タンガー」)は、アウトレットモールの開発と運営を専門とする不動産投資信託(以下「REIT」)です。

その中核はショッピングモール事業であるため、実店舗小売業の衰退の影響を大きく受けている他のモール運営REITと同様に下落しています。

しかし、当REITは、その他のREITよりも回復が早いと見込まれています。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

アウトレットモールのコンセプト

アウトレットモールは、典型的な市内中心部にあるショッピングモールとは異なります。

小売企業は、アウトレットストアを使用して、やや流行遅れまたは過剰な在庫をデパートの価格に比べて割引して販売します。

通常価格で販売する店舗との直接の競合を避けるため、タンガーが運営するアウトレットモールは、一般に郊外にあります。

人口密度の低い地域に位置することの利点は、土地のコストが一般に低くなり、小売業者のマージンが増加することです。

また、消費者は一般に買い物自体をイベントと見ており、アウトレットでの買い物と日帰り旅行を組み合わせることがあります。

多くの場合、アウトレットモールは、ビーチやその他の人気のある旅行先の近くの観光地に存在します。

タンガーは、旅行中に買い物をするのが好きな米国内の観光客からも、多くの売上を生み出しています。

当REITのアウトレットモールの稼働率は96%と高く、1993年のIPO以来、95%以上の稼働率を維持しています。

これは、小売企業のアウトレットロケーション維持に対する強い需要を示しています。

買い物客数も堅調で、2019年には、当REITの買い物客数は前年比で1.5%増加しています。

デパートに依存せず

従来のショッピングモールの中核テナントは大規模なデパートだったため、デパートが衰退する中、モールREITはデパートの代替テナント探しに苦しんでいます。

しかし、タンガーのアウトレットモールではデパートが中核テナントとして入っていないので、こういった問題とは無縁です。

それでも、テナント構成が他のショッピングモールと大きくかけ離れているわけではありません。

最大のテナントには、ブランド関連のAnn Taylor、Loft(両方ともAscena Retail Groupが所有)、およびギャップが含まれます。

確かにAscenaとギャップは両方とも、店舗を閉鎖するプロセスにあります。ただし、タンガーは、ナイキ、ザ・ノース・フェイス、ティンバーランドなどの人気ブランドも誘致しています。

堅調な財務指標

当REITは、堅調な営業利益を出し続けており、毎年増配も行っています。

当REITは現在、8.9%の分配金利回りとなっています(12月10日時点)。

もちろん、分配金利回りが高いことは、REIT価格が年初から22.8%下落していることに関連している可能性があります。

しかし、当REITには分配金を維持するための潤沢なフリーキャッシュフローがあり、タンガーの利益水準の継続的な強さを反映しています。

タンガーは、配当株に興味があり、小売セクターへのエクスポージャーを恐れない人々のための長期投資として検討する価値があるとの見方があります。

フリーレポート配信

コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Luis Sanchezは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ナイキ株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール米国本社は、タンガー・ファクトリー・アウトレット・センターを推奨しています。

最新記事