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退職直後に出くわす株価暴落に対処する4つの方法

‐退職後の初期に株式市場が暴落すると大きな問題が生じる可能性があります。ダメージを最小限に抑える方法は次のとおりです-

遠くない将来に老後を迎える方々の共通の悩みは、老後にお金が足りなくなるのではないか、ということです。悠々自適な老後を過ごすはずが、もし退職後すぐにマーケットが暴落したとしたら、その恐れはよりいっそう現実的なものとなります。

それはなぜしょうか?例えば、あなたが100万ドルの資産をもって退職し、その資産を取り崩して生活するとします。あなたは標準的な引き出し率である4%ルールを採用し、年間に40,000ドルを取り崩す予定です。

しかし、退職後いきなりマーケットが暴落し、あなたのポートフォリオの価値が10%も減ったとしらどうなるでしょうか?その時点で、あなたの資産は100万ドルから90万ドルになり、当初の予定よりも少ない資産でやりくりしなければならなくなります。つまり、毎年取り崩す金額を減らす必要があるということです。先ほどの4%ルールを守るなら、年間に36,000ドルしか取り崩せないことになります。もし当初の計画通り40,000ドルを毎年取り崩すと、資産を使い果たしてしまう危険性があります。さらに、取り崩したお金は、資産を大きくするために再投資することはできません。マーケットが下がったポイントでポートフォリオの一部を売却し資産を取り崩すと、その分マーケットが上向いたときに資産を回復することが難しくなります。

だからこそ、退職後初期におとずれるかもしれないマーケットの下落時に資産を守ることが不可欠です。ここでは、その方法をみてみましょう。

  1. ポートフォリオを分散すること

ポートフォリオを分散しても、損失を完全に回避することはできませんが、損失を最小限に抑えるのに役立ちます。資産構成をよく見て、特定の業界に偏った投資をしていないか確認してください。マーケットが下落するとき、どの業界がどれだけ暴落するかは予想がつかないからです。同様に、株式と債券がバランスよく配分されているかも確認しましょう。特に、高配当株を組み入れることが理想的です。四半期ごとに配当金を受け取ることができるので、マーケットが下落しているタイミングでの資産取り崩しを抑えることができます。

  1. 緊急時に備えて預金しておくこと

緊急時に備えて銀行に預金しておくことは、人生のあらゆるステージにおいて重要ですが、退職後すぐにマーケットが暴落した場合のことを考えると、それはますます重要です。投資資産とは別に銀行にお金があれば、マーケットが下落している最中にポートフォリオの一部を売却して現金化する必要がないため、マーケットが上向いてきたときに、投資資産を回復させやすくなります。もちろん、緊急事態に備えて預金口座にお金預けているわけなので、日々の生活費を支払うために預金を使い切ってはいけません。ここで重要なことは、一定の銀行預金を持つことで、マーケットの下落時に、ポートフォリオの一部を売却するのか、あるいは売却せず一時的に預金を引き出すのか、選択の余地が生まれるということです。

  1. 他の収入源を持つこと

退職後に収入を確保する手段が増えるほど、投資資産への依存度が低くなります。マーケットの下落から資産を守るために、他の収入源をいくつか確保することが求められます。多くの人は退職後に年金を受給しますが、年金収入だけで理想的な老後生活を送ることはできません。生活費をまかなう他の収入源を作ることができないか、検討してみましょう。例えば、パートで働く、ビジネスを始める、または自宅の一部屋を貸す、などが挙げられます。自分にとって現実的な選択肢を見つけて、必要に応じて実際に始められるよう準備しておくことが大切です。

  1. ホーム・エクイティ・ライン・オブ・クレジットを活用すること

退職時に持ち家を所有している場合、ホーム・エクイティ・ライン・オブ・クレジットを申し込んでおくと、住宅を担保に一定額までなら何度でも、必要に応じた借り入れをすることができます。似たような名前のホーム・エクイティ・ローンというものもありますが、こちらは住宅を担保に一括で借り入れをする制度のことです。ホーム・エクイティ・ライン・オブ・クレジットを申し込んでおけば、マーケットの下落時にポートフォリオを一部売却することなく生活費を確保することができます。完璧な解決策ではありませんが、有効な手段の一つになるでしょう。

残念ながら、マーケットがいつ暴落するのかを予測することはできません。近い将来に退職する予定なら、次の下落相場にうまく対処する計画を立てておきましょう。一番避けたいことは、十分な資産がないまま老後を過ごすことです。マーケットをコントロールすることはできませんが、マーケットの下落から資産を守ることは不可能ではありません。


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