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注目を集める「Paidy」とは?将来性の高い国内のオンライン決済サービスを解説

世界規模でキャッシュレス経済が形成されつつあります。

韓国では大学生の学生証にクレジット機能を付けようになり、現金を持つ人間の割合が2割以下となっています。

日本でも様々な決済サービスが誕生しており、キャッシュレス経済が急速に普及しています。

その中でも翌月払いが特徴の「Paidy」は知名度が高く、若者を中心に多くのユーザーを獲得している決済サービスです。

今回は注目を集めているPaidyを中心にオンライン決済サービス業界の将来性や、注目の企業について解説します。

Paidyとは

Paidyとは、インターネット上で商品を購入する際の決済サービスです。

インターネットを利用した小売ビジネスの事をEC(electronic commerce)と呼びますが、Paidyの最大の利点はECで購入した商品の代金を翌月にまとめて支払える点です。

たとえば、ラクマで複数の商品を数日にわたって購入したとします。

当月の利用料金が合計で5万円だったとして、この5万円の支払いは翌月になるのが「Paidy翌月払い」です。

クレジットカードと手順は似ていますが、本人確認がメールや携帯電話番号、SMSなどを使った4桁のコードを入力するだけと、手続きがクレジットカードより簡単なのも魅力。

EC事業者(Amazonや楽天側)にしてみれば、商品の販売時に決済が確定するため、購入後のキャンセルなどのリスクがないため、積極的に導入されています。

また、従来のオンライン決済サービスだと後払い機能はあっても、大半が一括払いでした。

しかしPaidyは一定金額以上の支払いに対して分割払いが可能。

提携店舗と定期的にキャンペーンを行い、キャッシュバックがあるのも人気の理由です。

Paidyが使えるオンラインショップは増えており、ファッション通販サイトを中心に食品販売サイトなどでも使える様になり、現在では60万店舗を達成。

利用者も年々増加しており、2020年末までに1100万口座や海外進出を目標に掲げています。

Paidyの注目度

実際、Paidyに対する期待値は高く、2008年の創業からこれまでに累計177億円の資金調達に成功。

これまでに伊藤忠商事やみずほ銀行といった国内の有名企業や銀行、最近では海外の大手金融グループゴールドマン・サックスも50億円以上の投資をしています。

最近では6月に台湾の後払い決済サービストライリンクアジアを買収したニュースも注目を集めました。

台湾はEC市場が急速に成長している場所のため、進出の機会を窺っている決済サービスは幾つもあり、Paidyはそれらのライバル企業に対して一歩リードしたといえます。

いずれは決済以外の金融サービスを展開したいという意向もあり、Paidyはオンライン決済サービスの中では、かなりの有望企業といえます。

オンライン決済サービスの有望株

キャッシュレス経済の普及に伴い、オンライン決済サービスの需要は高まっております。

その中でもPaidyの成長性と期待度は頭一つ抜けており、新規上場は計画されていませんが、IPOとなれば注目される可能性は非常に高いです。

では、現在のオンライン決済サービス業界で注目の株式はどこなのか紹介します。

ラクーンホールディングス

ラクーンホールディングスは東京都に本社がある、事業者向けの卸・仕入れサイトの運営を行っています。

独自のオンライン決済サービスを展開しており、特に売掛保障サービスが行き届いていることが大きな特徴です。

事業者側にしてみれば、代金の未回収は大きなダメージとなりかねません。

間に入ったラクーンホールディングスが未払い金きちんと支払うという信頼があれば、取引も活発となります。

企業内部の雰囲気も良いと評判で、女性活躍や働き甲斐のある会社などの賞を獲得。

株価は記事執筆時点だと600円台で安定しており、大きな値崩れは今のところありません。

大きな上昇は難しいかもしれませんが、長期保有するのに向いている株式と言えます。

ビリングシステム

ビリングシステムは企業活動のあらゆる決済をサポートする会社です。

決済代行のみならず、クイック入金・スマホマルチ決済サービス・送金サポートなどあらゆるサービスを展開。

法人向けだけでなく個人向けサービスにも対応しており、中国スマホ決済サービスのAlipayを小売店などに導入している会社でもあります。

決済サービスの総合デパートと呼べるほど様々なサービスを展開しており、最近ではPayPayとの開拓業務において提携したと発表。

株価が400円もアップし、注目を集めました。

記事執筆時点での株価は1,300円台と、一時的な急上昇から安定した状態を保っています。

過去には3,000円台を突破するだけの業績を上げた企業だけに、本来持っているポテンシャルは高いです。

キャッシュレス経済が浸透しつつある流れとマッチしているサービスのため、将来性に期待が持てます。

ファーストペンギン

主にオンラインゲームの運営などをしているアエリアの連結子会社です。

決済代行サービスAQUAGATESがサービス開始1年半で2,500件を突破したのが話題になりました。

最大の特徴は訪日外国人をメインターゲットにした事業展開で、中国3大電子決済サービスを全て網羅しているため、中国人観光客をメインにしている店舗が積極的に導入しています。

10月にはPaidyとの提携も決まり、こちらも勢いに乗っているのが分かります。

ファーストペンギンはペイメント事業以外にASP事業や広告事業なども展開しており、5年で売り上げが50億円を突破。親会社であるアエリアも様々な事業を展開しており、将来性の高い企業となっています。

まとめ

以上が注目を集めているPaidyの解説になります。

Paidyを含め、オンライン決済サービスは世の中の流れにマッチしているサービスのため、これから成長する可能性が高い業界です。

しかし、大手企業がこぞって新規参入を狙っているため、競争が激しくなるとも予想されます。

投資をする場合は、余剰資金を使い、分散投資を心がけましょう。


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免責事項と開示事項 記事の作者、野田幹太は記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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