MENU

アマゾンの成長ポテンシャル

モトリーフール米国本社、2018年9月30日投稿記事より

 

アマゾンといえば、オンラインで簡単に注文でき、わずか2日で届けられる膨大な数の製品について思い起こすでしょう。

アマゾンのおかげで、ベッドシーツや電池、USBケーブルから下着まで、必要なものは何でも購入できます。この電子商取引による売上が直近の四半期でアマゾンの88%を占めていることから、多くの人は、アマゾンを単なるEコマース企業と考えるでしょう。しかし、実は、それ以外のビジネスで急成長しているのです。

アマゾンのクラウドコンピューティング事業

アマゾンで、最も収益性の高いセグメントは、Amazon Web Services(AWS)というクラウドコンピューティング事業です。クラウドコンピューティングのホスティングサービスを、個人事業主からネットフリックスのような法人まで、あらゆる顧客に販売しています。数年前に、同社の小さなビジネスとして始まったものが、クラウド市場シェア33%を占める業界ナンバー1まで育ち、マイクロソフトとグーグルを追い抜きました。

AWSは2018年の上半期、実は、電子商取引の営業利益よりも大きな営業利益を獲得しました。これはアマゾンと投資家にとって素晴らしいニュースとなりました。なぜなら、クラウドコンピューティング事業の市場は、2017年の1,535億ドルから、2021年には3,025億ドルまで倍増すると予想されているからです。もし、投資家がアマゾンのビジネスにおけるAWSの重要性を見落としているのであれば、大問題です。そしてAWSに加えて、アマゾンにはもう一つの大きな収益源があります。

アマゾンの広告事業

アマゾンは過去数年間で広告事業を拡大しており、今後数年間でAWSをしのぐ利益をたたきだす可能性があります。ある調査によれば、アマゾンは市場で4%のシェアしかありませんが、それでも米国で3番目に大きなデジタル広告プラットフォームとなっています。アマゾンは、2020年までにその市場シェアを7%以上に伸ばすといわれています。

eマーケターは、米国の広告主が2018年アマゾンのプラットフォームで46億1000万ドルを費やすと報じ、ジェフリーズのアナリストであるブレント・ティルは、2022年にはアマゾンの広告収入は220億ドルに増加するだろうと述べています。

パイパー・ジェフリーのアナリスト、マイケル・オルソン氏は、アマゾンの広告事業の利益は2021年までにAWSの利益を上回ると予想しています。クラウド事業の伸び自体も目覚ましいですが、それを超えるような成長ドライバーがあることは心強い話です。

 

Eコマースに加えて、AWSと広告事業が成長ドライバーに。

一般的には、アマゾンのEコマースに注目されがちです。しかし、クラウド業界でのトップシェアと、急速に成長する広告ビジネスは、投資を検討する際に重要な要素となるはずです。

今後もアマゾンの売上は電子商取引によって推進されると思われますが、AWSと広告事業も牽引役になってくることが明らかになることでしょう。

一本足打法だと、その成長ドライバーが崩れると、それで投資をやめざるを得ませんが、複数ドライバーがあると、一方が崩れても、もう一方が支えることが想定でき、成長の確度が上がってきます。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

こちらは無料レポートです。ここからアクセスできます。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

最新記事