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【米国株動向】2020年のエクソンモービルの動向に注目

モトリーフール米国本社、2019年12月1日投稿記事より

2018年末にかけての下落の後、米国株式市場は全般的に上昇してきました。

しかし、石油メジャーのエクソンモービル(NYSE:XOM)はそうではありません。

同社株は、4月以降低迷を続けてきました。今後の見通しを見ましょう。

エクソンモービル(青)とSPDR S&P500 ETFトラスト(オレンジ)の株価推移(単位:%)

出典:YCHARTS。2019年11月26日時点

エクソンモービルが直面する課題

エクソンモービルが直面する最も大きな課題の一つは、原油の低価格帯(50~70ドル)への対応です。

このために低コストで原油生産する必要があり、エクソンは、全米最大の油田地帯のパーミアン盆地で取り組みを続けており、シェール関連で成功を収めつつあります。

また、エクソンの精製能力は世界第2位なので、原油生産増により、精製で付加価値を高めることもできます。

さらに、他の石油メジャーが液化天然ガス(LNG)、再生可能エネルギーなどで事業の分散化を進める中、エクソン経営陣は、効率のより石油ガス生産と環境への負荷低減に集中しています。そして環境への総合的な取り組みが環境団体から評価されています。

高い配当利回り

なお、株価下落により、配当利回りは現在5%を超えており、S&P500 ETFの配当利回りの約3倍です。

さらにエクソンの経営陣は増配トレンドにコミットしており、過去10年間で配当は100%以上増加しています。

エクソンモービルの増配トレンド(単位:%)

出典:YCHARTS。2019年11月26日時点

2020年の見通し

市場全般が2019年に大きく上昇した後、今後の下落局面を考えた場合、堅実な配当株への投資家の回帰が始まる可能性があります。

エクソンは、2019年の上昇局面には乗れなかったかもしれませんが、高い配当利回りと株価低迷により、バリュー株として見直されるとの見方があります。


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Foelberは、エクソンモービル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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