The Motley Fool

12月に注目すべき宇宙とサイバースペースのハイテク銘柄

モトリーフール米国本社、2019年12月1日投稿記事より

宇宙とサイバースペース関連で今注目すべき銘柄を紹介します。1社は、宇宙旅行開発で先陣を切っているヴァージン・ギャラクティック(NYSE:SPCE)です、もう1社は、「東南アジアのアマゾン」、または「東南アジアのアクティビジョン・ブリザード」、または「東南アジアのペイパル」と呼ばれているシンガポール企業のシー・リミテッド(NYSE:SE)です。

ヴァージン・ギャラクティック:宇宙旅行への投資

ジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなどの億万長者が個人的に宇宙旅行に巨額の投資を行っています。これは、赤字が続き、事業リスクが極めて大きいためです。

そのような中、起業家リチャード・ブランソンが設立したヴァージン・ギャラクティックは上場しています。なお、同社も赤字が続いており、株価も11月末にかけて下落を続けています。

起業家に事業の失敗はつきものですが、ブランソンは億万長者の起業家であり、ヴァージン・グループ傘下に60もの事業を抱えています。

ブランソンの強みは、事業を始めるのが巧みで、そして事業が立ち上がり始めると他の人に経営を委ねることです。

ブランソンは、普通の人々の商業的な宇宙旅行を可能にしようとしています。

ヴァージン・ギャラクティックは長期的には、一般的な宇宙旅行とビジネス旅行を展開しようとしています。対象となる旅行客はスリルを求めるお金持ちで、料金は25万ドル(約2700万円)です。

しかしこれは事業の始まりに過ぎません。

注目される事業機会はビジネス旅行の方です。たとえば、現在約11時間かかっている米国から日本のフライト時間を超高度飛行で2時間に短縮するものです。

ヴァージン・ギャラクティックの投資家は、極めて大きな株価の乱高下を覚悟しなければなりませんが、この企業の可能性はまさに「天井知らず」との見方があります。

シー:東南アジアの総合インターネット企業

シーは、東南アジアで展開するビデオゲーム企業、eコマース企業、そして決済企業の特徴を兼ね備えています。

シーの対象国は、シンガポール、ベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ、台湾、フィリピンです。

これら7カ国の合計人口は5億8500万人で、北米人口を上回っており、市場規模は巨大です。

この地域のeコマース市場規模は、2019年の382億ドルから2025年には1530億ドルに拡大すると予想されています。

シーの強みは、東南アジア地域で支配的なエンタテインメントプラットフォームです。

シーのオリジナルビデオゲームの「フリーファイヤー」は、大ヒットとなり、同社はその影響力を使って、ユーザーをeコマースサイトに誘導し、そして決済システムの利用も促しています。

シーのeコマース事業であるShopeeは赤字ですが、規模が拡大すれば状況は変化するとみられます。

ただ、初期のアマゾンほどの積極性はなく、在庫や倉庫を持たず、消費者とサードパーティーの売り手を結びつける役割に徹しています。

シーの戦略で特筆すべきは、ラテンアメリカやインドなどの他地域での展開を開始していることです。

シーの直近四半期業績は並外れていて、前年同期比の増収率は約200%でした。株価も昨年から195%上昇しています。

同社は、平均的なインターネット小売企業よりも遙かに大きなネットワーク効果を享受しており、今後の見通しも有望とみられています。


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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Taylor Carmichaelは、アマゾン株、ペイパル・ホールディングス株、シー・リミテッド株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株、ペイパル・ホールディングス株、テンセント・ホールディングス株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール米国本社は、ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(ペイパル・ホールディングス株の2020年1月の97ドルのショート・コール)。

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